サイレント・トーキョーのレビュー・感想・評価
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最後までグダグダのまま。展開になにかひねりがあるのかと思いつつ観て...
最後までグダグダのまま。展開になにかひねりがあるのかと思いつつ観てたが、何もなし。原作がどんなのかは知らないが、映画化するほどの物?
佐藤浩市の爆弾テロものなら、秀逸な「ホワイトアウト」がある。せめてあれを超えるくらいのネタを仕込まないと。
推理サスペンスでもない、爆弾を人質に金銭の要求もない。国家転覆テロかと思ったらただの個人的理由。そこらへんの通り魔と同じレベル。
渋谷のハチ公を吹っ飛ばすシーンで、能天気な若者が吹っ飛んでいくところくらいしか見どころがない。
「平和ボケ」「爆破予告の出てる場所に行くのがバカ」
たしかにバカっぽいyoutuberが、爆発に巻き込まれて死んでいくのはスカッとしたけどね。
ツッコミどころは満載です
出ている人も実力派な人が多く
最初の爆弾のシーンまではスピード感があって面白かった
スクランブルのシーンは若者を馬鹿にしている感じがして胸糞悪かった。そこらへんから見るのが苦痛になってきた....。
・あんなごった返しているところで中村倫也を見つけるのも無理がある。
・治療中だった広瀬アリスが急に家に来て証拠を掴む場面もこじつけが凄くて無理がある。ご乱心すぎて怖かった。
・爆弾作りを教える動機も他の方法あるでしょ?という意味不明な動機
・所々の文字だけの部分もなんだか冷める。
なんでかよくわからないけど、ダサい。
・最初の爆発の被害受けた先輩どうなった
あらすじは面白そうだったので、期待してみてみたがツッコミどころ満載映画だった....。
久しぶりの、勝手な政治的不安マシマシの駄作大作
この映画を観て、私は絶望した。
内容としては全力で星0、役者さんと映像に星1。
この映画を作った日本の自称「知識層」・「日本を憂う文化人」とやらは、21世紀の今の世になっても、日本や世界への認識が60年70年安保闘争の頃とほとんど変わっていないとは…。
まだ自分たちが「明日のジョー」のつもりでいるのか。
しかも今や自分たちは業界人・文化人に収まり、その裕福・安全な立場から、エンターテイメント映画を騙って、「無垢・無知な一般大衆の皆さん、あなた方がクリスマスなどと呆けているその裏で、政府は酷いことしっぱなしなんですよ、それに対する戦争を起こすべきなんですよ。分かりませんかねぇ」と、斜め上から語っている。そのついでにお金と「俺らは目覚めてる人」の空虚な誇りも手に入れている。
あの最後のくだらない「爆弾はまだあります」の脅迫は、一体なんなんだ?
各役者さんたちの熱演には文句はないが、映画の進行自体ことごとく浅く、政治的で、映画の本来の性質上、観ていながらハラハラとかびっくり衝撃的!と感じるべきところが、実際は全てイライラ〜と、え?なんで?という感情しか湧いてこなかった。
正直いま観賞後の気分がいささか不快でいちいち指摘してしまうが、それら全て製作側が、「ああ世の中のバカどもやバカ政府がこのシーンくらい分かりやすい愚かな言動を取ってくれれば、この映画のようなことが実際に起こるのになぁ」と思いながら作っていたような気がしてならない。例示すると:
・日本の”アベ風”首相が、「日本を戦争のできる国にするということです」と会見で言う
こんなドストレートに憲法違反な発言、日本の総理大臣が言うわけないだろう。基本的に全て実社会の描写、状況下での映画で、この発言が最初から飛び出てくるとは呆れた。これを聞いてそれまで我慢していた”犯人”がキレて、無差別大量殺戮爆弾テロを企てるのだが…無理矢理がすぎる。
・爆発の直前までバカ丸出し大騒ぎの若者、絵に描いたように無力な警察
