ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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人は自分の為だけに頑張る事はできない
物語だと分かっているのに見終わった後も凪沙と言う女性の人生を振り返っては涙がでる。
愛に飢えた事がある人にはとても刺さるのではないでしょうか。
食事時に一果を見つめる眼差しやお母さんと呼ばれて嬉しそうに笑う表情など、どれも印象的で忘れられない。
誰かの為に頑張れるってそれだけで愛なんだなって思わされた作品でした。
もう一度劇場で鑑賞したいけどストーリーがわかってる分切なさが増して大号泣してしまいそう。
人を引き込む大物と期待無限大の新人
もうね、圧巻。観終わって動けないし、ずっと頭にこびりついちゃって感想だって数日経たないと言えなかったよ。
予告も何も見ないで映画館に行って、約1週間心が放心状態。ようやく15分の予告を見てボロ泣き。凪沙に会いたくてまた映画館に行ってみた。前回よりも大きなスクリーンに変わってた。紙のパンフレットとサントラCDが欲しかったけど売ってなくて本屋探して3軒目で原作本を見つけて買って読んでる。
ホルモン注射や性転換手術の後遺症や白鳥の湖について検索しまくってる。
そうか、いろんな人が居て見た目男か女か分かりづらい人は公衆トイレにも入りづらいんだ。とか、もっと色々想像して自分の見てきた世界だけが正しいんじゃ無くって、辛い思いの人たちの心の負担が軽くなるような優しい人になろうと思った。
後、音楽も抜群に染みる。やっぱりCD欲しいなぁ。
光がとても美しい映画です
この手の映画は、仕事柄どうしてもエンタメとして鑑賞する事が難しいんですよね。
親子をテーマにしたもの、特に「子ども」にとっての「親」や「家族」を題材にしたストーリーは自分の持っているバイアスで独特な視線で鑑賞してしまいます。
今年、鑑賞した映画では、「ジュディ 虹の彼方に」「はちどり」「Motherマザー」「WAVESウェイブス」「ライドライクアガール」「許された子どもたち」「行き止まりの世界に生まれて」。結構ありますね。
育ちの環境が、後々の人生に大きく影響するので「育つ環境」はとても大切。
でもだからと言って「親」を単純に攻める事もできない。それは、「親」自身もどのように育てられたかで「今」があるから。
「ミッドナイトスワン」は、水川あさみさんが毒親を上手に(本当に嫌な感じで)演じていたので、「一果」の伏し目がちな表情、自傷行為、バレエの才能などが微妙なバランスで描かれていたと思います。
草なぎ剛さんは少しオーバーアクトのところもあったけど、覚悟を決めた演技は迫力があったし、「一果」役の服部樹咲さんは蒼井優さんを彷彿とさせるポテンシャルを感じました。
特に、海辺のバレエシーンは、「光」が素晴らしくきれいで美しかったです。大きなスクリーンで鑑賞できて本当に良かったと思いました。
いちかの成長物語として楽しみたい
東京で暮らすトランスジェンダーの女性のもとに、親戚の女子中学生がやってきた。児童虐待を受け、コミュニケーションも拒んでいた彼女がバレエと出会い、変化・成長する。2人の疑似親子関係を描いた物語。
草なぎくんのトランスジェンダー役が話題だが、これが本当にすごかった。ここまでやるのか!という演技。若干ぎこちないときもあったが、全体を通してみるとやはり感嘆の感情が先に来てしまう。
そして新人の服部樹咲。後で見たら本当にバレエをやってて、実力のある子なんだと知った。素人目に見ても立ち居振る舞いや姿勢の美しさが伝わってきた。これはすごい。
草なぎくんが演じたなぎさの物語のように見えていたが、実はいちかの物語。彼女の成長を見守る映画だと思う。2人で踊るシーンが印象的だった。
情報量が多すぎて消化できない
俳優 草彅剛
草彅剛という存在
草彅剛のファンが何故か周りに多い。
そーゆー人(特に女性)て、「実は(そんなにイイ男では無いけど)草彅剛好きなんですよ(変わってるでしょ)」と言う事が多い。
()内は自分の想像だが、草彅剛という人は彼のファンを公言して応援したくなる存在で、そしてそんな自分て特別😤て思ってんのかな。
そんな人には勧めても良い映画かもしれない。
