劇場公開日 2020年9月25日

ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価

全508件中、241~260件目を表示

4.0海外でも上映されてほしい

2020年10月14日
Androidアプリから投稿

草彅剛が初めてトランスジェンダーの役に挑んだ映画。
ムーンライト等のハリウッド映画の影響も考えられますが、ここ最近LGBTを題材にした作品が日本でも多くなって、この手の題材に寛容的になったのは凄く良い傾向だなと感じます。
...なのですが、先日足立区の区議員の発言を考えると、まだまだ広く認知されてない上に無知な人が多い気もします。

実はこの映画も「82年生まれ、キム・ジヨン」も、予告編やキャストの情報を一切観ずに観に行きました。
なので、ミッドナイトスワンのリアルさには驚きました!

草彅剛演じる主人公が親戚の娘を預かって徐々にお互いが心を通わせつく、という内容は生田斗真が主演した「彼らが本気で編むときは、」と共通するところがありますが、今作はそれ以上にリアルかつシビアに描かれているのが大きな特徴かなと思います。

トランスジェンダーの主人公を演じた草彅剛の演技はあまりにもリアルで本当にビックリしました!
今までも草彅剛の上手い演技を観たことはありますが、その時はまだ「SMAPの草彅剛」という印象で、「ジャニーズの中では上手い方」というのが正直な感想でした。しかし、この映画では既に草彅剛は「俳優 草彅剛」になっていて本当に素晴らしいです!

生田斗真が演じたトランスジェンダーの役は頑張っている方だと思いますが、どこか男性が演じてる女性という印象が抜けきれていないのが正直な感想です。
しかし、この草彅剛は映画が進むにつれて彼が本当のトランスジェンダーに見えてしまったほどです。

俳優でもなかなか難しい役を見事にリアルに演じられていたと思います。お見事!

そして、他のキャストも素晴らしいです。
草彅剛が預かる一果を演じた服部樹咲さんはオーディションで選ばれたそうですが、中学生で初の演技ながら凄まじい存在感を放っていました!
顔は等身大の中学生のような容姿で台詞回しも時折素人な感じはするのですが、初登場した時から「この子何か違う」と思わされて、後半になるにつれて綺麗で色気のある姿を見せられたり、凄く魅了されました。
彼女の今後がとても楽しみです!是非ブレイクしてほしいです。
ちなみに、バレエを4歳からやっているそうで劇中で披露する踊りも素晴らしかったです。

この映画は有名な俳優も出ていますが、誰が誰を演じてるのかがパッと見分けがつかない事が多く、声に特徴のある水川あさみでさえ後半まで彼女であることが解らなかったです。
田口トモロヲに至ってはエンドクレジット見るまで全く解りませんでしたw
誰が演じているのが解らなくさせるのは本当に凄いと思います。

演出も素晴らしければ映像も非常に美しいです。
日本の映画監督と言えば、藤井道人の作品が凄く綺麗で好きですけど、彼はどちらかというと光やスローモーションを利用したアニメーションタッチな演出法に対して、内田英治が監督した本作の映像は洋画テイストでもあり韓国映画の映像美にも近く、それでいて邦画らしさもあるという、また違った映像美を観ることが出来ました。

また、劇中にかかるクラシックピアノを駆使した音楽もこの映画の世界観に見事にマッチしていて印象に残りました。

ストーリーはと言うと、
草彅剛の演じる凪沙は、自分がトランスジェンダーであるが故に心身の葛藤を抱えていて、逆にニューハーフショーでの彼女は凄く生き生きとしてるのがリアルに思えます。
そんな彼女は恐らく色々な差別を受けてきたのか、親との電話越しでの会話では男性の広島弁で話してる姿が凄く心苦しくなります。
そんな中で親戚の水川あさみの娘である一果を預かることになり、最初は彼女を拒絶するかのように冷たく接するのですが、やがて一果の葛藤を知ったりお互いの事を知るようになるにつれて一果に対して「母性」を感じるようになり、一果もまた凪沙や同級生と交流したりバレエを習い始めることによって表情が豊かになるいう。
二人が次第に寄り添う展開は他の邦画でも見られる内容ではありますが、二人の演技や演出が素晴らしいので凄く心が動かされます。

ただ、この映画は色々と語り足りない部分がある気がします。
素晴らしい内容ではありますが、それぞれの登場人物のエピソードを描いていながら後半になると描かれない部分もあったりと、少し消化不良な部分もありました。
特に、水川あさみや一果の同級生の話がカットされてました。

