ミッドウェイのレビュー・感想・評価
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史実を忠実にだけど
太平洋戦争を日米ある程度平等に描いてます。戦闘シーンやドラマはアメリカ側が中心なのは仕方ないですが。日米の重厚なオヤジキャストが織りなすストーリーと、若手の兵士の活躍がバランス良い。
日本側の事情も少し描かれてるし(南雲中将が大戦犯に仕立て上げられてかわいそうである)、浅野さんあんな活躍してるのに役名すら出ないなんて!
戦闘シーンは急降下爆撃の大迫力。映画館で観ないとね!
日本人なら観るべきだと言える作品
20年生きてきて、初めて戦争映画を観た。
終始戦闘中のシーンが多く、刺激に弱い人にはオススメしない。
ここからは個人的な意見になる。偉そうに言っているかもしれないが、ご了承頂きたい。
学校で習ってきた歴史では「東京大空襲」や「日本は核爆弾被害国」という言葉を多く聞いてきた。私は勝手に「アメリカが日本をコテンパにやっつけたのか、やり過ぎではないか」と思ってきた。もちろんこれらの事実を否定する訳ではない。
ただ、日本は被害者ではなく加害者でもあり、アメリカも被害者なのだということを目に見えて知るきっかけになった。
学校の歴史の教材にしてもいいのではないか。
これは海外作品ということもあり、自国(日本)の考えとはまた別の視点から歴史の事実を観ることができる。
日本が犯した過ちに目を向ける良いきっかけだ。
ドキュメントタッチで描かれる日米開戦
ストーリーも映像もとても丁寧
たからなのか
かなり作り込まれた戦闘シーンなのに
きっちり枠に填まっていて迫力が少し減少してるかの印象もありました。
円盤を家で観るより劇場の大画面、大音響で観た方が良いですね。
安倍晋三と山本五十六
過大評価の代表例。
安倍政権成立から退陣まで一人当たりの国民所得が100万円減ってます。
他国が軒並み所得を伸ばしてる中、日本だけが減っているのです。
国民をこれだけ貧乏にした総理は歴史上例がありません。
にも拘らずマスコミは大絶賛。
大日本帝国を滅ぼしたのは山本五十六だと言って過言ではありません。
ヒトラーはアメリカにどれだけ挑発されてもドイツ軍に反撃を許しませんでした。
アメリカを敵に回してはならない。
このことがよく分かっていたからです。
ところがこれが分からないのが山本五十六。
真珠湾攻撃という有り得ない暴挙に打って出ます。
真珠湾攻撃さえしなければアメリカは参戦できませんでした。
何故なら当時のアメリカ世論は戦争反対。
しかもルーズベルトは戦争をしないことを公約に掲げ当選していたからです。
自国が攻撃されない限り『アメリカは絶対に戦争ができない』状況だったのです。
アメリカに参戦の口実を与えた山本五十六。
後世の人間は山本五十六に対して最大限の罵声を浴びせるべきではないですか。
ミッドウェイ海戦についてニミッツ提督は、
日本が全兵力を挙げて来たら勝てなかったと語っています。
山口多聞は全兵力を挙げるべしと具申しましたが山本五十六は聞き入れませんでした。
山口多聞が連合艦隊司令長官だったら。
アメリカは国難に際して少将に過ぎなかったニミッツを抜擢したのに対して、
日本の人事は年功序列。
山口多聞という逸材がいたにも拘わらず抜擢できませんでした。
これが勝敗を左右したのです。
エンタメ度よりリアリティー度が高い作品
これは観て正解だった作品。
面白いとか感動したとかは無し。
戦争とは何かを感じさせてくれた作品。
日本人とアメリカ人の双方の立場を上手く表現した展開が素晴らしい。
どっちが勝ったとか負けたと言うより、戦争が終わった時のホッとした感じが良い。
戦争シーンと人間ドラマ的な展開を交互に表現していて、その緩急するストーリーで飽きることも無し。
戦闘機が空母を攻撃するシーンの迫力が半端無い。
空母から放たれる弾丸の数が凄すぎ!
