「コンフィデンスマンJPの2作目」コンフィデンスマンJP プリンセス編 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
コンフィデンスマンJPの2作目
ハーモニーの美しさと楽しさが、いっぱいのコメディ映画です。
主要出演者の多さ・・・まるでオーケストラ並みですよ。
それがダー子(長澤まさみ)ボクちゃん(東出昌大)リチャード(小日向文世)の、
詐欺師トリオだけが目立つのではなくて、
出演者一人一人が輝き、コラボして楽しい雰囲気が際立つ『プリンセス編』でした。
先の『ロマンス編』はコンゲームの緊張感いっぱいで、食うか食われるかの、
大事件と、どんでん返しの連続と派手でしたが、
今回は世界的大富豪レイモンド・ラウの遺産12兆円を相続する隠し子ミシェルを、
コンフィデンスマンJPの3人が、孤児のコックリ(関水渚)をミシェルに仕立て上げて、
遺産を狙う・・・
メインテーマはコレなんですけれど、今回はただの詐欺師の騙し合いではない。
ただ頷くたげのだけのコックリが、帝王学を教育されて勉強して、日に日に賢く美しくなって行きます。
ひとりの貧しい少女の成長物語としてとても清しい気持ちになります。
人生、お金だけでない・・・そんなメッセージさえ感じてしまいます。
そしてジェシーの三浦春馬くん、スタアの竹内結子さんふたりのの弾ける笑顔。
特に春馬くんのダンスシーン、永遠版として目に焼き付けました。
舞台となったのはマレーシアのランカウイ島の豪華リゾート地。
亡き主人レイモンド・フウの執事のトニー(柴田恭兵)
トニーはコンフィデンスマン初登場ながら、なかなかの貫禄と存在感でした。
律儀で誠実なのに、敵に回したらヤバイゾ感、凄かった。
ダー子にいつもいつもヤられる赤星(江口洋介)
いつも遅れて来る五十嵐(小出伸也)
前作に増してスケールが大きく、キャストも期待通りに遊びまくり、
その相乗効果で、ますます楽しい。
脚本、演出そしてキャストのコンビネーション抜群です。
最後にある「タネバラシのシーン」
やっぱりなるほどねーと楽しい。
(エンドロールの最後の最後にコントがありますので、これもお見逃しなくね)
日本的な王道のコメディ映画です。
琥珀糖さん
みかずきです
本作、アゲインへの共感ありがとうございます。
アゲインは、最近、投稿した作品レビューの中では推しだったのですが、
2015年公開作なので、共感数がイマイチだったので、感謝します。
では、また共感作で。
-以上-