また、この映画のラストの展開も個人的にはそこまで好きでは無いです。
あの展開を否定してるわけではありませんが、この映画は個人的に報われて欲しかったというのが本音ですね。
ただ、個人的に苦手だったというだけで僕はあの展開を単に感動するネタとして使ってるとは思わないです。

非常に難しい題材でありながらこれだけ素晴らしい作品が作られるのは本当凄いです。
邦画は有名な監督以外では海外に出すと恥ずかしい作品も多いですが、この映画は海外に出しても何も恥ずかしく無い作品だし、海外の映画館でも公開されてほしいです。

既に話題を集めていて、自分が観た劇場でも満席なので非常に嬉しい限りですが、まだ観られてない方も是非とも観てほしいです。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
さうすぽー。

5.0ミッドナイトスワン

2020年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

3回目に行きました。
素晴らしい作品です。
まだまだ沢山の方に観て頂きたいです。
生きてきた中で皆が味あう不条理。
共感できる事も多くて泣きました。
世界に羽ばたく映画。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
ハッピーエンド

3.0存在感がものをいう

2020年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

役者とは何かを考えさせられる。

難しいトランスジェンダーの役を自然体で演じきった草彅剛の名演もさることながら、彗星のごとく現れた新人、服部樹咲が主役の作品である。演技は発展途上だが、その圧倒的な存在感とバレエで魅せる身体美に惹きつけられる。

草彅剛の演技はそこまで好きではなかったが、今回の役で一皮向けた感がある。妖艶さが板についており、間違いなく代表作になるはず。

全体としてはセリフが少なく映像と音楽、そして役者の佇まいで語る映画だったが、展開が一気に飛ぶのに感情がついていかず評判より心に響かなかった印象。期待値が高すぎたか。

ただ自分の人生をかけて守りたいものを大切に想うふたりが心を通わせていく日々には、生きづらさが蔓延する現代に希望と優しさを注いでくれる。生き方の多様化が進む現代において意義ある作品。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
もの語りたがり屋

4.5ミッドナイトスワン

2020年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

良い意味で日本映画っぽくない。この映画の世界観が好きで堪らない。圧倒的な演技力、音楽、バレエ、映像美が奇跡的に融合していて、何度も何度も観たくなる。絶対に映画館で見るべき映画。草彅剛は間違いなく天才。もっと評価されるべきだし、もっと見たい俳優。自分の人生の邦画ベストワンになった。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
オランジェ

3.5想いのほか…

2020年10月13日
Androidアプリから投稿

残念な結果でした。

もっともっと新宿か、ミッドナイト的な演出に期待していた自分がいました。
闇の中で輝く少女の映画かと期待していたのですが。リアル過ぎる演出描写とか…個人的にはいらない演出があるように感じた作品です。
後半10分ぐらいカットしてエンディングしても良いのかと思うぐらい、何か歯に詰まってスッキリしない感じがして悔やみました。

服部さんの日常演技の作品も観てみたいですね。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ソッケ

4.0まずは観るべき

2020年10月13日
iPhoneアプリから投稿

鑑賞前にこのサイトから多くの方々のレビューを読みました。映画館に足を運ぶ動機付けになりました。鑑賞後もまた再読させていただき、沢山の方々がご自分の思考と心と経験で各々レビューされていると実感しました。そういうことからいっても、とても良い「映画」であり、観るべき作品だと思います。
突っ込みどころや、もっとこうしたらいいのにという箇所とか、多々ありますが、だからこそ、隙のない完璧な作品(構成や演出)より逆に、色んなこと(ほんとに色んなこと)を考えてしまうし、何より、登場人物が心に棲みついて離れません。離れてくれません。だって、この映画には、人間そのものがいるから。
アクション大作ではないけど、これはスクリーンで観るべき映画だと思います。人間を感じるために。バレエのシーンも勿論ですが、それよりも、草薙さんの表情や動きを大きなスクリーンから全身で私たちが受けとめるために。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
nolly

3.0ラストが残念

2020年10月13日
スマートフォンから投稿

何であのラストなんだろう?って。子役たちの演技に泣いた。剛は上手かったけど、少しステレオタイプ。そしてラストに彼女から「私も頑張るから、あんたも負けんじゃないわよ。」って言葉が聞きたかったし、安易なラストでちょっと興醒めした。このコロナ禍だからこそ、生臭くても別なラストが良かった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
デライラのあんちょ

