ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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かなり重厚なテーマとストーリーでした
何処かで観たようないや似たようなストーリーではありましたが重さがかなり違った。達成感を味わえない切なさだけが募る主人公の思いを受けて世界に羽ばたく若きスワンとでも言うべきか。
やはり新宿はミッドナイトが似合う街。
女の子が可憐に成長する姿が救いです♪
やっぱりすごかった。
剛君のファンで、この映画はきっと面白いと期待して映画館に行きました。
やっぱり剛君は、すごかった。
感動し泣くのか?と思ったけど。
予想に反して泣きませんでした。思い知らされたというのが、感想です。
周りの人や家族と仕事や生活する事で、神経をすり減らし、ストレス溜めて生きています。
どんな人も幸せな人生って無い。
こんなはずじゃなかったと、何回も思いながらリセットできたら、お金持ちになれたら、別人になれたら。
と、思いながらも日々生きていかないといけない現実。
結局、ささやかな幸せがあるから生きていく。
トランスジェンダーの話ではなく、みんな人に言えない事や、逃げたい事が誰しもある。
それを抱えて生きて行く。
やり直しができない、当たり前だけど。
それでも生きていくっていう、自分の現実に気づく映画でした。
あしたから、また生きて行こう。
ツヨシはダンスやってるからな
俳優は素晴らしいけど…
期待が大きすぎたのかもしれない。
草薙さんをはじめ、俳優陣の熱演はすばらしかった。
皆が難しい役を躊躇なく魂込めて演じていると感じた。
バレエシーンも本当に美しかった。
ただ、脚本も演出も編集も粗すぎる。
ショッキングなシーンはあれだけ赤裸々に描いておきながら
説明的なシーンはことごとく端折っているので、見ている者の感情が追いつかない。
監督は「娯楽」と言い切っていたが、だからといってダイジェスト版で良いわけがない。
原作があるらしいが、2時間で綺麗に収められないなら映画にすべきではない。
また、あまりにも某漫画を想起させるエピソードが多すぎた。
わざわざ件の漫画家の賛を取ってきたあたり、制作陣も自覚があるのだろう。
「まさかここでこうなるんじゃないだろうな」がほとんど当たってしまい興が覚めた。
ただ、重ねて言うが、俳優陣の演技は本当に素晴らしかった。
それだけでも観る価値はあったとは思う。
今年1番!草彅剛じゃないとダメな役
まず、このキャスティングをした監督?はすごいし、しっかり飯島さんの名前が入ってましたね。さすがです。
イケメン俳優や売れっ子俳優じゃ、この役はこなせない。
つよぽんで良かったと思えるえ映画。
一言では感想は言えなくて、ただ胸がギュッとなる。
自分1人ではどうにもならず、ものすごくセンシティブな世界だと思う。金持ちだから幸せなわけじゃない。
女だから男だから幸せなわけじゃない。
自分を大切にするって、好きになるって、、実際どうしたら良いのかな?大切にされてるとか愛されてると感じる事も千差万別。最後のシーンについては、確かに急いだ感はあるし、ショックだけど、最後のシーンにばかり言及する人は、この映画の本質がわからない人だと思う。
そこじゃないんだよ、、と言いたい。
一瞬の幸せではかない時間
トランスジェンダーのなぎさが、育児放棄にたっているいとこの娘を預かることによって本当の親子のような絆を育んでいく話。
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いや〜〜ちょっとこの映画やばかったわ。こんなに後に尾を引く映画であったの久しぶり。いつもあーでもないこーでもないグチグチ言っているこのアカウントですが、人間本当に良い作品に出会うと語彙力を失うよな?今回すごいとよかったと最高多発してると思うので悪しからず。
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とにかく、草彅くん初めキャスト陣全員素晴らしい。草彅くんは言うまでもないので、私は田中俊介さんと一果の親友の子がすごく良かったと思う。田中俊介さんは元々知ってたけど、エドロールで初めて出てたってことに気がついた。一般のトランスジェンダーの人が演じてるのかなあと思ってた。
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一果の親友の子は、良い子じゃないけど良い子っていう微妙な感じを上手く演じててよかった。こういう一見性格の悪そうな子が、ちらっと見せる弱さだったり優しさっていいよね。
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そして、劇中赤と青のものを出演者たちが身につけてるのに注目して欲しい。恐らく水川あさみ演じるお母さんの色が青、なぎさの色が赤なのかなと勝手に解釈したんだが、最初一果が青なぎさは赤、それがあるシーンで二人の服の色が逆になる。そこが1番綺麗なシーンだし、2人の1番幸せなで一瞬の時間だったことが切ない。
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ちなみに、私新宿で見たんですが、帰り道もう映画の世界と同じすぎてしんどかった(新宿が舞台だから当たり前ではある)。あのルミネのとことかね!?帰り道通るじゃん!?
