ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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予想以上に深い作品
観賞前に60秒予告を観て
セリフのない100秒を観ただけで
予想していなかった世界観だと思って
映画館で本編を観て
さらに作品の深さにどんどん引き込まれて
いきました。
凪沙の女性として暮らす
小さな幸せと現実の生きづらさ。
草彅剛さんの演技を通り越した
凪沙としての生き様が
見事でした。
これほど違和感なく演じられるとは、、、。
一果の目や健気さ、バレエへの執念
服部さんもまた一果そのものでした。
2人の心が寄り添う時間
美しさと逞しさをずっと味わっていたかった。
観てからこうして感想を書けるまで
時間がかかってしまうほど
言葉にするのが難しいくらい
深く、切なく、美しい映画館でした。
凪沙のことが頭から離れないので
また、観に行きたいと思っています。
心にいつまでも残る名作
ありがとう。凪沙、一果。そんな気分。
凪沙、美しい人。
性的マイノリティという途方もない葛藤と深い苦しみと生きづらさを見事に体現した草彅剛、本当に素晴らしかった。
この容赦ない世界で独りで生きていくには強くなるしかない。高いヒールを履きこなし裏町を生きるその姿は強くて、厳しくて、どこか哀しげで、でも人間味があって、優しくて。
凪沙という一人の女性が歩んできた人生を想って胸が熱くなった。
誰だって自分のことで精一杯。毎日少しずつ貯めたお金を眺めながらため息をつく。これが一杯になったらこの人生がいかばかりか輝くのだろうか。
霧がかった凪沙の日常に一果が光を与えてゆく。天使の羽を身に纏いくるくると舞いながら。凪沙の瞳がその眩しさに吸い込まれてゆく。それはなりたくてもなれなかったもう一人の自分。
二人でバレエの練習をするシーン大好きです。まるで親友のように。姉妹のように。母子のように。この柔らかな時間がずっと続けばいいのに、そう思った。
一果役の服部樹咲ちゃん。初々しかった。バレエシーンもめちゃめちゃ見応えあります。
切ない映画だったけど、別れと悲しみと生きてゆく勇気と間違いなくそこにあった愛を持って、一果が自ら切り開いた道を真っ直ぐに歩いていく。
そして真っ白な白鳥の衣装で堂々と力強く舞い踊るその崇高さにいつまでも拍手を送りたくなった。
圧倒的な佇まい
めちゃくちゃ良かった
15分の予告を見て、すぐに見に行きたくなって一人で見に行きました。
悲しいけれど、幸せも感じられる、あたたかな気持ちにもさせてくれる、「見に来て良かった」と心から思えた映画でした。
主人と一緒にまた見に行きたいです。
雑な描写が気にならない方向け
究極に美しい映画
言葉なき2人の目指す居処
世界で戦える作品
各界の著名人・鑑賞済みの方達の多数の称賛によって上がりきったハードル。見事に超えました。さすが草彅剛にハズレ無し。号泣まではしなかったけれど静かな涙が止まりませんでした。
観終った後の余韻もすごいです。まぎれもなく凪沙というひとりの人間が存在していました。佇まい・表情・一筋の涙・鼻水‥特に目に魅了されます。
もう一人の主役ともいえる服部樹咲さんも素晴らしい。一果の変化・成長を見事に表現。バレーシーンの美しさと素人目にもわかる技術の高さはストーリーに説得力をもたらします。
他のキャストの皆さんもとても良かったし、渋谷慶一郎さんの音楽が抜群に素敵です。
後半部分には賛否があるようですが、決してお涙ちょうだい的な無理な演出とは感じませんでした。説明的な台詞がなく早い展開でシーンが変わるため観る側の想像力が求められます。良い点でもあり、わかりにくいという感想にもつながるようですね。監督による小説版によって補完できるところも多いので消化不良の方にはおススメです。
気持ちの変化
忘れられない映画になりました。
んーーーーーーーーー
私はドラマや邦画にはどっぷり入り込めないので普段は観たいと思えないのですが、この作品は、たまたまあの長〜い予告編を観て草彅さんのあの表情に惹かれ、観たくて観たくて。(ちなみにSMAPファンとかではありません。)
レビューを書きたくなる作品も初めてです。
いい作品だと思います。
しかしながら、観終わって、なんだか、良くも悪くも消化不良を起こしているような感覚、、、いろんな意味でちょっと悔しいというか。
一果さんの演技、とにかく良かった。一果にしか見えなかった。りんさんもとても良かった。
そして凪沙さんの言葉や表情!切なすぎて何度も涙がこみ上げてきました。草彅さんのあの眼、凪沙さんでしかなかった。
佐藤江梨子さんの演技には…現実に引き戻されました…。私には非常に残念ポイント。
全体的に良かったのですが、何より一番残念なのが、広島弁。
広島生まれ広島在住の私には、広島弁の使い方や言い回しがおかしな感じだったので、すごくすごく残念でした。広島弁ぽく話してるシーンでは、全く入り込めず…
けっこう入り込んで観ている途中、一気に醒めてしまうので、自分が広島弁を知らない人間なら良かった、と、思ったくらい。
そして後半からストーリー展開が駆け足というか、粗くなりますが、そのあたりから、私が苦手なドラマみたいな、チープな感じがして、今イチ入り込めなくなりました。
凪沙さんの行動から、その感情は語られなくても充分に感じ取れる映画でした。そこはとても好きです。
…凪沙さんは一果さんに出会えてすごく良かったけれど、出会ったからこそ凪沙さんが切なすぎて、観終わってからも、まだずっと凪沙さんを想ってしまって、悔しいです…
もう、自分の中でラストを書き替えて、なんとかして凪沙さんを陽の当たる幸せな場所へ引っ張り出して彼女が当たり前に彼女のまま素敵な人生を謳歌する姿をみたい!!!
…あとを引きずっています笑
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