4.5何度も観たくなる作品

2020年10月13日
スマートフォンから投稿

泣ける

トランスジェンダーの凪沙とバレエの才能を持ったネグレクトを受けてきた少女一果の疑似親子の物語。映像も音楽も切なく儚く美しい。凪沙の一果への愛は母性と言われるけど、私は凪沙は自身の境遇を一果に投影して、そして自身がどんなに望んでも手が届かなかったものを一果の中にに見いだしたのかなと感じた。上手く言えないけど自分よりも自分自身になったというか。自分を超えた自分というか。でも愛とは特に親の愛とはそういうものかとも思ったりもした。トランスジェンダーの描かれ方には賛否あるんだろうけど、私にはとにかく色々考えるきっかけになった映画だったし、痛みだったり希望だったり色んな感情を抱いた忘れられない作品になった。役者の方の演技は皆さん本当に素晴らしかった。特に主演の2人、草彅剛さんは演技というか凪沙そのものだった。ありとあらゆる賞を総なめにしてもおかしくないというかそうでなければおかしい。一果役の服部樹咲さんは新人とは思えない存在感。そしてバレエシーン。バレエ映画としても観る価値がある。とにかく一度映画館で見ることをお薦めしたい。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
にゃんきち

4.5育てる

2020年10月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

凄く心が重たいシーンとバレエの華やかで美しいシーン絶妙な掛け合わせ。オリジナルのストーリーに感心しました。
一果ちゃんを育てる人が沢山出てきます。愛情の形は色々です。
自分もそんな気持ちで観ていたかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
あつうさぎ

5.0今年、この映画を観ないと絶対損します。

2020年10月12日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

幸せ

初見で観た時は、衝撃を受けたり、考えさせられる部分もあり、すぐに自分の中で心の整理が出来なかった。

でも映画館を出ても、ずっとこの映画の色々なシーンが頭に浮かんで来て、また観たくなり、それから結局何度も何度も観てしまっている。まだまだ、映画館で観たいと思っている。

何度も観ているうちに、この映画は優しい、温かく強い愛の映画だと思うようになった。
その温かさ、希望の光につつまれたくて、また、映画館に何度でも行きたくなる。

一度観た方でも、騙されたと思って、もう一度観てほしい。また、感じ方が変わると思います。
一回では勿体ない、近年一の名作です。

草彅剛、新人の子の演技も、音楽も圧巻!

コメントする (0件)
共感した! 16件)
にゃんのすけ

4.0弱さを肯定しない、弱さを否定しない、美しい映画

2020年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ネタバレなしの前評判を漁るほど映画館で観たい気持ちが募って、今日足を運んで来ました。観ているうちにいつの間にか、静かに、凪沙に心が寄り添っていき、ラストシーン、凪沙が自分に乗り移ってきたかのような思いでスクリーンを見ながら涙を流していました。バレエを踊る一果の姿はどのシーンもとても美しく、スクリーンで観て良かった!と強く思ったところです。

一果と出会うまで、様々なことに踏み切れなかったのだろう弱く優しい凪沙。そんな自分自身に苛立ちながら生きてきた凪沙が、踊る一果に強く心惹かれ、一果を思うことで強くなれることを知った。しかしそれもまた側から見れば依存とも言える凪沙の弱さであるところが、何とも悲しく、美しい。
トランスジェンダーが、というより、人の弱さ、そこから来るどうしようもない運命について、肯定も否定もできないと思ってしまったというのが、観たばかりの今の正直な思いです。不幸だったのか幸せだったのかも決められない、決めてしまってはいけないと思えるところが、この映画の魅力なのかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
mmtg

5.0素晴らしい

2020年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

草彅君の安定した演技に無名の新人俳優の服部さん。
新人俳優を起用してるのを見て勝手に製作費をとかを安くする為に起用したのかなと思いました。が、とんでもない失礼な考えだったと思うくらい演技が凄く、演技をしてく中で少女から大人の女性の雰囲気を出しており感銘いたしました🙇‍♀️

エンドロールに新人と書いてあるのもある意味、演出の意味では良かったのだと思いました!
是非オススメの作品です。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
りきのすけ

4.0海へ行くより病院へ

2020年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

バレエに興味がありませんでしたが、綺麗でしたね。
映画は予告などから、シリアスな映画だということはわかっていたのですが、LGBTだけの問題ではなく、幅広く考えさせられる映画でした。
後半のストーリーが強引すぎて、やっぱ海へ行くより病院へ行くべきでしたね。

草彅剛の演技力素晴らしいです。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
MiMa

5.0日本版ビリー・エリオット?

