「分からないくらいがちょうど良い」子供はわかってあげない ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
分からないくらいがちょうど良い
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1年2ヶ月の公開延期を経て無事公開。
冒頭のアニメシーンもしっかりした作品が流れ、そこからリビングへと移る描写がとても自然で良かったです。
そこからもじくんとの出会いから夏が加速していきます。学校の屋上って身近にあったはずなのに、非日常感が強い場所なので、そこでの会話がずっと楽しいです。
そこからもじくん宅で見つけたお札が元父親の手がかりになっていくという形で、不思議な一夏の物語が進んでいきます。
ここまでに登場する役者陣なんですが、全員見事にかわいいです。家族全員がほのぼのしていて、もじくんもほのぼのしていて、もじくん兄は元男というものを背負っていながらも、そこを感じさせない底抜けの明るさがかわいいです。(千葉くんのかわいさも相まって)
そこから父親の元へ向かいますが、そこでの父親とじんこちゃんがまたかわいいです。じんこちゃんはとっても無邪気で、すぐに美波に懐いていてかわいらしくて、父親は不器用で距離感が掴めていない感じがとてもかわいかったです。
元父と娘という複雑すぎる関係でありながらも、そんな壁を感じさせない関係性が見ていてとても癒されました。
最後にもじくんに美波が告白するシーンがありますが、もう見ていてキュンキュンするしかなかったです。あの「好き」の破壊力はエグいです。
もう夏も終わりそうな今日この頃。夏を観にいくのもまた一興です。
鑑賞日 8/26
鑑賞時間 15:45〜18:10
座席 I-8
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