冒頭部の爆弾ベンチに座らされる報道カメラマンの不思議なほどの呑気さと、気づいた後ひたすらの泣き叫びですでに冷めた。この映画ならではの描写、日本特有の事件の起こり方なんてものは全然ない。将棋倒しする群衆も含め、まるで学芸会レベルのパニックシーンシナリオ。
唯一の見どころだった大爆発シーンでも、観ているこっちとしてはハラハラドキドキなんてよりも群衆や出演者の意味不明の鈍さ、楽天ぶりにイライラさせられる。皆がまるで昔の三流スプラッター映画の殺られ役のようなわざとらしい能天気ぶり。
ふと「あーこれは、初めの首相の”不適切発言”と若者たちの”牙を抜かれた平和ボケ”状況が、この映画の製作者にとって、”望みたい”現状なんだな」と思った。実際でも左側の”知性的”人たちは、何かあるとすぐ「この法案が通ると戦争する国になる」「軍靴の音が…」などと言うのが、実は隠れた末世願望であるように。
・総理が(テロリスト)との会談に応じれば良かった云々
これを日本政府の方針だからと言うより、左側の人々が嫌う米国の大方針だから、それに従うタカ派首相が国民の命より方針を重視し事態を悪化させたかのようにも受け取れる物語描写だが、これは全くありえない。裏交渉の模索はともかく、政府が表立ってテロリストとの会談に臨むなどあってはならず、これは国民の命軽視でもなんでもない。事実昭和の「人命は地球より重い」超法規的措置で、その後釈放犯による国際テロや凶悪事件が幾つも起き、日本は長い間西側各国から厳しい批判と情報的村八分に晒され、当時拉致活動中の北朝鮮やそこに逃げ込んだ矮小なテロリスト共からは舐められ続け、今に至る。
・犯人の夫のPKOトラウマ体験、戦争加担者の事実、PTSDで妻訓練→妻テロ実行
これ劇中で妻が「夫は頭がおかしくなったのでしょう」とあっさり認めた上でその後の事件を起こすところから、これら全て海外に自衛隊を派遣し、図らずも(米国等の)”侵略”戦争の片棒を担がせその結果夫婦共に不幸にして犯罪も犯させた”日本という国・政府”が悪い、みたいな古臭いかつ誤った自衛隊海外活動嫌悪を基本にしている。まさしく今の政府が何をやっても何もやらなくてもとにかく悪、の視点に他ならない。今時呆れてものも言えない考え方だと思う。
似たようなキャストで演じられた映画版「空母いぶき」も、本来の敵脅威であった中つ国が訳のわからない新興某国となっているなど変なところがあったが、それと比べても輪をかけて国民はおバカ、政府は戦争国家化が大事で国民どーでも良いと思ってるに違いない、が底流に流れるこの映画の方が遥か遥かにタチが悪く気持ち悪い。
結局、全編呆れてイライラして妙にグロで腹立たしいなかなかの映画でした。役者として応援している佐藤浩市が、居る意味のよく分からない巨大な端役として出ているのも逆に残念。彼はこの映画の政治スタンス、最後部に象徴される警鐘が好きで出ているのだろうか。
兎に角、一小市民としてもうこの手の政治主張自慰的商業映画にはお金をつかいたくない。
渋谷の爆破シーンがすべて
タイトルの通り、★2.5の内2.0は渋谷の爆破シーンです。他は特に観るべきものはありませんでした。期待していただけに残念です。ちなみに残りの★0.5は出演している女優さん達の美しさです。
物語のテーマとしては反戦映画なんだと思いますが、犯人の主張や動機の説得力が弱く、え?それだけのことでこんな大事件起こしたの?結局何がしたかったの?と拍子抜けでした。
・PTSDになった自衛官が、妻に爆弾の作り方教えだすとかありえないでしょ。妻も妻で素直に従うってそんなアホな。
・総理大臣の記者会見に腹が立って無差別テロ起こすとかぶっ飛びすぎ。
・平和ボケした政府と国民に戦争を教えたかったのならさっさと全部同時爆破すればよかったのでは?
・テロを起こして危機感を煽れば、反戦どころか逆に軍拡に進むのでは?