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歌舞伎町のあの治安の悪い道を歩きながら、いつもは嫌な気持ちになるキャッチやら風俗の勧誘やらの人達を少しだけ優しい眼差しで見れた帰り道でした。
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いやもっと書きたいことあるけどうまく言えないからとりあえず見て!?
未だかつて感じたことのない想い…
映画を観たら毎回帰りにカフェに寄って、そこで映画レビューを投稿するのがルーティンでしたが、この映画だけは観賞後の気持ちを言語化するのが難しく自分の中で消化するのに時間がかかってしまいやっと書ける気になったので投稿しています。
とは言ってもあの時のあれは一体どういう意味があったのか?とふと考えたり、もう一度あのシーンをしっかり観たいと思ったり、一度観ただけではやはり消化しきれないので必ずもう一度観ます。
この作品をああだこうだ言うのもやぼな気がします。まずは観て感じてそれぞれが自分の人生経験を通して感じて下さい。
草なぎ君はずーっと大好きで映画は必ず観ますが今回は俳優として一回りも二回りも大きくなって何だか違う次元へ登って行ったような、本当に凄い俳優になったんだなと感慨深いです。
ああやっぱり言語化出来ない。
ただ観たら分かります。
本当に素晴らしい作品!!
主演に拍手!
感動💦そんなもんじゃない世界の人に観てもらいたい
観賞した次の日の朝 目覚めた瞬間
あるシーンが思い浮かび自然と涙がスーッと流れた 一緒に見た人とはずーっと長い時間 映画について語れる そしてまた涙が流れ もう一回また見たくなる。2回目見たら もう一回また見たくなる。80歳近い母は 長生きしてよかった これはすべての人が見た方がいいと感想述べた後、水川あさみさんは出てなかったねと言っていた。🤣💦 最後に 凪沙が一番女性に見えたのが 一果の為にヘアースタイルを変えた時😭母性が漏れ漏れだった🥺💕また見に行くから絶対
いい映画だけど
主演の二人を始め、役者の演技が素晴らしかったです。役者だけではなく、照明やカメラワークもよくて、雑多な家並みや室内などを俗っぽくも美しく、そんな舞台に置かれた登場人物たちも儚げで美しかったです。
主人公の一人がセクシャルマイノリティなのでどうしてもその要素を取り上げて議論を呼びそうですが、人が持つ普遍的な愛と苦悩を描いた作品だと思います。
良い映画なだけに、主人公の最後が前時代的というか、少し安易に見えてもったいなかったと思います。
それで物語が破綻しているわけではなく、悪いとは言わないけれども、もっと新しいアプローチができる作品だったのではないかと思えて、そこが大変惜しい点でもありました。
演技は良くとも演出に疑問あり。。
思い切り賞賛するには所々荒が目立っていたように思う。演技は素晴らしいのだけれど、説明的な台詞やカットが多すぎて、重要なシーンがギャグのように映ってしまったことにとてもショックを感じた。監督はトランスジェンダーの抱える問題を身体的なところでしか捉えられていないのでは?と思うくらい、精神的苦悩が(描いていない訳ではないが)薄っぺらくしか伝わってこず、エピソードを厳選してでも、同じ人間として丁寧に描いて欲しかった。シスジェンダーとは別の生き物であるという描き方だと、永遠に差別的距離は埋まらないと思う。その点、友人リンは絶妙な距離感でいたので強く印象に残ったし、必要な存在だと思えた。うーん...惜しい....
