幸せへのまわり道のレビュー・感想・評価
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トムハンクスのオーラに注目✨
ふらっと映画館入ったら、ちょうどやっていた🎥。
周り見たら初老の方々ばかり。
最初は、年齢層高めだな、合うかなと心配だった。
終わった頃には、もう感動、めちゃいい✨
今の私にすごく合っていた。
私も主人公と同じように父親との関係で悩んでいて、感謝の念が深まらなかった。
なので、まるでフレッド(トムハンクス)が私に語りかけてアドバイスしてくれているような気がした。
個人的に救われました😁
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( 印象的なシーン )
⚪1分間沈黙するシーン
1分間沈黙するシーンがある。
普通だったら違和感を感じる。
でも、そんな沈黙を、空間を埋め尽くしてしまうかのような、いや、包み込んでくれると表現した方がいいか、そんなフレッドの存在感。
今までトムハンクスの映画は何本か観たことあるけど、これはなんだか今までに感じたことないオーラを放ったトムが見れます。
神々しいです。
⚪最後のピアノを弾くシーン
🎥の終わりにフレッドがピアノを弾いてくれるシーンがある。
ただ、弾いている途中で突然ピアノの低音域をバーンと叩く。
そしてしばらくして今までとは別の曲をひきだす。
このシーンがなければ、まるで聖人のようなフレッドとして映画が終っていただろう。
でも、それだと、私は聖人ではない、というフレッドのセリフに映画がマッチしない。
そこで、ピアノの低音域をバーンと叩くシーンを入れることによって、聖人的な印象から、一人の人でもあるという印象を与え、役に深みを持たせようとしたのではと思う。
最後の最後に、たった一瞬で印象を変えてしまうバーン。
よく練られていると感じる✨
感情のコントロール
あまり予告を見てなかったこともあってか、先入観がなく見ることができとても面白かった。
鑑賞前は実話ベースということもあって、トムハンクス演じるフレッドロジャースについて深く掘り下げていく作品なのかなと思いきや、そうではなくロジャースの存在は一つのサポート役的な存在であった。
話の軸となるとはロイド。彼は感情がコントロールができないが故に自分の父親との関係をはじめとした、人間関係に頭と心を悩ませてる。そんな中ロジャースが彼をサポートするわけだ。
実際にフレッドロジャースの存在も僕は知らず、この作品で描かれている彼の番組も知らない。もちろん知っていたらさらに楽しめるとは思うが、知らなくてもそれなりに脳内修正はできると思う。
感情のコントロール…ロジャースは番組を通して子供達にそのやり方、大切さをメッセージとして送るわけだが決して子供達だけではなく大人へも通ずるメッセージが沢山ある。
この作品でも描かれていたが、大人になったら自然にできるなんて言葉は決して間違いであって子供に真剣に向き合い語り合うからその子供たちが大人になった時に理解し実践できるのであろう。
だからこそロイドのように子供時代に感情のコントロールの術を学ぶ事なく、感情に駆られる事に染みついてしまっでわけだが、それを治すことは決して大人になってからでも遅くはない。
根本は子供心と同じで、感謝の気持ちを大事に、時に人を傷つけてしまったらきちんと謝る事が大切なのである。
この作品内でも「ありがとう」、「ごめんなさい」その言葉を贈られた相手の顔はやはり素直な気持ちを開いた表情になっていた。
感情に駆られる時どうしたら気持ちを落ち着かせることができるのか…ロジャースはピアノや水泳などいろんな方法を作品で言及してたが個人的には最後のレストランで描かれていた1分間黙って相手の良いところを考えるシーンに心打たれた。
これは昔祖父に言われた事を思い出し、個人的な懐古心を擽られた。
物凄く新鮮味のある目新しい作品ではないが、基本に戻るような非常にハートフルな作品でとても充実な時間を過ごす事ができたと思う。
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