デビルズ・ソナタのレビュー・感想・評価
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ホラー+謎解き+クラシック。極上の調べが襲う恐怖。
【賛否両論チェック】
賛:ホラー映画に、謎解きやクラシック音楽の要素が上手く組み込まれていて、恐怖の中にも不思議な雰囲気を感じさせる。
否:終わり方はやや呆気ない印象を受けてしまう。急に驚かせるシーンやグロシーンもあるので、ホラー映画が苦手な人には向かない。
ストーリーそのものはオーソドックスなホラー映画ですが、そこに楽譜の謎解きと、何よりクラシックの調べという、非常に魅力的な要素が見事にマッチしています。
亡き父が遺した数々の謎と、ヒロインを襲う恐怖の影。そんなミステリーとホラーが程よく混ぜ合わされた、なんとも不思議な雰囲気がステキです。
ラストはややあっさりしすぎてしまった感もありますが、一風変わったホラー映画ですので、是非チェックしてみて下さい。
謎解き×悪魔系ホラー
音楽は悪魔。取り憑かれたら最期。
謎の自死を遂げた父、偉大な作曲家だった父、彼の遺した謎の中身とは。その正体とは。
ゴシックな雰囲気たっぷりの、古典的謎解き×悪魔系ホラーのスマートな掛け合わせが面白い。
美しい旋律を奏でる遺作、その譜面に残された意味深なマークにワクワクする。
解き明かすことで完璧な演奏ができる、という意欲を沸き立たせる設定よ。
そしてだんだん見えてくる、マーロウの残酷で黒い所業にドキドキした。
暗く壮大な目的意志にもゾクッと来る。
大勢の観衆の前でこのバイオリン・ソナタを演奏する意味の恐ろしさよ。
さらに、映画の中で私たちはこの曲をフルで聴いてしまっている。
もしかしてこの映画を公開すること自体、悪魔の計画の手の内…なんて考えるともうたまらん!胸キュンが止まらん!やめてーー!!
ローズのマネージャー、チャールズの佇まいがとても魅力的で、こんな人についていきたいなぁなどと思ってしまった。
ピークトラペルが印象的なファッションも素敵。まさにダンディでかっこいい。
マネージャーという立場の哀愁。
彼の持つ音楽への愛、好きだったが故のもどかしさやモヤモヤが痛く刺さる。
「お前の才能があれば…」の言葉はそのまま本心だよね。
派手派手な怪奇現象に頼らず、堅実でシンプルな良いつくり。
心地良い空気が流れていて観やすかった。
ただ、前半の起伏があまりにも無く、ボーっと眺めてしまった部分も。
もっとがちがちに脅かし怖がらせてくれていいのよ。
ローズ役の女優さんがマーゴット・ロビーに激似で、豪華キャスト出演ホラーの雰囲気をなんとなく味わえた。
教会!?
眼光
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