「ありがとうC・ボーズマン!」21ブリッジ J24さんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとうC・ボーズマン!
ボーズマン最後の主演最新作。鑑賞前から彼の最新作がもう観れない寂しさを抱き少しブルーな気持ちの中鑑賞となってしまったがとても楽しむ事はできた。
とは言ってもストーリーは結構ありきたり。ボーズマン演じるアンドレは父が殉職し自分も刑事の道を歩む。
今作では麻薬の強盗事件が発生しその犯人らが警察官を射殺し身内を殺された怒りからNY警察及びFBIが総出となって二人の犯人を捕らえようとする。
ただストーリーが進むにつれて犯人が強盗した麻薬にはなにやらNY警察らの汚職が絡んでる事が中盤から発覚する。それをNY警察らが隠蔽したく犯人達を捕らえるのではなく殺す事に必死となり、同時にアンドレは絶対正義の下汚職警官らを終盤には制裁を与える作品であった。
このタイプの似た作品は他にも鑑賞した事はいくらかある。それらと比較して特別個性的な作品でもなければ新鮮味ある展開がなかったのは残念だったかな。
アンドレの父の存在は本編には殆ど絡む事なく、また身内に汚職の警察官がいるということはそれに対抗するアンドレの存在は邪魔となるはずだがあまりその辺の関係性の緊張感もなく、予告にある孤立無援という展開には感じられず。
ただガンアクションムービーとしては非常に見応えがあり、ボーズマンのスマートなアクションシーンはとても興奮させられた。
あまり複雑な展開でもなくとても観やすいため昨今のハリウッドの新作不足という事もあって、アクションムービーの新作に飢えてる人には勧める事はできる作品である。
この先ボーズマンの新作が観れないことはとても残念だがこれまで彼の作品で魅了されたことは感謝の気持ちで一杯だ。また新作は観れなくても今後も彼の作品で興奮、魅了されるのは変わりないだろう。
改めて彼の素晴らしさを感じ楽しめる事できとても胸いっぱいな気持ちで劇場を後にする事ができた。