のぼる小寺さんのレビュー・感想・評価
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全てが緩い作品
ストーリー。演技。展開。
全体的に緩かった印象。
予告編で期待してたけど残念な感じ。
主役の小寺さんを演じた工藤遥さん。
彼女の為に作られた作品なのか?
スポ根? 学園系? ラブコメ?
どれにも合致しない感じ。
ジャンルに拘らないストーリーは良かった。
主要のキャストさん。
それぞれのキャラを刷り込む展開はその後に期待。
それを後半に期待したけど、その手法があまり生かされて無いのが残念。
自分的に素直な小寺さんの一生懸命な性格に、その仲間が共感しながら成長して行く事を表現したかったのかなぁ。
ラストのベンチのシーン。
あれは好きです。
コロナウィルスの為か舞台挨拶も出来ないので上映前に監督のメッセージが映されるんだけどあれは良かった。
猿の着ぐるみで風船を取りに行くシーン。
自分が中学生の時にサッカーボールを取りに行くのを思い出した(笑)
あんなに軽快ではなかったけど( ´∀`)
夏の音と蝉の声
全体的に若い子向けなのかな、と思ったけど
意外に大人目線でも観れました
小寺さんの真剣な眼で挑む姿勢はいつも静かで
とても高校生には見えないくらい落ち着き払ってるのが
この映画全体の雰囲気になってて、
近藤のかなりストーキングな恋心も
結果、爽やかに思えてきました(笑)
学生時代の絶妙にアンバランスな友情にも共感
まだ自己が確立してないが為に
思惑と違う言動に走ってしまい相手を傷つけてしまいがち
ボルダリングは
思い切り力を出し切ってやれば皆にガンバ!って
応援して貰えるって先輩達が言ってたけど
努力を認めてもらえるって、自信になるよね
真剣な姿を笑う人なんて居ないんだ、って。。。
"S"TALKING
ほんわかした作品でした。小寺さんが周りを間接的に変えていく物語です。ただ、近藤くんが小寺さんの動向を探る様子は最早ストーカーに近いような気がします。直接話すのが中盤過ぎたあたりは少し遅いですね。田崎さんも撮影と称してますが、まぁ盗撮ですね。小寺さんが大らかな性格でよかったです。
モブキャラはかなり気の短い奴らが多いようで。馬鹿の要素をこっちに全部詰め込んだ感じですね。
小寺さんの魅力が迸る中で、他のキャラクター達が輝いていないのが引っかかりました。小寺さんが人と人の輪を作っていく感じは好きなんだけどなぁ…
もういいよ、とは言ったけど
まっすぐ頑張ってる人に周りが影響されていくという、少年漫画にありそうな設定で自分はハイキューやちはやふるがオーバーラップしたんだけど、この作品は熱血とか根性とかそういう感じではなく淡々とした感じ。
自分の学生時代の先輩にも小寺さんのような人がいて、今思うと影響されて頑張ってたなぁと。
そのおかげなのか仲間も増えたし歳を重ねた今も良い記憶として残ってる。
自分は小寺さんにはなれなかったけど、近藤くんにはなれてたのかな?
近藤くんがあの時払った手と2年後にはハイタッチしてると信じたい。
ほのぼの泣ける
タイトルは「のぼる小寺さん」ですが、描いているのは小寺さんに影響を受けて自分を見つめ直した4人の男女の物語。だから4人の視点から小寺さんが描かれていて面白いです。
小寺さんは今を必死に生きる女の子。でも誰かと競い合うことには興味がなくて、昨日の自分を乗り越える日々を過ごしています。観ている僕たちも4人と一緒に小寺さんを応援したくなる、そんな素敵な作品です。
ただ、★4つにならなかったのは、台詞・演出・編集に少し難点があると感じたからです。
唐突すぎる台詞は演出も含めて残念なところ。会話をしたことのない相手に対して、そんなことを唐突に聞くかな?というシーンがちらほら。主人公がオドオドする演出もやり過ぎで少し気になるところ。
編集ではゆったりとした作品にしたいのか、間延びしている箇所も多く、近藤が小寺さんと夏セミの音について話す時の「間」は近藤視点だからなのか、音を消すこともカメラが寄ることもしないので、頭に「?」が付いてしまいます。他のシーンも同じように映像による説明が不足している部分がありました。
みんなで小寺さんを応援したくなり、自分ももっと頑張ろうと思える作品ですので、是非劇場でご覧ください。
#44 一生懸命って今どき大変
鼻血を出してもホケ〜としてる感じの小寺さんなのに、クライミングには一生懸命で、彼女を見ている人達も一生懸命にしちゃうところがすごい。
でも一生懸命な人を冷めた眼で見ちゃう同年代の人達もいて、今の時代に自分自身でいることの難しさを感じる。
部長がでんでんさんに見えて仕方ないのは私だけ?