・総理大臣が要求に応じたらどうするつもりだったわけ?
・あれだけの爆薬どうやって手に入れたの?
・人がごった返す東京で偶然知り合い(中村倫也)を見つける奇跡。
・爆破予告があったのに渋谷に人集まりすぎ。なんでもっと規制してないの?
・佐藤浩市の居る理由がよくわからん。何がしたかったの?
・西島秀俊はどうやって中村倫也の居場所がわかったの?
・警察はどうやって佐藤浩市の居場所わかったの?
・石田ゆり子初めから怪しすぎ。冒頭から重要人物っぽいのに途中から出てこない不自然さ。
・犯人のレインボーブリッジ行を素直に認める警察。
・犯人が教えた解除コードを素直に信じる警察。
ぱっと思い出すだけで気になる点がたくさん出てきます。見返せばわかるものもあるかもしれませんがそこまでする気にもなりません。
また、途中にカンボジア人少女が出てきますが、あれって日本人が演じてたんでしょうか?現地語のセリフを喋ってましたが、どうもネイティブには聞こえず、下手なカタカナ外国語に聞こえてしまって気になりました。
公開前から、渋谷のスクランブル交差点を3億円かけて完全再現したことが話題になっていましたが、いい加減、日本映画によくある「〇〇に何億円かけた!」とか「最新のCGで再現した!」とかいう宣伝止めませんかね?お金と手間をかけたことを自慢したいんでしょうけど、アメリカや中国ではセットに数億かけるのは当たり前ですし、今どきCGなんて珍しくもないわけですから恥ずかしくなります。それに、事前にセットだと言われると劇中でも「これセットなんだ~」と思ってシラケます。黙っておいて「このシーンどうやって撮影したんだろ!?」と思わせる方が驚きがあっていいと思うんでけどね。
『平和ボケ』って言葉がここまでピッタリくるとはね
映画「サイレント・トーキョー」(波多野貴文監督)から。
この作品、サスペンスと言いながらも、
爆破事件の犯人を当てる推理ドラマではないし、
もっと重たい話題だった。
日本人の「戦争・平和」に対する意識改革を目指した
ドラマだった気がする。
「渋谷ハチ公前」付近で、爆破予告があったにもかかわらず、
「爆発を見たいと言う群衆心理」が働き、回避するどころか、
多くの日本人がスマホ片手に集まってきてしまう。
そして、予告通り本当の爆発が起こり、被害者が出る。
このあと、こんな台詞が私のメモに書き込まれた。
「あの状況で渋谷に行くなんて、この国の人たちぐらいだよ。
想像力がなさすぎる。もちろん君たちも含めて
『平和ボケ』って言葉がここまでピッタリくるとはね。
爆破予告が出てるのに、みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」
これに尽きる気がする。
題材が「戦争」であったから話が多くなているけど、
自然災害での避難勧告が出ても、自分は大丈夫、と避難しない、
コロナ禍で「緊急事態宣言」が発令されても、
自分は感染しないと思うのか、北海道や沖縄に旅行する・・
もちろん、もっと身近なこととして、宴席を設けるなど、
「みんな自分だけは助かるって信じてた、
何の根拠もないのに・・」で言い表されている。
戦争も「憲法9条」があるから、起こらない・・って、
本気で思っている日本人が多いかもなぁ。
ん〜、期待していたものと違った
監督さん、出演の俳優さんの豪華な顔ぶれをみて
ついつい期待してしまいました。
原作も知らず、ネタバレも見ずに、鑑賞を進めていましたが、
おそらく本来ならこれがどんでん返し的な要素が先に読めてしまいますね。
自分は鈍い方だと思うので、大抵の方には分かってしまうのではないでしょうか。
あえて分かるように演出しているのかもしれませんね。
後半の人間ドラマとしては惹きつけられました。
ん〜、残念。自分としてはもっと衝撃的な展開が欲しかったです。
戦争とはドンパチだけを指すものではない
冒頭の爆破予告に群がって喚き立てる人たちを見るとテロが卑怯とかはともかくとして、ワザワザお祭り気分で集まるアホに天誅としか思えなかった。
渋谷の映像は頑張っていると思う。
もっとテロとは何なのか?何故起こるのか?
