「3分しかないって言っているのに」PMC ザ・バンカー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
3分しかないって言っているのに
2024年アメリカ大統領選挙の背後で、CIAから北朝鮮の大臣を亡命させるミッションを受けた傭兵部隊、ラプター16の話。
殆どのメンバーが不法移民により構成されたラプター16。
当初の予定が急遽変更となり韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下に掘られたトンネルで、行われることになったという中で、更に予定外に「キング」が現れて、ミッションの内容そのものが変わっていく。
冒頭はニュース映像等による状況説明から始まり、本編になると会話劇。
ん?アクションじゃない??
ことごとく変化する状況に対する内輪の駆け引きが始まり、その後やっとこミッションスタート。と思ったら、又タラタラとやり取りが始まって、を繰り返す。
一応アクションではあるけれど、ほとんどは様々な出来事に対応する為の打ち合わせや駆け引きをみせる作品で、そちらがメインだから仕方ないのかもしれないが、ムダに引っ張る安ッぽさも結構あってテンポが悪くちょっと辟易。
ゲームじゃあるまいし、やられたメンバーにバッテン付けたりもなんだかねぇ。
更には難産のメール以降はもう判り切っているのに敢えてそれをみせる意味はなんなの?と、それまでのテンポの悪さからのマイナス印象が加速してしまい蛇足に感じた。
ムダに引っ張るところを無くして90分ぐらいで収めて欲しかった。
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