それ以外の人には、コントにしか見えないかもしれない。
でもそーゆー人は、そもそもこの映画に興味持たないか😩
そーゆー人にこそ観て欲しいテーマの作品でもある。
トランスジェンダーというだけでマイノリティだし、
ゲイやトランスのショーパブなんて知ってる人にしか連れて行ってもらえないし、
ゲイ専門の風俗なんて興味が無かったら知り得ないし、
自分にとっては完全に異次元の話であるが、
こーゆー作品が無ければ知らない事ばかり。
その意味で、主演した草彅には敬意を表する🙏
もう一人の主演、服部樹咲ちゃん、
一つ一つの仕草や台詞がウチの娘にそっくりで😱
ずっと悶絶しながら観てました😅
りんちゃんとのやりとりは、見てて苦しかった😫
狭い社会、少数派の人々の話ではあるが、
こーゆー話を作品にする事こそ、正に映画の妙。
TVじゃ無理だね。
今作が年齢のカテゴライズされてない事も素晴らしい。
面白かったけどさ。。。私はセクシャルマイノリティーです。
草彅さんの演技、挑戦してくれたこと、ありがたいなと思いました。
イチカちゃんも素晴らしいし、リンちゃんも好きです。
あと、オネエの仲間たち、楽しかった。
ヒールを履いても美しく歩くことを必死で練習するのがトランスの方々だと思います。歩き方がぎこちなさすぎる…。あと、確かにタイで手術を受けたり、命のリスクについても聞いてますが…「手術なんてしない方がいい、危険だ」という印象を受けてしまい、ちょっと引きます。
ホルモン治療のことも、ちょっと雑に描きすぎ…あんなにひどい医者いるか?(苦笑)
広島の田舎の人のシーンも、あれはちょっとヘイトスピーチ(←セクシャリティーには使えないんですけどね)みたいで、不愉快でした。
この映画を見た方が「私は差別しないぞ!だって映画で見て知ってるから!」…と、思われるのが私は嫌だなぁ・・・と思いました。
ヘテロセクシャルの方が、お涙頂戴で鑑賞される分にはちょうど良いリアリティーで良いのではないでしょうか。
あ、そうか!私はカミングアウトしていないので、両親にはこの映画見てもらうかなぁ…たぶん広島のシーンで安心するんだろうなぁ…「自分の感覚は間違ってない」って。
この映画…ナギサに寄り添う人が少なすぎると思う。
だから、「あなたは将来一人で生きていくんだから今から老後のこと考えなきゃね!」なんて、平気で言えるんだろうなぁ…(↑私のノンケの友達談)
セクマイ、なめんなよ!!(笑)
個人的にはこの映画は好きですよ…キレイだから。草彅君の演技、友達にバリ似!!!苦笑
グットトライです! もっともっと頑張って!(「昨日何食べた」とかの方が見てて安心するわ…)
少し覚悟して見た方がいいかも…。
残念すぎる作品
演者は素晴らしかったです。
新人さんも、その拙さが功を奏していたかも?
でもね。この深みの無さは何?
原作未読で鑑賞ですが、なんかね、なんか・・・
上澄みをすくっている感がめちゃめちゃあるんです。
薄っぺらい。
全部薄っぺらい。
風呂敷広げすぎなんじゃない?
焦点が、物語の焦点が定まっていない感じを受けました。
りんちゃんエピソード、、、軽過ぎない?扱いが。やってることヘビーなのに。
なんのための屋上シーンなの?
それと、実母再登場(水川あさみ、すごくよかった)以降の展開・・・
全く納得してませんしね。
なんで抵抗しないの?あんな毒親だったのに。
あとね、ナギサとイチカの絆の強さがどう生まれたのか・・・?の
説得力ゼロ。
ラストの浜辺のシーンでこんなこともありました、あんなこともありました
って回想シーン挟み込んで感動タイムを盛りあげよ言うとしても
涙なんかでねぇー!
あのね、稼ぐために女を捨てました、、、、とか
稼ぐために風俗始めました。。。
・・・・じゃないよね。
自分が守ってきたプライドを壊しても守りたい
愛しみたい何かに出会ったんだよね?
だから、ナギサは変わろうととしたんだよね?
あんなに嫌がってた実家帰りと本当を知られることを
受け入れたのに。
それに引き取る意思も出したその根拠は?
それを感じたからこそのラスト近くの
イチカの「ごめんね」なんじゃないの?
もっとさ、丁寧に描こうよ。
バレエがうまくなる過程なんてそんなに大事じゃないのに、あんなに尺使ってさ。
他に描くべきところあったべ?