そう言う部分があれば、面白そうだと思ったのだが、そこを薄めてしまった様に見える。
旦那が地雷除去でストレスを抱えて精神的錯乱を起こし狂って行った経緯と爆弾学校の生徒になった妻の夫への愛から来る怨み。
「戦争の出来る国を作ります」と言う総理を見て何も感じない人々は、何処かに爆弾を仕掛けられる事にも想像が及ばないから
どうせ賛否両論になる内容である。
保守にすり寄る内容か野党に傾いた内容のどちらかに振り切れば、売り方もあったのかも?
地雷除去の時に自爆しにきた娘の件はちょっとやらせ過ぎと思う。あんな話で無くとも、聞かせる手段はあったと思う。
戦争の定義は何処から始まっているのか?も含めてと思うので、他所様の戦争、紛争の理由、そこへ介入すると戦争の当事者にもなってしまう。
なぜ始まる前に戦争の火種を消せないのか?
経済戦争の煽りで起こっている事は欲の張った連中の行動が引き金であるから、弾もミサイルも届かない所にいる奴らに前線で命を削る奴の事など、金儲けと比べれば些細な事なのだろう。
弱者の側からすれば、爆弾テロは正攻法では絶対に敵わないからの手段。
アメリカ他、テロが起こった国々は他国に干渉して恨みを買っている為に報復されている。
今後日本はどうなるだろう?
作中の総理と同様、「戦争の出来る国」となった時に、本当に渋谷が爆発する時がくるのではないか?
心配になる話である。
最初のCGでこれはやばいかも…と
冒頭で東京タワーが爆発するシーンは、2005年くらいのCGかなというくらいちゃちく見えてしまい、その後のストーリーも入ってこない。
「予算があって、それを使わなきゃいけなくて、撮らなきゃいけないから撮った映画」の感じ。しかし撮るからには採算取らないといけないので、俳優陣を豪華にし鑑賞者のターゲット層を広げ、テーマ性を持たせてコアファンも取り込もうとするも、テーマが戦争で日本に馴染みがなく、唐突すぎて薄い。
「平和ボケ」というワードは使い古されて、SNSを象徴する場面自撮りする若者だけで、時代背景もピンときづらい。渋谷爆破のCGが見せ所だったのだろうが、海外のを見慣れているとやはりCGが弱い。類似シーンでは「ソードフィッシュ」のほうがすごかったかもって思ってしまう。
いわんとすること伝えたいことは、わかりますし立派だと感じますが。。。
And so this is (TOKYO WAR)
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
原作は未読です。
平和ボケした国民。すぐそばにある戦争。…
まるで「機動警察パトレイバー2 the movie」みたい。
渋谷駅前の描写が秀逸でした。足利市に建設されたスクランブル交差点のセットを効果的に使用した大規模な撮影で、日本映画の枠を越えた迫力だなと思いました。
爆発の瞬間もすごい。スローモーションを用い、飛び散った建物の破片で人々が引き裂かれていく様子が生々しく描写されていて、めちゃくちゃリアルでした。
クライム・サスペンスとしては平均点の出来栄え。様々な視点が絡み合い、意外な真相が提示されましたが、少々説明不足の感あり。想像力で補える範囲だったのが救いでした。
犯行動機に関しても、犯人の主張と問題提起をもうちょっと深堀りしていれば、より盛り上がったのではないかな、と…
絶望の中に希望を見い出した展開もありきたりだったし、犯人の心情的にそれで解決するとは思えない。この国を徹底的に見限ってもらっても良かったのにと思いました。
[余談]
爆破予告によって厳戒態勢がしかれているのにも関わらず、「自分たちは大丈夫」と云う根拠無き自信によって、駅前に集合しバカ騒ぎをする群衆。主に若者たち。
爆発に巻き込まれ負傷している姿に「自業自得だよ」と言ってやりたくなりましたが、実際にこんな事件が起きたら本作と同じ光景が繰り広げられるのではないかなと思いました。
現実問題、新型コロナウイルスの新規感染者数の大半を占めているのは20代から30代の若い世代と云う統計もあるし、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発令されている中でも街に繰り出しているのを見ると、先述した根拠の無い自信による行動なのかもなと考えさせられました。
今の状況を揶揄する描写に見え、思わぬ偶然に震えました。
※修正(2023/04/20)
サイレント・ムービー
聖夜の東京で爆弾テロ予告。
タレコミを受け現場に向かったTV局の契約社員とたまたま居合わせた主婦。
爆発が起き、罠にハメられ、犯人に仕立て上げられてしまう。
第2の爆弾予告が動画サイトにアップされ、総理との生対談を要求。
不審な行動を取るIT実業家。第1、第2の現場にも姿を見せる。
彼と知り合った女性たちも現場へ。
若者たちが集まり騒ぐ中、大爆発が…!
