「最初にあったワールドトレードセンターが最後にない。」幸せへのまわり道 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
最初にあったワールドトレードセンターが最後にない。
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後、一時間。さて、今更、捨てられた親父を恨み、クドクドいじけている事は無いと思うが。
兎に角『トム・ハンクス』さんのイメージを崩さない様に作った良心的ではあるが、偽善的な映画でしかない。
女性監督が願望する父親像だ。しかし、いくら改心しても、駄目な男は駄目なままである。女性はそれを理解すべきだ。我が父は死ぬまで馬鹿な男だった。と言うよりも、死ぬ間際の方が、始末に負えなかった。
でも、我が親父は、僕達兄妹妹を捨てた訳では無い。この映画の主人公は家族がいる。また、父親にも彼女がいるんだから、こんなメソメソして、何を悩んでいるんだ。
僕は、親父が死にそうと連絡あった時、残業して家に帰って風呂に入ってから、病院へ行った。勿論、臨終には間に合わなかった。でも、何も後悔していない。
この映画の司会者のことは何も知らないが、美談で有ることは間違いないわけだから、宗教を無視した道徳映画でしかない。
年をとっただけで、良心が芽生えて、善人に変わると言う発想が可笑しい。年取れば、普通は頑固になると思うが。だから『PLAN75』が必要なのではないか?頑固に生きられても、社会に負担をかけるだけ。だからなのでしょ。
この映画の主人公の父親には『苦労しているから神がいる』とトム・ハンクスはのたまうが、所謂『死神』だろう。
最後の最後だけの映画だと思う。余計な事を描き過ぎ。
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