ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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草彅さんて、すごいね。
LGBTには、こんなにも悩み苦しみながら
生きている方もいらっしゃるのかと
観ていて辛かった。
これはきっと、単なる物語じゃない。
草彅さんのしぐさや表情がとても艶めかしく
この人の表現力は恐ろしいと思った。
あと、憎たらしい役どころを演じる人は
それだけ演技が上手なのだからしょうがないと
自分に言い聞かせるようにしていて、
今回で言うならば、サトエリさんが
観終わって数時間経っている今でも
ムカついてどうしようもない。
役とはいえ、あんな母親は最低だ。
金持ちの家に生まれなくて良かった、と
またやせ我慢の持論が再燃するほどに
心の豊かさの乏しい親に育てられなくて良かった、
なんて思い放ってしまいたくなる。
私なら我が子をそんな風には思わない。
子供いねぇけど。
あのバレエを踊るあの子の、
なんと美しいことよ。
深い余韻に浸っている
悲しくて切なくてあたたかい
いい映画でした。草彅さんの演技はよく知らなかったのですが、ポスターの草彅さんの表情を見た瞬間、観たい!!でも悲しい話は苦手なので見に行こうか迷いに迷い、やっぱり草彅さんの表情に惹きつけられ、落ち込む覚悟で観ました。
案の定落ち込んでしまいましたが、あたたかい部分も多少残るというか…。救いようのない虚無感、むなしさが残るような話ではありませんでした。そういう系じゃなくてよかったです。
凪沙と一果、凪沙の友達、一果の友達。それぞれの苦悩や思いが心に刺さって苦しくなりました。
ただ一果の母が改心したのには???でした。そんなことってあるのかな。
最後のバレエが美しかった、拍手しそうになりました。バレエが綺麗だったから救われたのかもしれません。
でも、凪沙が幸せだったと思っていたらいいな。とは考えてしまいます。
草彅さん、女だった、母だった。
凪沙の悲劇に救われない気持ちになった
タイトルなし(ネタバレ)
かなりの期待度で観に行ったが自分には無理だった
役者さんの演技やバレエシーンは素敵です
でも2020年付近の話として理解するのは難しかった
事情はあれどもともかくなんとか病院に行こう!
またはどうしても行けない(行けなかった)のかについての理由を教えて!
後半の展開は残念
草彅くんの凪沙役の演技、素晴らしかったと思います。前半何度も涙が溢れました。イチカちゃんも素晴らしかったし、バレエのシーンがこの暗い映画の中にせめてもの華を添えてくれました。
しかし、とにかく、重い、暗い、救われない…見終わった後、そんな気分になりました。あと、LGBTを不必要に惨めに演出している印象でした。昭和なの?と思うほど、今の時代に合致していない印象も強かったです。
後半、タイに手術に行くところから、話の流れが急に大雑把で強引すぎる印象でした。
発表会で本当の母と抱き合うイチカを目にして傷ついたとしても、凪沙が半ばヤケになり手術をし、田舎にイチカを奪いに行くなどという行動は、それまでの人物像からピンと来ませんでした。そして、その後のオペの後遺症なのか、生々しいシーン。ちょっと強烈すぎました。必要ない演出だと思いました。そこまで凪沙を惨めに演出する意味があったのだろうか?
後半の、無理矢理感、人物の心の描写もすっとばらされてて、その為に浅さ、違和感が目立ちました。
イチカの心の成長、自分から旅立っても、イチカの存在で凪沙の生きる意味みたいなものを感じさせる、もっともっとそのあたりを丁寧に描いたものを期待してしまいました。この映画でなにを伝えたかったのかが、後半の展開で全くわからなくなり、演技が素晴らしいだけにもったいなく残念でした。
いろんな「生きづらさ」の中に
感動というよりも理不尽さ悔しさに感情移入して泣けた
なんで、こんな、自分だけ、その中で希望、憧れ、でも…
人生の途中でうまくいかないことはよくあるだろうけど「彼女」達が抱える生まれもっての「生きづらさ」は多くの人の生きづらさを包含する最小公倍数なんじゃないか 涙する感動ではなく共感からくるため息、悔し涙
絶対なれなかった、これからもなれないものへの憧れ、なったはずなのになれない、単純に「母になる」じゃない くそーなんで、なんで
皆さん演技が素晴らしかった!草彅剛さすが!あとバレエだけでも見る価値あり
ホルモン系をいじると体調とメンタルが大変なことになるっていうのは聞いたことあったけどこれは辛い 単純に取ればええやんでは全くない
生きづらさと母親の役割
この映画はまず社会的役割、人間の弱さという点に対する生きづらさについて考えさせられた。