あーーーぁ、もったいない。本当にもったいない。
まとまらなくてアレですが、
とにかく、心の触れ合い、移ろいを感じられない
作品でした。
かなり重厚なテーマとストーリーでした
やっぱりすごかった。
剛君のファンで、この映画はきっと面白いと期待して映画館に行きました。
やっぱり剛君は、すごかった。
感動し泣くのか?と思ったけど。
予想に反して泣きませんでした。思い知らされたというのが、感想です。
周りの人や家族と仕事や生活する事で、神経をすり減らし、ストレス溜めて生きています。
どんな人も幸せな人生って無い。
こんなはずじゃなかったと、何回も思いながらリセットできたら、お金持ちになれたら、別人になれたら。
と、思いながらも日々生きていかないといけない現実。
結局、ささやかな幸せがあるから生きていく。
トランスジェンダーの話ではなく、みんな人に言えない事や、逃げたい事が誰しもある。
それを抱えて生きて行く。
やり直しができない、当たり前だけど。
それでも生きていくっていう、自分の現実に気づく映画でした。
あしたから、また生きて行こう。
ツヨシはダンスやってるからな
俳優は素晴らしいけど…
期待が大きすぎたのかもしれない。
草薙さんをはじめ、俳優陣の熱演はすばらしかった。
皆が難しい役を躊躇なく魂込めて演じていると感じた。
バレエシーンも本当に美しかった。
ただ、脚本も演出も編集も粗すぎる。
ショッキングなシーンはあれだけ赤裸々に描いておきながら
説明的なシーンはことごとく端折っているので、見ている者の感情が追いつかない。
監督は「娯楽」と言い切っていたが、だからといってダイジェスト版で良いわけがない。
原作があるらしいが、2時間で綺麗に収められないなら映画にすべきではない。
また、あまりにも某漫画を想起させるエピソードが多すぎた。
わざわざ件の漫画家の賛を取ってきたあたり、制作陣も自覚があるのだろう。
「まさかここでこうなるんじゃないだろうな」がほとんど当たってしまい興が覚めた。
ただ、重ねて言うが、俳優陣の演技は本当に素晴らしかった。
それだけでも観る価値はあったとは思う。
今年1番!草彅剛じゃないとダメな役
まず、このキャスティングをした監督?はすごいし、しっかり飯島さんの名前が入ってましたね。さすがです。
イケメン俳優や売れっ子俳優じゃ、この役はこなせない。
つよぽんで良かったと思えるえ映画。
一言では感想は言えなくて、ただ胸がギュッとなる。
自分1人ではどうにもならず、ものすごくセンシティブな世界だと思う。金持ちだから幸せなわけじゃない。
女だから男だから幸せなわけじゃない。
自分を大切にするって、好きになるって、、実際どうしたら良いのかな?大切にされてるとか愛されてると感じる事も千差万別。最後のシーンについては、確かに急いだ感はあるし、ショックだけど、最後のシーンにばかり言及する人は、この映画の本質がわからない人だと思う。
そこじゃないんだよ、、と言いたい。
一瞬の幸せではかない時間
トランスジェンダーのなぎさが、育児放棄にたっているいとこの娘を預かることによって本当の親子のような絆を育んでいく話。
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いや〜〜ちょっとこの映画やばかったわ。こんなに後に尾を引く映画であったの久しぶり。いつもあーでもないこーでもないグチグチ言っているこのアカウントですが、人間本当に良い作品に出会うと語彙力を失うよな?今回すごいとよかったと最高多発してると思うので悪しからず。
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とにかく、草彅くん初めキャスト陣全員素晴らしい。草彅くんは言うまでもないので、私は田中俊介さんと一果の親友の子がすごく良かったと思う。田中俊介さんは元々知ってたけど、エドロールで初めて出てたってことに気がついた。一般のトランスジェンダーの人が演じてるのかなあと思ってた。
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一果の親友の子は、良い子じゃないけど良い子っていう微妙な感じを上手く演じててよかった。こういう一見性格の悪そうな子が、ちらっと見せる弱さだったり優しさっていいよね。
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そして、劇中赤と青のものを出演者たちが身につけてるのに注目して欲しい。恐らく水川あさみ演じるお母さんの色が青、なぎさの色が赤なのかなと勝手に解釈したんだが、最初一果が青なぎさは赤、それがあるシーンで二人の服の色が逆になる。そこが1番綺麗なシーンだし、2人の1番幸せなで一瞬の時間だったことが切ない。
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ちなみに、私新宿で見たんですが、帰り道もう映画の世界と同じすぎてしんどかった(新宿が舞台だから当たり前ではある)。あのルミネのとことかね!?帰り道通るじゃん!?
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歌舞伎町のあの治安の悪い道を歩きながら、いつもは嫌な気持ちになるキャッチやら風俗の勧誘やらの人達を少しだけ優しい眼差しで見れた帰り道でした。
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いやもっと書きたいことあるけどうまく言えないからとりあえず見て!?
未だかつて感じたことのない想い…
映画を観たら毎回帰りにカフェに寄って、そこで映画レビューを投稿するのがルーティンでしたが、この映画だけは観賞後の気持ちを言語化するのが難しく自分の中で消化するのに時間がかかってしまいやっと書ける気になったので投稿しています。
とは言ってもあの時のあれは一体どういう意味があったのか?とふと考えたり、もう一度あのシーンをしっかり観たいと思ったり、一度観ただけではやはり消化しきれないので必ずもう一度観ます。
この作品をああだこうだ言うのもやぼな気がします。まずは観て感じてそれぞれが自分の人生経験を通して感じて下さい。
草なぎ君はずーっと大好きで映画は必ず観ますが今回は俳優として一回りも二回りも大きくなって何だか違う次元へ登って行ったような、本当に凄い俳優になったんだなと感慨深いです。
ああやっぱり言語化出来ない。
ただ観たら分かります。
本当に素晴らしい作品!!
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