「【ニューヨーク市民を守る者達の"誇り・・" 。 二転三転するノンストップクライムアクションムービー。チャドウィック・ボーズマンの終始、哀愁を帯びた表情が印象的な作品でもある。】」21ブリッジ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ニューヨーク市民を守る者達の"誇り・・" 。 二転三転するノンストップクライムアクションムービー。チャドウィック・ボーズマンの終始、哀愁を帯びた表情が印象的な作品でもある。】
◆改めて、チャドウィック・ボーズマンさんの早すぎる死に、謹んで哀悼の意を表します。
「42~世界を変えた男~」で、鮮烈なデビューを飾り、「ジェームズ・ブラウン」での熱演。そして、「ブラックパンサー」での、大ブレイク。これからの更なる活躍を期待していただけに、残念です・・。
- 今作は、観賞後の、重く遣る瀬無い気持ちが半端ない作品である。
マンハッタン在住の警官の現状は、本当にマッケンナ署長(J・Kシモンズ)が語った様な、長時間通勤、深夜勤務及び業務の危険度合いによる離婚率8割と言う過酷な状況なのだろうか?-
■感想
・ストーリー展開は、スピーディーで二人の犯人とアンドレ(チャドウィック・ボーズマン)との、息詰まるアクションも見応えがある。
・犯人の先手先手を行く警察の動きから、何となく作品構成が見える気がするが、アンドレの姿からは、不正の匂いはしない。
- 幼き時に警官だった父を犯罪者に殺され、その後警官になり、多数の犯罪者を手に掛けたアンドレの、警察内での微妙な立ち位置が、効果的に使われている・・。 -
・アンドレの終始、哀しげな表情。
ー 彼は、誇りあるべき警察の中に不正に手を染めている者がいるのでは・・と犯人を追う中、徐々に思っていたのではないか?ー
<コンパクトに物語を纏めた脚本や、アンドレを演じたチャドウィック・ボーズマンの哀しげな表情が心に残る。
出来れば、劇中、少しでも良いので、彼の爽やかな笑顔が見たかったと思ったのは、私だけであろうか?>