曳光弾の数からすると、その数倍の弾丸が飛び交っていると思うと恐ろしい。
人間ドラマの部分は登場人物が多過ぎて把握するのが困難だったのが残念(汗)
戦争は情報戦。
敵の暗号を解読して先手を取る事が勝利を導く感じ。
そして空母が戦争には不可欠なんだと思わせてくれた印象。
戦闘機の空中戦も生々しい。
メッセージ性のある作品に脱帽。
観賞後、何気にミッドウェー島をストリートビューで見たら鳥の多さが半端無かったのにはびっくり(笑)( ´∀`)
今見たい戦争映画
文句なしの描き方でした。
日本の無能さ、アメリカの苦悩が伝わってくる描写の仕方ではないでしょうか。
もちろんアメリカ視点の描き方ですが日本人として納得のできるストーリーかと。
俳優のセレクションもこだわったのだろうなと思えるエンドクレジットでした。
日本へのリスペクトは感じました。
エメリッヒの戦争群像劇は吉と出るか?
SF大作の印象の強いエメリッヒ監督だが、歴史物や社会派物の方が彼の手腕が冴えると思っている。この『ミッドウェイ』もその期待を裏切らず、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦に至るまでの経緯も含め、太平洋戦争の激戦をドキュメンタリー映画のように描いている。
最も意外だったのは人物描写の構図だ。エメリッヒ作品と言えば物語の中心人物が明確で、絶対的な主人公がいたのだが、本作では群像劇スタイルで司令塔、パイロット、待機する兵員、そして日本艦隊などの様々な視点で物語を動かしていく。故に特段誰かに感情移入することなく、観客は日米の一進一退の攻防を固唾を飲んで見守ることとなる。
「戦争に勝者はいない」と監督が述べていたことからすれば、観客をあえて傍観者にすることで、ミッドウェイ海戦を中立な視点で見てもらいたかったのだろう。だが、私にはこれが裏目に出たように思えた。登場人物が多すぎるのだ。結果的に戦っている現在位置と各々の人物の現在位置の把握がしづらく、誰が、どこで、どの空母を標的に攻撃しているのかがわかりにくくなってしまった。日米双方の視点で物語を描いた点は好感が持てるが、アメリカ側の主要人物が8名近くであるのに対し、日本側は3名とバランスが悪く思えてしまうのだ。
しかし、太平洋戦争の戦況を変えたと言われるこの激戦の現場にいれば、正にスクリーンに映ったような状況だったのだろう。上空には無数の戦闘機、響き渡る爆撃音や銃声。どの敵機が自分たちの艦に向かって攻撃しているのかも分からない混乱した状況こそが監督の描きたかったものなのかもしれない。戦闘中に甲板から上空を見上げると、落ち葉が舞い散るかのように数多の戦闘機が黒煙を上げて墜落していくシーンは、美しくも虚しさと恐ろしさを感じずにはいられない。
終戦から75年となる現在、太平洋戦争について知る機会はめっきり減ってきてしまっている。ややアメリカ視点の強さは否めないが、太平洋戦争がいかにして始まったか、真珠湾攻撃がいかに許されざる行為だったのかを知る上でも本作を観る価値は十分にある。
見事にエメリッヒチューニングされたミッドウェイ海戦
エメリッヒ御大はさすがだね。真珠湾から持ってくるあたりでアメリカ人のハートをしっかりつかんじゃってる。しかも敵役の日本海軍の強さの強調しかたがうまい。苦戦続きだが英雄的行動したアメリカ軍人によって華々しい勝利がもたらされたってストーリーにしてるもんだから、アメリカでヒットしたのもわかる。
司令官、パイロット、情報将官のそれぞれの描き方がうまいもんだから、日本人の俺までアメリカ側に感情移入しそうになった。
米英の挑発にのって国際連盟を脱退しときから大なり小なり日本の敗戦は運命づけられていたし、国力を総動員する世界大戦においては、局地的な戦に勝ったとしても最終的な勝利を日本が得ることは、ほんの僅かだったと思う。いうなれば、豊臣秀頼が徳川幕府に戦いを挑んだようなもんだから。
だからこそ山本五十六は、ミッドウエイ攻略に賭けたんだろけど、暗号が解読されている時点で勝負あったよね。日本軍の行動がバレバレなのは、真珠湾からなんだけど。
基本的にアメリカ国民向けの映画だけど、中国や日本にも目配せしているところがまた、エメリッヒ流。山口多聞のシーンでは、思わず泣いちゃた。宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の最後を思い出した。
