「取ってつけたようなエンジェル愛がクソサブい壮絶な凡作」チャーリーズ・エンジェル よねさんの映画レビュー(感想・評価)
取ってつけたようなエンジェル愛がクソサブい壮絶な凡作
カリストと呼ばれる画期的なエネルギーシステムが開発された。しかし主任エンジニアのエレーナはカリストには容易に軍事利用出来る欠陥があることを指摘、社内報告を上げるがシステムの商品化を急ぐ上司に無視されてしまう。内部告発を決意したエレーナはタウンゼンド事務局のエンジェル達とコンタクトを取ろうとしたところで謎の男に襲撃される。
まぁ去年予告観た時から判ってたことですが、これはアカンやつ。前のシリーズはドリュー・バリモアのエンジェル愛が炸裂してポップでキュートなアクション映画に仕上がってましたが、こちらにはそんな偏愛がどこにもない。アクションのキレも悪いしギャグも全然笑えんしとにかくテンポが悪い。エリザベス・バンクスはコメディ映画のセンスはピカイチですがこういうアクション映画の演出には向いてないかと。あとキャストも中途半端。クリステン・ステュワートの美貌が際立ってるだけで他のキャラが全然前に出てこない。そこはちゃんとエンジェル達にメリハリのある見せ場を用意してあげないとダメです。どっかで聞いたようなプロットをどっかで見たようなアクションでデコってみたって面白い映画が出来るわけあれへんでしょう。あとあれは蛇足でしたね、歴代エンジェルとの合成写真。そういう安易なリスペクト表現はファンの神経を逆撫でするだけです。一つだけよかったのはエンドクレジット前にブチ込まれたカメオ出演。正直あの数分以外は観るだけムダでした。続編作る気バリバリですけどこの程度の心掛けじゃ世界中でコケるでしょう、御愁傷様でした。
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