巻き込まれるも、軽傷で済んだ刑事。第3の爆弾テロを防ごうと奔走。
やがて、一人の元自衛官の男が浮かび上がる…。
名曲にインスパイアされた同名小説を映画化。
監督は『SP』の波多野貴文。同作で見せたポリティカル・サスペンス演出を本作でも発揮。
佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海ら豪華ベテラン~若手のアンサンブル。
最大の見せ場は、第2の爆弾テロ現場となる渋谷。
事件前、怖いもの見たさ…と言うか、ただ爆発を見たいという不純な動機や爆弾なんて無い無いという訳分からん考えで若者たちがお祭りバカ騒ぎ。
現実世界なら問題発言だが、いや映画の世界でも問題発言かもしれないが、私はこのバカどもが吹っ飛ぶ所を見たかった。
VFXを駆使した爆破シーンはかなりの迫力。邦画の中でも爆破やテロの恐ろしさをよく描いたと思う。
元自衛官の男とIT実業家の意外な関係。
そして驚くべき真の爆弾テロ犯は…?
聖夜×テロと言うと、まるで『ダイ・ハード』。
犯人捜し。
主軸となる人々の思惑交錯。
聖なる夜の東京で大事件に巻き込まれた人々の、群像劇×サスペンス×パニック・アクション!
…と、お気付きになるかもしれないが、先に“持ち上げる”このパターン。
そう、凡作であった…。
冒頭、東京タワーの爆破は何だったの…??
にも関わらず、その直後呑気に会食するシーン。
第1の爆破現場で自分の身代わりにTV局のクルーを爆弾の上に座らせる主婦。とんでもねーぜ、このオバハン!(その後の役回りあるんだけど…)
しょっぱなからイミフな幕開け、イミフな言動の登場人物。
イヤな予感しかしなかった。
それからは話が進んでいくが、一見“ジェットコースター的”なスリリングな快テンポのように見えて、今一つ話の背景が漠然としていて見えてこない。
書き込み不足、説明不足は一目瞭然。
登場人物の配置や関係図も然り。あの人物とあの人物が、あの人物とあの人物が…といきなり言われてもなぁ…。巧みとは言えなかった。
そして邦画サスペンスのありがち残念。
真犯人が予想付いちゃう。
本作も途中で何となく真犯人分かっちゃった…。
真犯人の動機やその原因となったものは賛否分かれそう。
あくまで“完全な”フィクションとして見るか、“あるかもしれない”フィクションとして見るか。
でも見ていたら、話も犯人像も動機も『相棒』っぽかった。いや寧ろ、『相棒』のTVSPの方がよほど面白いのがある。
先日見た『ドクター・デスの遺産』でも書いたが、邦画はサスペンス/ミステリーでもパッとしない作品多いが、それ以上に本作のような作品こそ。
おそらく邦画で『ダイ・ハード』のような路線を狙ったのかもしれないが…、
スケールもスリリングさもドラマ性も面白さもヒットも何もかも、あまりにも無謀過ぎた。
タイトルに掛けて言うなら、サイレント・ムービー(不発映画)になってしもうた…。
テンポが良い点は評価できる。ただ、、
東京各地で爆破テロが起こるという本作。
西島秀俊、石田ゆり子、中村智也、佐藤浩市 等のそれぞれに軸を置いていて
主演という主演は存在しないような作り方である。
日本のサスペンスにありがちな「ん?」という腑に落ちない点もしばしば。。
恵比寿の爆破の際にすぐ監視カメラを辿れば犯人をつかめたのでは?などなど
また、私個人の感想だが、犯人の爆破に至る動機が弱い。
ところどころに字幕で戦争について視聴者に向けたメッセージが映される。
最後は、
「爆弾はまだある」「あなたのすぐそばに」といったもの。
