ハイルシュテッテン　呪われた廃病院のレビュー・感想・評価

同様の作品に「コンジアム」があるが怖さ的には負けている感じの本作品。

実在の場所での最恐ロケーションを上手く使えれば良かったがふざけたYouTuberのガキどもが無惨な結果になる内容では“あらすじ”紹介も無用か？
語彙の乏しい連中のYouTuber振りは呆れるが「お前らを見てると若者がバカになる」ってのはよくわかる。

結核を蛾と呼んでいたとあり、前兆として蛾が出てくるが効果的とは言えない演出で、その後患者106号がでてくると様相は一変。

仲間同士で揉めまくる為、幽霊や怪現象よりも見苦しいモノを見せまくられるのでイラッとする事請け合い。

ギミックも熱源カメラとかあるが、有効な使い方もせず、いつの間にか犠牲者が増えると言うモヤモヤした展開が続く。

とりあえず出るものは出るのだか、何処かで見たようなディティールの幽霊たちには怖さが足りない
参加者もキャラクターとして思い入れが出来る奴が居ない。

マーニー(姉が階段から落ちて車イス生活してるのにまたしても廃墟めぐりに参加する)

ベティ(強気の女性参加者だが早々に泣きが入るイキリ)

エマ(女性参加者、何しに来たか分からんくらいビビり)

フィン(アホYouTuberのリーダー格)

チャーリー(アホYouTuberの片割れ)

テオ(マーニーの元カレ、異常)

クリス(カメラ担当、早々に離脱)

イリーナ(見た目はベティに似ててわからん、テオに計画を遂行させている)

ネタバレするのは悪いと思うが、ラストは「コンジアム」や「ｸﾞﾚｲﾌﾞｴﾝｶｳﾝﾀｰｽﾞ」とは違った展開で少しヒネってくるが、それで良質な作品に成るわけでもない。

ゴアに行くなら最後までやって欲しいし、結局なんでこの結果に行き着いたか不明のまま。

まぁこれもホラーならアリと言うところか？
ゴアな映像もチョコチョコ散見するが怖くない。