2020年10月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

現在、赤坂ACTシアターで上演中のミュージカル『ビリー・エリオット リトル・ダンサー』との共通項がいっぱいなのでした。

① バレエの上手な少年少女が主人公。両方とも才能はあるのに経済的な問題がある。

② バレエは超有名作品の『白鳥の湖』が取り上げられている。本作では第2幕のオデットのヴァリエーション。

③ 主人公は同性から好意を持たれる。

④ 祖母役は両方とも根岸季衣。

⑤ バレエの先生は元宝塚歌劇団のトップスター。本作では真飛聖。ミュージカルは柚希礼音と安蘭けい。

主演の草彅剛が素晴らしい演技。新人の服部樹咲がバレエ場面も見事にこなしていました。特に指先が綺麗。最後の場面の指先から爪先までの美しいラインに驚きました。

宝塚歌劇団の元トップスターってみんなバレエの先生が似合うなあ。真飛聖もよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
劇場の天使2

4.0痛々しさの中に救いがある。

2020年10月12日
iPhoneアプリから投稿

家庭環境に問題を抱えるバレエ少女のシンデレラストーリーと、
トランスジェンダーの男が心身共にズタボロになっていくさまが同時並行するお話。

▼葛藤を抱えるダンス少年が主人公の『リトルダンサー』と、ひたすら主人公がボロボロになっていくダーレン・アロノフスキー監督作品(レスラー、ブラックスワン、レクイエムフォードリームなど)の風合いがマッシュアップされたようなシナリオ

▽トランスジェンダーのなぎさがズタボロになっていくだけの映画だったら、痛々しいだけになっていたかもしれない

▽そこに逆境がありながらもキラキラ感がある少女のシンデレラストーリーがあるから、絶妙な塩梅になってる

▽ダーレン・アロノフスキー監督作品はひたすら主人公がズタボロに追いつめられていくお話が多い。心には残るけど、救いのないほど痛々しくてまた観ようとはあまり思えないことが多い

▽今作はがっつりめな痛々しさはあるものの、ちゃんと救いがあってまた観たいかもという気にさせてくれる

▼シナリオの世界観がきれいに三分割されてる

①絶望感を抱える主人公ふたりが対立する
②バレエによって主人公同士が融和する
③二人の主人公の明暗が天地に分けられ離別する

▽②→③の移行はやや唐突感があったけど、全体的に緩急が大きく、観ていてやはり心が揺さぶられる

▽シチュエーションが、ザ・東京感の新宿、のどかな広島、タイっぽい東南アジア、ニューヨークと、ガラッと変わるのもシナリオのダイナミックさを後押ししてる

▼やや過剰気味で派手めな演出が多い

▽主人公が「なんで私だけ・・・」というような、心の中の葛藤を台詞でしっかりしゃべったり、実家で修羅場むかえて胸が露わになったり

▽演劇のような派手な演出が目立ったが、あえて意図的にそうしたのではと思った

▽主人公ふたりは、どちらもバレエとショーパブというように、舞台の上で華やかに演じるキャラクター

▽この映画自体もまた舞台上の演劇のようなエンターテイメント性を帯びているとするならば、そんな派手めな演出は、全然おかしくない。むしろ効果的。

▼メインテーマのピアノの音楽が、がっつり坂本龍一「戦場のメリークリスマス」の中間部を意識して作られてるなぁ

▽音楽からもダイナミックレンジの大きい演出を意識的に狙ってるのが伝わる

▼いちかの親友や、ショーパブのオカマたちや、実家で修羅場中に奥のベッドに腰掛けるおばあちゃんなどの細かいキャラたちにも、自然としっかり記憶に残るような特徴を持たせていてすごい

▽★脇役でも衣装だったり、台詞だったり、小道具や、意外性のある主人公への動作で、印象に残すキャラクターにできる

▼女全開の草彅くん、女9:男1の草彅くん、女2:男8の草彅くんの、3つのフレーバーを楽しめる

▽本当に難しい役柄をやりきった草彅くんの勇気と努力とチャレンジ精神がすごすぎる。

▼勉強になったこと。東南アジアで性転換手術しちゃだめね。

▼なぎさが息絶えた海が、どうみても東京じゃない。

▽体調悪いのに東京からものすごい遠出したなぁ。そりゃ死んじゃうよ。。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
DEPO LABO