こういうタイプの映画ある
主人公が自分のやりたいことに集中して淡々と行動して、周りがそれにつられて変化していくというこの頃の青年誌にあるような話なの。微妙に変わるんじゃなくて、はっきりと解りやすく簡単に変わるのね。
変わっていく人毎に章立てになってて、順番に変わってく様子が描かれるの。
少し解りやすすぎる話なんだけど、それでも素材がボルダリングで面白くて、観ていられるのかな。
演技は伊藤健太郎が抜けてうまくて、逆に浮きそうだった。工藤遥は佇まいと話し方が武田梨奈に似てる。小野花梨は別の作品で観た気がするんだけど、なんだったろう。
四条に告白する女の子がすごく良かったのね。ラーメン屋で「あの!」って入ってくるところも、学園祭で鼻を触るシーンも、告白のシーンも。「誰だろう?」って公式Web観ても解らなかったんだけど、中村里帆なんだね。すごく良かった。
一生懸命の素晴らしさ。背中で教えられる青春ドラマ!!
【賛否両論チェック】
賛:小寺さんのひたむきな姿を見ているだけで、一生懸命何かに取り組むことの素晴らしさを教えられるよう。そんな彼女に感化されて、少しずつ変わっていく主人公達の様子も、観ていて微笑ましい。
否:似たようなシーンが多く、展開もかなり淡々と進んでいくので、興味を惹かれないと退屈してしまいそう。
何かに一生懸命になることへの恥ずかしさや抵抗感から、どうしても斜に構えてしまいがちな思春期。そんな中にあって、誰に何を言われても、とにかくひたすら自分の夢を追って、目の前の壁を登り続ける小寺さんの姿は、純粋に一生懸命頑張ることのカッコよさを教えてくれるようです。
そして本作では、そんな小寺さんの周りで起こる、人間達の小さな成長の数々も印象的です。最初はぬるま湯に浸かっているだけだった近藤や、自分からは何も出来ずにいた四条、自分の夢を追えずにいたありかや、なんとなく学校生活から逃げていた梨乃等々。みんな小寺さんから直接何かを教えられた訳ではないのに、その熱中して頑張っている姿を目の当たりにしているだけで、それが少しずつ自らを成長させていくエネルギーへと変わっていく姿が、とっても微笑ましく映ります。特に近藤の変わりっぷりは、まさに圧巻ですね(笑)。
ただ展開そのものは、特に大きな事件が起きるわけでもなく、とにかく淡々と同じようなシーンが進んでいく感じなので、人によっては退屈してしまうかも知れません。それでも、主人公達の一生懸命な姿からいろんなことを教えられるような、そんなステキな青春映画ですので、是非チェックしてみて下さい。
【皆、一生懸命見ているんだ。 君が無欲無心に頑張る、尊崇な姿を。】
・小寺さんは壁を登る、無欲無心に。
ー”工藤遥さん”は、初めて拝見しましたが、ピュアな表情と、醸し出す優しい雰囲気と、抜群の体幹に驚きました。あの、全国大会のグレードはどれくらいなんだろう・・。ー
・小寺さんはエンピツを無心に削る、カッターで。
ー何となく、好きなシーンです。-
・小寺さんはゴミを拾う、知らない人が捨てたバーベキューのゴミを。
ーここも、好きなシーンです。さり気無く、ゴミを拾う人って善い人だと思います。大袈裟かな・・。-
・小寺さんは言う。彼女の姿を嘲笑する人に。"寂しいんだ・・。"
ー器が大きいというよりは、ここも小寺さんの人柄を表している。-
-そんな、小寺さんの姿に徐々に見入られ、前向きな気持ちになって行く、周囲の高校生男女の姿。-
〈古厩監督が、悩める高校生達を優しい視点で描き出した作品。吉田玲子さんの脚本も冴え渡る。
じんわりと心に沁みる良い青春映画でした。〉
わからないけど、なんか泣けるじゃん
ほのぼの。かなりのんびりした作品。なにか事件が起きるわけでもなく、大きな葛藤があるわけでもなく、クライミング部の小寺さんを中心にちょっとずつ心の変化が訪れる程度なのです。進路希望提出。適当に書いておけばいいじゃん・・・と思うのに、「クライマー」と書いただけの小寺さん。元モーニング娘。なんだそうだ(知らなかった)。単なるアイドル映画じゃねーか!そんなもん観る価値無いわ!と仰る方は「クレイマー」になること間違いなし。
ボルダリングを扱うことによってオリンピックイヤーを盛り上げようという映画ではありませんし、遥か昔の高校時代を思い出す映画でありました。ただ、「コクる」という言葉は40年前にはありませんでしたけどね・・・(苦笑)
何かに夢中になること。好きな子を想うこと。そんな若さがうらやましいとも思いますが、柔らかな光が彼らを包んでいる。今年はインターハイだって甲子園だってなくなったけど、夢を奪われてしまった今の高校生たちもこの映画を観て和んで心を癒してほしいと感じました。
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