この戦いから学ぶべきことは何か
ミッドウェー海戦は、「太平洋戦争の戦局はこの一戦で決した」と言われるsymbolicな戦いである。
戦争映画に公平中立的な視点など存在するはずがない。が、日本側の計画過程などかなり調べたうえで描かれている。
戦争もゲームスポーツも、互いの意思と目的の実現を競い合うもの。「(ゲームにおいて)自分たちらしさを出しきることができるか」とよく言うが、戦いは相手が存在するもの。
競合相手は逆に自分たちの持ち味を消しにかかる。当初の思い(ゲームプラン)通りに事が運ぶほど簡単なゲームは殆どありえない。
予想外の不測の事態に陥ったときに、すぐに軌道修正や適切な対処ができるか。
その際にも指揮官と配下のメンバー(実行部隊=プレイヤー)との間において、行動の意図や目的は事前にしっかりと共有できているか。
圧倒的に経済力や軍事、リソースで劣後する日本にとって、仮にミッドウェーで勝てたとしても、どこかで戦況の日米逆転が起こることは必定だったと思われる。
奇襲作戦は一度きりだから成功するのであって、いずれ総合力のある相手に行動の意図を読まれ、その勢いはいずれ止められる。
情報収集能力や相対的総合兵力の差から、太平洋戦争の結末は必然的なものであったのは明らかだ。それよりも、想定外の状況のなかでの戦略実行における臨機応変な行動力、組織の柔軟性やresilienceなど、日本はこの戦争から何も学んでいないのではと日本のビジネスやチームスポーツをみて感じてしまうのは自分だけだろうか。
歴史ものとなった戦争を扱った大作、という感じ。
軍人の矜持、個人の情熱等々人間が戦争しているのが良く分かる。情報戦の面を強調しながらもやはり戦闘機、軍艦に引っ張られる。情報戦だけでもThe Imitation Gameは面白かったけどエメリッヒがやることではないか。アメリカ人にとっては重要なテーマ(英雄譚)なんだろう。
今や同盟国の日米とは言え敵対色が薄まってる感じは違和感あり。歴史ものとして観れば、政治家や軍の上層部はあんな感じで冷めた判断をしてたのかもしれない。敵対色はマスコミを利用した世論対策か。
日本人としては”ニイタカヤマノボレ1208”とかの定番が無かったのが寂しい。
追伸:子供のころ国会議員だった源田さんは赤城に載ってたのね。
日本を対等な敵として描いた戦争映画。
日米双方から見たミッドウェイ!という予告を観て気になっていたので鑑賞。
つまらなくはないけれども、まぁよくある戦争映画だなぁという印象の作品でした。
戦略とかのお話はほぼ無しで、登場人物の背景と映像の迫力で押す感じ。
予告で日米双方の視点からミッドウェイの戦いを!と言いつつも8~9割はアメリカ視点でしたので
日米で頻繁に場面が切り替わって進行するような知能戦的なのを期待すると拍子抜けかもしれません。
また、幹部以外の日本語のシーンがなんというかちょっと惜しい感じなのは気になるかも。
ただ日本側の視点は少ないですが、日本を対等な敵として描こうとしてる感はあり、
一方的に日本を悪者にするような嫌な感じはありませんでしたので
そういうのが苦手な方でも割と楽しめるタイプの作品ではないかと思います。
が、そこはやっぱりアメリカから見た日本の負け戦が主題なので、ある程度の覚悟は必要かもしれません。
清々しい作品
日本人が太平洋戦争を描くといつも左翼的反省ザル史観になる。エメリッヒは本作で戦争の価値判断を避け、現場で勇敢な将兵がギリギリの攻防をした、その乾いた現実を描き、最後はラグビーばりのノーサイドで両軍を褒め称えた。
一方、戦史オタクからすれば、真珠湾から珊瑚海を挟んでミッドウェイに至るドキュメンタリとしては3流で、あくまで娯楽映画の範疇。とはいえドラマ作品としても今一つで、中途半端な印象はある。
エンディングがなぜダンスホールでの唄なのか意味不明だが、cgはよく出来ているので、見て損はない。
ま、こんなもんでしょ
予告編から推測して、ほぼ想定通りの展開と結末。
やはり、日本的に溜飲の下がる伊号168号潜水艦によるヨークタウン撃沈は、なかったな・・・・
日本側のストーリーは正直なくても良かった。あの程度の描写なら。
南雲中将、あんなにテキパキしてたら、真珠湾でもインド洋でもヘマをしていないんじゃなかろうか。