5.0名作

2020年10月12日
Androidアプリから投稿

既に沢山のレビューもあり、良い評価で、大サービスの長い予告編もあり、それだけで、これはかなり良いんじゃないか?号泣するパターンだな。。
ストーリーもだいたいこんな感じかと、想像して見に行きましたが、、、

号泣じゃなかったですね、、大号泣でした。。

いちいち泣ける。

ストーリーも予想を上回るものに。

国内の作品賞、主演男優賞は間違いないでしょう。

それより、邦画の枠でさえ越えたのではないでしょうか!?

「なりきる」と言う意味でジョーカーも主演男優賞間違いないと予想してましたが、それと匹敵するぐらい、アカデミー主演男優賞取って欲しいぐらい。

久しぶりに名作に出会った気分です。

コメントする (0件)
共感した! 19件)
NOM

4.5汚れた水槽

2020年10月12日
Androidアプリから投稿

浅田家!と迷い時間が合ったのでこちらを選択。
期待以上でした。
観る人の視点によって変わると思いますが、、子供にとってやはり母親はどんなことをされても母親なんですね。
それぞれ悩みはありつつも一生懸命毎日を過ごしている、素晴らしいです。
登場人物全て愛おしく見えます。
印象に残るカットがいくつかあってズシンと心に響きました。
その中の一つが汚れた水槽。早朝のなぎさの作業着&ヘアカット。等々。
ピアノもバレエも良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
ri.

5.0観てくれとしか・・・・

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

良い映画だった~!と簡単にお勧めできない。

胸打たれた場面を言葉で説明すると、実際より確実に安く浅くなるから
言葉にしたくない。観てくれとしか・・。

議論になっている部分もあるようですが、でも、役者の芝居と
映画とした構築されたあの世界を観て感じたものが全てだと思う。

トランスジェンダーがどうとか虐待がどうとか大事なのはそこではなかった。

とにかく、唇がわなわなと震えて観終わってからも何日も余韻が消えず
凪沙の言葉、あのピアノの音が目に浮かぶ。耳に残る。

母と弟が私の次に観に行ったが
感想を聞くと目を潤ませていた。

そして「言葉にすると安くなる・・」と話してくれなかった(笑)

コメントする (0件)
共感した! 21件)
桃屋天野

3.0もう少しユーモアとたくましさも欲しかった

2020年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

LGBTのテーマで、女性のこころをもった男性を描いていて、親戚の少女を預かり母親のこころをもつまでに変化していく様子がテーマと思えた。
周囲、特に実家の家族に理解されないシリアスな面が強調されていたように思った。シリアスさが強調され過ぎていたようにも思えて、もう少し主人公のたくましさ、あるいはユーモアも織り交ぜてほしいとも思った。
主人公が次第に母親としてふるまおうとする変化、少女が次第に前向きになってバレエに励んで実力を伸ばしていく変化はとてもよかった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
菜野 灯

4.5心にズーンと重く響く映画でした。

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

昨日、テレビで「ミッドナイトスワン」の紹介コーナーを観て、早速昨夜レイトショーで観ました。
さほど大きくないスクリーンでしたが、半分くらいの入りで、久方ぶりに隣の席に人が座っている状態での映画鑑賞でした。

改めて草なぎさんはすごい俳優だと感じました。
「JOKER」でホアキン・フェニックスがアーサーそのものだったように、スクリーンの中では草なぎさんは凪沙さんでした。

トランス・ジェンダーについて無知で、こんなに苦しい想いを抱えて過ごす人がいることを初めて知りました。
凪沙の母親が、息子なのに女性の姿の凪沙に「病院に行って治してもらって来ておくれ」と泣いて頼むシーンは、どちらの気持ちも分かり、しんどかったです。

常識を当たり前と押し付けない。
例え親子でも、相手の尊厳を尊重する。

弱い立場の人が、強くないからという理由で虐げられることなく、弱いまま尊重される世の中にしたいと強く思いました。
「しんどい」「助けて」と声を発することができるから、今より生きやすい気がします。

一果のバレエの先生の、凪沙への接し方が好きでした。
「おかあさん」と呼ばれて嬉しそうな凪沙の顔、忘れられません。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
のりたま