「味方の“安心した顔”が一番怖い」21ブリッジ としちゃん(≧∇≦)さんの映画レビュー(感想・評価)
味方の“安心した顔”が一番怖い
クリックして本文を読む
最初からテンポよく進むので観やすくて、アクションとサスペンスのバランスもちょうどいい映画でした。ただの警察モノかと思いきや、物語が進むにつれて「この事件、何かおかしいぞ?」っていう違和感がどんどん浮かび上がってくる感じが良かったです。
特に終盤、事件の背後にいた核となる人物と対峙して、一度は危機を乗り越えたかと思ったところで、まさかの相棒ポジションだったシエラ・ミラーが登場して主人公の命を狙ってくる場面には驚きました。でも、主人公を殺したところで真実はすでに世の中に出ているとわかり、彼女が銃を置く――あの瞬間の緊張感と空気の変化はすごかったです。
仲間や同僚が犯人の死にどこかホッとしたような表情をしていた理由も、そこでようやく全部つながって、主人公が感じていた違和感が確信に変わっていく流れがうまく描かれていたと思います。
そしてやっぱりチャドウィック・ボーズマン。彼の演技が全体を引き締めていて、静かな正義感がすごく伝わってきました。彼が主人公じゃなかったら、ここまで引き込まれなかったかもしれません。
スピード感のあるサスペンスが観たい人、正義を貫く姿に心打たれたい人にはおすすめの一本です!
コメントする