劇場公開日 2020年9月11日

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「私があの時代にいたならばどう戦ったであろうか」ミッドウェイ PAK UNTIKさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0私があの時代にいたならばどう戦ったであろうか

2020年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

外国映画、特に欧米映画は文化的な基盤が異なるのでなかなか理解が出来ず、見ることは少ないのですが歴史物は別です。歴史は共通だからでしょう。

ただ、歴史物は本当のことは当事者しか分かりません、全て後の人の評価です。それを差し引いて映画は見るべきですが、見終わって「私があの時代にいたならばどう戦ったであろうか」と考えさせられました。日本もアメリカも必死に戦った、それだけで良いではないですか。

私の父は当時帝国海軍におり、ドーリットル隊の東京空爆を間近で見て「たった数機で日本に突入してくるアメリカ人の勇敢さと大胆さに驚いた。日本人に大和魂があるのであれば、アメリカ人にもヤンキー魂があるのだと思った」と言っておりました。

また、父は英語が出来たので、前線に行くことはなく、どうやらアメリカ軍の通信を傍受して、なにやらしていたようです(私には決して語りませんでした)。その意味でも、この映画は見せてあげたかったです。

最後にこれだけは言っておきたい。他のレビューで「アメリカ視点だからダメ」と言うのが散見しますが、アメリカ映画ですからアメリカ視点なのは当たり前。悔しかったら「日本視点」で映画を作ってから言っていただきたい。柔軟な発想ができず、情報戦で完敗したミッドウェイの教訓が全く生かされていません。

PAK UNTIK