影では源田艦隊と言われていたそうで(源田参謀が航空戦を仕切っていたとか)。
作戦立案の黒島亀人も出てこないし、空母がやられていたときに、山本五十六は取り乱すこともなく将棋を指していたとも。申し訳程度に日本側を出すなら、完全カットで良かった。
ただ、ビッグE(エンタープライズ)とドーントレスの映像は楽しめた。
形を変えたスタートレックとして見れば、あるいはぴったり来るかも。
日本艦隊の描写は・・・・せめて実写再現で、きれいに丸く回頭する空母(赤城だったか飛龍だったかは失念)とかが欲しかった。まるで、宇宙戦艦ヤマトの艦隊戦・・・
予想されたことだが、ミッドウェイに至るまでの前置きが長い。
本来、ミッドウェイだけでも相当な話になるはずなのに、本題に入ると、大幅省略表現でちょっとしらける。
それでも邦画の戦争映画よりマシには思う。
日本側視点で掘り下げても、良い題材なのに、その気配すらないし。
(架空戦記やガールズが出てきてどうのこうの、あるいはヤマトかゼロセンか)
ちなみに日本側のヒコーキが増槽つけっぱなしのゼロセンばかりなのは、なぜ?。
楕円翼の99式艦爆は見なかったような。
日本海軍艦艇が大和以外でも見られたのは、収穫。
金剛型戦艦はなんとなく機動部隊に随伴していない、比叡にも見えたが・・・・
駆逐艦 嵐での捕虜殺害はソフトな表現になっているようだ。
(日本の残虐行為は漏れなく描写するところがアッパレ?)
昔のミッドウェイよりは見どころありだが、実際の内容については関連書籍の再読が必要と感じる。
なにかの対戦ゲームを見たような気分で、「父親たちの星条旗」のような感慨というものはない。
大迫力の戦闘シーンと共に描く戦争の悲哀
とにかく戦闘シーンの迫力が物凄い。大型母艦から放たれる無数の銃弾が戦闘機に降り掛かり、敵味方入り乱れる空中戦、立ち昇る炎、戦場にいるような臨場感で思わず体が強張ります。
そんな戦闘シーンに尺を使いながらも、日本・アメリカそれぞれの人物像もちゃんと描くので(アメリカがメインではありますが)、やっぱり戦争は哀しみしか生まないし、負の連鎖がもどかしく、繰り返してはいけない歴史を改めて目の当たりにした気持ちです。
史実を体感できる作品であり、エンターテインメントとしても楽しめました。
戦争に勝利はない。
このことを改めて、感じた作品でした。
この物語は真珠湾攻撃から、ミッドウェー海戦への軌跡を描いていますが、
日本人もアメリカ人も多くの尊い命が失われました。
そんな戦争に、どちらが勝った、負けたなどないと私は考えてます。
私自身も祖母から、戦争の話をよく聞かされました。
今日までにたくさんの戦争に関する作品が公開されてきたのも、やはり先人たちの過ちや失敗から、どう学び、より良く今日、未来へ生かして行く為の啓発なんだと想います。
「戦争映画」ではなく「娯楽映画」
「ミッドウェイ」素晴らしい娯楽作でした。
もう「トップガン 」+「インディペンデンスデイ」+「スターウォーズ(EP4)」!
これほどパイロットがカッコいい映画も久しぶりだ。
そこには血みどろもないし、イデオロギーもないし、お涙ちょうだいもない。
「戦争映画」ではなく「娯楽映画」なのだ。
銃弾をサラウンドで、爆発音を横隔膜で感じで欲しい。
コロナのムシャクシャをドッカンぶっ飛ばしてくれる快作でした💥
今度はIMAXか4DXで「体感」したい!!
2020年、ベスト1の娯楽映画でした
事実に基づく創作でしょ
あくまで戦勝国が作った、戦勝国目線のお話で、こうなっちゃうことに軽い嫌悪感を感じました。エメリッヒは何を言いたかったのか?
アメリカ側に登場人物誰一人感情移入出来る人物はおらず、アムロみたいなパイロット1人の無双で勝てたように見えるし。メインキャストにほぼ黒人がいなかったようにも見えたし。
戦争に正しい事なんて稀有で、もちろん日本は悪かったけど今時戦勝国が自賛するだけの映画を作るって恥ずかしくないのかと思いました。つか、戦争を美化するなよな。あのラスト、戦争は終わってないし、この3年後には更なる悪夢が長崎と広島に起こることになるのに。
しかし日本のいいところはこれを面白いと感じたり、言ったりできるところですね。
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