かなり感じる
過酷な運命
賛否両論あると思いますが、私は感動しました。
難しい題材に取り組んだ監督、スタッフ、俳優陣の皆様に大きな拍手を送ります。
特に草彅剛さんの演技に驚きました。
思いどおりにならない境遇、苛立ちを瞳だけで表現する演技力。
瞳の奥から訴えてくる悲しみや苦しみ。
後半から芽生える母性が宿った温かな眼差し。
見事でした。
最後は草彅さんの演じた凪沙の変わり果てた姿にも度肝を抜かれました。
涙が止まりませんでした。
新人の服部樹咲さんも一果そのものでした。
水川あさみさんの迫力も凄かった。
日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」は草彅剛で決まりでしょう?
第39回の最優秀主演男優賞なんて誰が演じてもイイような演技で取れた人もいたんだから。
演じるを越えて憑依している
素晴らしかったです!
凪沙さんの、心の辛さや、優しい所、腹立ち
沢山の感情が 最初から最後まで 私の身体の中をスッと通り抜けていきました。
そして、今もなお残っています。
金魚に優しく餌をあげるシーンが
本当に何気ない事が胸を強く打ちつけました。
もう少しだけ一果ちゃんと、暮して欲しかった。
現実
冒頭、賑やかな音が漏れる、ミラーの前に座る白鳥たちが楽しそうに話しながら同じタイミングでリボンを結ぶ。今度は違う賑やかさのある店に母親を迎えに来た制服姿の中学生が登場する。
ミラーの前に座っていた白鳥たちと違い、ボサボサでピンで留められただけの前髪。
母親からの暴力を受けた後、謝罪をしながら寝る姿を見てさっと手を抜いて立ち上がる少女はまるでいつもその一連の流れをしているようだった。
そんな一果が乗っているバスのシーンで初めてピアノ曲が流れる。もうすでに胸がざわついて、苦しかった。
一果と2人、広場でバレエを踊る凪沙。
踊り終わった後、傍のベンチで眺めていた老人が一果に声を掛けたとき、凪沙は一果のもとへ行き肩を抱き寄せる。それは一果が内緒でしていたバイトの一件があった後で、怖いことに巻き込まれないようにと、自分が守るんだという気持ちの現れではないのかと思った。所々に親戚だからという理由ではしないような言動が散りばめられている。
別々に盛り付けられたハニージンジャーソテー、仕事終わり、階段に座る一果に掛けた「帰ろ」という一言、健二の見た目になったかと思えばもう次見たときには凪沙になっている。コンクールで周りの親が話す一果への褒め言葉を聞いて誇らしそうにする凪沙の横顔。お金がないからと断っていた手術を外国に行ってまで受けた勇気。
どのシーンも見逃してはいけない。どのシーンも抜けてはならない。
見てはいけないと思うほど、あまりにもプライベートなシーンしかなかった。見て見ぬふりをしてきたところを全て見せられた気分。
ずっとつらくてしんどくて、目を背けたくなるような、でもこれはフィクションじゃない。現実だ。
凪沙も、一果も、早織も、りんも、ミズキも、みんな確かに居る。ただの感動映画じゃない。
どんどん綺麗になっていく一果と対照に、どんどんボロボロになっていく凪沙。
一果の肌荒れがなくなったかと思えば、広島に戻ったときまた出来ていたり。
綺麗好きだった凪沙の家が数年後には場所を変え、あんな部屋に独りでいるのを信じたくなかった。
自分は世界を知っていたつもりでいたけれど、全然知らなかった。凪沙がどうしてああなってしまったのかわからない。
多くを説明しない、だから鑑賞者は知ろうとする。
母親とか娘とかじゃない。そんな型にはめる必要なんてない。
自分は一果に似ていないし、母は凪沙に似ていない。
でも、観終わった後、母親に会いたくなる、そんな映画。
全てが現実故に重くて受け止めきれない。
言葉が何一つまとまらない。
ただどうしても残したかった、彼女たちと出会った1人の人間として、自分がどう思ったのか。自分一人で整理するだけでは、この心のざわつきが抑えられなかった。
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