戦争はいつ始まってもおかしくない。だから、政治に関心を持とう。とでも言いたいのだろう。これに関してはその通りだと思う。しかし、本作の面白さやメッセージ性が足りずこの言葉も響かない。
映画館マジックが加わればもう少し良い感想になったかもしれない。
タイトルにも書いたが、テンポは良いのであまり退屈せずに通して見れる〇
以上。
中村倫也くんと佐藤浩市と石田ゆり子と西島秀俊 が 最後まで素晴らしい演技だった
最初に見る前は少し怖かったのですが
大好きな中村倫也くんのために
勇気を振り絞ってみようと思いました
ノンストップクライムサスペンスは
何と初めてだったので
オープニングが来たときはまだ安心してみていたのですが
最初の爆破予告が来たとき
テレビ関係者が取材のために現場付近に向かってから
石田ゆり子が出てきた時の自分の反応はきたーーでした
重要人物佐藤浩市が登場したときは
かっこいい!なんか予告編とイメージが全然違うと思いました
スタイルがよくて服装が素晴らしくて顔がかっこよすぎて
興奮してしまった僕でした
最初は犯人かなって思っていたのですが
物語をじっくり見ていたら
だんだん真相がわかってきて
そういうことか に なりました
中村倫也くんが登場したとき
僕の心臓は高くなり
興奮状態マックスになりそうなぐらい
心の中は叫びたがっていました
物語のキーパーソンともいえる役で
西島さんと勝地涼の取り調べの時はちょっと怪しい行動をしておりましたが
渋谷爆破前も一瞬写っていたのですが
広瀬アリスさんが目撃してわずかの瞬間で見失いました
住んでる自宅で証拠がわかった時の自分の反応は
驚いてしまいましたが
西島さんと直接の話で
無実のことがわかりました
一緒に行動をすることになりますが
そこからがもうかっこよすぎて興奮が止まりませんでした
佐藤浩市が住んでいたアパートに調査しに来た
西島さんと中村倫也くん
徹底的な証拠を探しているうちに
ある見間違えをしてしまいます
そして佐藤浩市と石田ゆり子がいる
レストランに訪れましたが
バックの中には爆弾が入っていることに築き
無理な行動ができなくなってしまいます
中村倫也くんが必死に止めようとしますが
実は佐藤浩市は中村倫也くんの実の父親で
西島さんが違和感に築いたのは
なんと石田ゆり子さんでした
そうなんですこの映画冒頭部分からすべての真相が明らかになって
西島さんと中村倫也くんが乗っている車
佐藤浩市と石田ゆり子が乗っている車
そこで話が明らかになります
警察たちが爆弾の解除方法を知ったのは
フィナーレ部分でした
そして最後に中村倫也くんの携帯から電話が来て
佐藤浩市がしてきたことを誤って
石田ゆり子が乗っていた車が爆破してしまいます
急いで二人は様子を見ますが
姿が現れず野の翌日になります
結局事件は未解決になってしまい
石田ゆり子の死体も見つからないまま
西島さんの素顔が写って
物語は幕を閉じます
かなり難しい映画なので
見れる方は勇気を振り絞ってみてください
特に渋谷大爆破シーンは
2回も気絶してしまいました
ですが最後まで素晴らしい作品を見た気分になって
とても印象に残っております
久々の映画館…楽しみにしていたけど
もちろん個人的な感想なので、共感してもらえない方が多いと思うけど…
最初からストーリーに違和感を感じた部分があって「もしかして」と思っていたら、結局はその違和感がオチだった。爆破シーンもCG使えばあれぐらいはできるでしょう…登場人物の内面を重視したストーリーで、あのCGで何を示したかったのか。CGで死んだり怪我をした場面描写を延々と見せられても不快になっただけ。
