「許されないセクハラ問題」スキャンダル クララさんの映画レビュー(感想・評価)
許されないセクハラ問題
2016年にアメリカで起こった女性キャスターセクハラ問題の実話をもとに、ドキュメンタリー風にして映画化した作品。
事件や実物を知らずに、予告編の挿入曲「Bad guy」とシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演に惹かれての観賞。
スケベな爺ちゃんTV局CEOのキャスターへのセクハラ・・・ハラハラドキドキ、笑いも少しあり、と思ったが、事態は深刻でシリアスで重いトーン。
多くの似たような登場人物と、淡々と同じようなことが繰り返され、、、途中うとうととしてしまった。事件の詳細とキャスターの顔を把握しておくべきだったと反省。
TV局CEOのロジャー・エイルズは、男の権力を武器にした欲望で、女性(人間)の弱さにつけこむゲス野郎。むしろ、成功へと導いてあげたことに感謝して欲しいという言いぐさで、セクハラだと思っていないのだから、始末が悪い。
日本(世界)でも、セクハラ問題は多々あるから、こういう事件を葬ってはいけない。
ただ、ハラスメントは決して容認できるものではないが、ハラスメントという言葉を濫用し、何でもハラスメントで処理するのも如何なものか?「ハラハラ」にも気を付けましょう。
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