劇中のセリフの中で「私らみたいのは1人で生きていかんのよ」という印象的なセリフがあった。人にはそれぞれ個性があってそれが社会という規範に当てはまる人もいればそうでない人もいる。その中で特に合わない人間がどう生きていけばいいのか。また、合わない人間は合わないからと言って1人で生きていくことは出来ない。社会的マイノリティーの人間的弱さが心に刺さった。
そしてこの映画ではもう一つ母親とはなんだろう?理想的な親子関係ってなんだろう?という家族の役割についても考えさせられた。
母親とは一般的に生みの親の女性を指す。じゃ、その生みの女性はどうあるべきなのか?そしてその理想は生みの女性のみが実現しないといけないのか?たくさんの疑問が浮かんだ。この映画を通して、私が出した答えは単純だが母親の役割とは愛であり、その提供者はその責任を負えるものに限ると感じた。愛という形のないものが人には大切であり、人間にとってその形のないものを知るには母親が必要であると思った。そしてもちろん愛の提供者は生みの親がベストだが、それがたとえ違くても、人間の美しい繋がりによって愛が守られればそれは良いと感じたし、だからこそ改めて支え合いについても大切だと思った。
一果の成長が素晴らしい
私はアセクシャルです
レビューが良いので、満を持しての鑑賞。
結論から言うと、観る人によっては感じ方が変わりそうで私はその世界観に馴染めないタイプ。
ヒューマンなのか、loveストーリーなのか、社会派作品なのか統一性がない。
アセクシャルの私には、人を本気で愛したことがないので感情移入が出来なかったのが問題なのかもね。
でもバレエシーンは綺麗だし、一果の友人の徐々に積み重なる切なさといったら何とも言えない感情になり涙が出ました。
草彅さんは勿論、他のキャストの皆さんは賞を獲って頂きたいほどの名演技。
だけど田舎の凪沙の母親のあの異常なまでの拒絶感には見覚えがあり、少し気持ちが沈んだのも事実で、もう一度観に行く勇気はありません。
タイトルなし(ネタバレ)
レディースディーにて鑑賞、とても期待して見に行きましたが、終わってからザワザワ感か、とても気分の悪い映画でした。バレーのシーン新人さんの女の子がとても綺麗で良かったですし、何故か草なぎ君とのシーンは涙が出ました。自然に…なんでだろう?ジェーンダーさん達への映画としても、とても悲しく、辛く、昔自殺した芸能人の方を思いだしたり、今の日本では、まだまだ暮らしにくいというメッセージの映画だったのでしょうか?また見たいという映画でもありませんでした。人間人間ですかね。
非常に中毒性のある映画だ。
映画は、前情報を入れずフラットな状態で観るよう常々心掛けている。そのため「ミッドナイトスワン」を初めて観た後は未だ分からない部分、補完できない部分が有り、でも分からないまま、ただただ涙は頬を流れていた。この涙は何の涙なのか分からないまま泣いていた。凪沙さんが可哀想…みたいな単純な涙ではない、悲しいのか嬉しいのかも分からない、巧く言葉に出来ない感情が渦巻き、だから客席を立つことが出来ない人が続出しているのではなかろうか。だから何度も何度も追いスワンしたくなる人が続出しているのではなかろうか。非常に中毒性のある映画だ。やばい、とんでもない物を見てしまった…って感じ。
内田英治監督をはじめ、スタッフやキャストがSNSで広報活動に頑張ったせいか、とても幅広い層にまで拡散されており、その人たちが実際に映画を観て、その感動を拡散するという現象が続いており、拡散が止まらない感じ。映画は、そんな感じでクチコミ的に拡がっていくのが理想的だと思うので、とても良い現象だと思う。
結構衝撃の描写も結構あったのに、観賞後まったく嫌悪感が残らないくらい美しく昇華した草彅剛の圧倒的な演技と存在感は、流石としか言いようがない。
脇を固める共演者も皆素晴らしい。服部樹咲は言わずもがな、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖も良かった。個人的には一果の友達りんを演じた上野鈴華が特に良かった。
えっマジ
草彅剛素晴らしさは、完全に凪沙に憑依して、見るものの心に凪沙の、そ...
草彅剛素晴らしさは、完全に凪沙に憑依して、見るものの心に凪沙の、そして傷つき哀しむ人の心に強く共感させた事だ。自分自身が凪沙の、一果の気持ちに憑依してしまった。
特に一果の為に堕ちて行く自分に怯えた凪沙の演技、母親の眼差しは女性を演じているのではなく、哀しい女性そのものだった。日本の映画界は忖度で彼を正当に評価出来ないかもしれない。是非、海外で正当に評価されて欲しい。
エンディングで興ざめ
小説と同様、エンディングは海で終わったほうがよかったと思う。
イチカの演技がよかったので残念。
私はイチカは海で死んだ と思っていました。
友達は自殺し、なぎさは半死人状態となり、イチカは生きる気力を失い
海に入ったものだと。。。。
自殺を想像させないため映画ではエンディング追加してしまったのかな~
予告編がキモ
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