劇場公開日 2020年7月17日

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「通学路」ステップ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0通学路

2020年7月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

昨日からいよいよ、邦画が続々と公開されてきましたね〜。嬉しくて仕方ないです♪
本当は今日、7月限定でイオンシネマが販売している"ワンデーフリーパスポート"を購入して4作品ぐらい映画を観ようかなと思っていたのですが、友人からとある映画を夕方から見に行こうと誘われたので今日は辞めて、しかし謎の誘惑に負けてつい午前中にこの映画見ちゃいました。だって、最新作だもん。見るっきゃないっしょ

ということで、本題に入ります...

いつも福田雄一に弄ばれているエリザベスこと山田孝之ですが、今回は一般人ということでこれまた今までとは違う山田孝之が見れるなと思い鑑賞。
彼に一般人という言葉が似つかわしくないのは、全て福田監督のせいでしょうねw

ひっさびさに映画館で泣きましたよ...。
いい話だなぁ、いい映画だなぁ、いい俳優さんだなぁ、、、
猫背なので1本映画見ただけでもお尻が痛くなっちゃうんですが、この映画はそんなこと1回も考えず没頭してました。

妻の死から1年を迎えた健一(山田孝之)は、2歳半の娘と共に再出発を試みる。しかし、そこには予想もしない困難が次々と現れてしまい...。

ちょうど1年くらい前ですかね。
ステップと同じ原作者である重松清の「泣くな、赤鬼」を見に行ったんですよ。(時の流れ早いな)
「泣くな、赤鬼」も予想より面白く、今回も期待度的にはそこそこで結局★3.5付けるくらいの気持ちだったのですが、「泣くな、赤鬼」より何十倍も良かった。

山田孝之が適任過ぎた。
泣いてしましそうでじっと我慢している彼の演技にボロボロ涙。心打たれましたわ...

芸人のネタだと何度も何度も同じことを繰り返すのは、シラケちゃうし飽きられる。映画も同じ。何回も同じシーンを流したら、またこれかよと思ってしまう。
しかし、映画には良い脚本ってのがあるもんでして何回も同じシーンが流れても前後のシーンによって感情が変化していくのもある。それがこの映画でしたね。素晴らしい👏

あ、そういえば今日は広末涼子さんの誕生日らしいですね。おめでとうございます!
40には見えない美しさです。この作品でも流石でした。

"ステップ"しているのを分かる要素が沢山散りばめられている。ネタバレになるので言いませんが、これから見る方は集中してみて下さい。細かいところに子供の成長が見られますから

登場人物一人一人が生き生きとしている。
特に國村隼演じる義父は英語やボーリングなど色んなことに挑戦して、亡くなった娘の夫を息子として接し、気を使わずに素のまま人生楽しんでいた。
おじいちゃんになっても、こんなおじいちゃんでありたいな。言葉の重みが段違いだし

強いて欠点を上げるならば、妻との会話。
最後の方だが義父に伝言を伝えるように言ったのに、会話していたのが気に食わなかった。
ってくらいかな。

1人で出来ることもある。
2人だと出来ることが広がる。
3人だともっともっと出来ることが増える。
血が繋がっていない家族や親戚、会社の仲間や学校の先生などそばにいてくれるだけで人は頑張れる。
そして、子供って大人が思っている何倍も大人なんだよ。

とってもいい作品に巡り会えました。
秦基博が主題歌は泣かせに来てるじゃん...( ;꒳​; )
さて、次に見る映画はナーニかな。

サプライズ