佐藤浩市・西島秀俊が好きなので楽しみにして映画館へ行ったけど、人生でワースト3に入る駄作だと感じた。他のレビューでコンテイジョンに触れている人がいるけど、コンテイジョンが面白いと思った人は、この作品は観ない方が良いかなぁと思う。
渋谷爆破シーンは圧巻
この映画ではやはり目玉である渋谷のスクランブル交差点を忠実に再現したセットと爆発シーンが見所だと思った。
特に渋谷爆破シーンは何も知らない若者達が弾け飛ぶ姿は恐怖や痛快といった感じで強烈的なインパクトでした。
犯人側の犯行理由は単純かもしれないが、その登場人物達の素直に突き動かされている行動に対し自分は心に響きました。
サイレント・トーキョー
予告を観て面白そうだったので鑑賞。結果、全てが普通だった。出演者の演技は良いけどそれぞれの役柄にマンネリ感が漂う。ストーリー的には犯人の動機が雑な設定だし、伏線の親子関係もよく分からなかった。ただ渋谷の爆破シーンは良かった。爆弾騒ぎで浮かれている奴らが吹き飛ぶシーンは教訓的でした。
モヤモヤする
昔の反戦映画の様で、戦争につながるものは全て悪との設定で作っているから、犯行動機に無理があり、辻褄が合わなくなって、リアリティに欠けてしまうのが残念。
プロパガンダ的な要素入れないで作ってくれたら良かったのに。
キャストも良かったので、余計にモヤモヤが…。
「mozu」くらい期待してたんだけど…。
本当に、よくわからない
この映画は、要するに戦争反対ということを一貫して主張しているのですが、その戦争というものが人間を、平和を、いかに脅かすかということがまるで描かれていないのが残念です。
なので、石田ゆりこさんや佐藤浩一さんが素敵な演技をしているのに、どこか覚めてしまう。というかまるで乗ってこない。
大衆の無関心に対する警笛という、すごくシンプルでわかりやすい題材なのに、核となる戦争反対をないがしろにするから観衆である私もこの映画に対して無関心にならざるをえず。それが狙いであるなら見事に的中しているのですが。。。それでは映画としてはつまり駄作というのではないでしょうか。
あと、結構な数の人間を殺戮してますよね。盛り上げるだけの演出でああいうことをすることに意味があるのだろうか。そんな人間が戦争反対って。なんか本末転倒だなあ。なんだか「渋谷スクランブルで大量無差別テロ」という派手さで見せる安っぽさを感じました。
あとスクランブルに集まった人々の、若者は向こうみずで愚かで騒々しい、という描き方をいいかげんやめてほしいですね。そんなに若い人はバカじゃないですよ。昔も今もきっと。私自身、昔を知りませんが。でもああいう薄っぺらいステレオタイプってホントに見てて嫌気がさします。
それから広瀬アリスさんの感情変化を疑うわってくらいでしたね。友達殺しそうになって病院で自分見失うわ、すぐ思いついて男の家行くわ、そのあとテロリスト?って恐怖におちいるわ、さらに秒で引き出し漁るわ、でその数十分後に警察行くわ、っておいおい、飛んだ想像力と行動力持ってんなって笑ってしまいました。
演出でやりたいであろう、ハリウッドばりの危機管理センターの芝居が、やはり日本映画の脇役の層の薄さを感じました。セリフも劇画かよってくらいダサいセリフを体つきも目つきも捜査一課にそんなやつ入れるわけないだろ、って方々ばかりで、やりたいことと現実がかけ離れ過ぎててそれもまたやるせない気持ちになりました。
いろいろ言いたいことがまだまだありますが、要するに、あの渋谷のテロは、本当に、よくわからない、という作品でした。
全102件中、21~40件目を表示