劇場公開日 2020年7月23日

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「「ロマンス編」が面白過ぎたので、これはあまり期待し過ぎない方が楽しめる」コンフィデンスマンJP プリンセス編 クララさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ロマンス編」が面白過ぎたので、これはあまり期待し過ぎない方が楽しめる

2020年8月27日
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鑑賞方法:映画館

面白かった前作「ロマンス編」の劇場版第2弾、「プリンセス編」。
世界有数の大富豪フウ家の10兆円とも言われる遺産をめぐり、相続争いとダー子一味の遺産詐取計画のコメディタッチの騙し合いドタバタ劇。舞台はシンガポール、香港、マレーシア・ランカウイ島。

面白かったが、先が読めてしまい、ストーリーも深みやひねりが無く(薄っぺらな感じ)何となくあらすじが見えてしまった。前作のような激しいどんでん返しの繰り返しが無く、「いや〜騙されたわ〜!とか、すんごい面白かった〜」とはならなかったのが少々残念。
ロケ地も良かったし、豪華キャストだっただけに、期待し過ぎてしまった。
たぶん、今回は最後に一攫千金!がなかったのもスッキリしない原因のひとつだったのかも。ただ、最後の回想で、ダー子の言葉を聞いて納得するレイモンド・フーのシーンで、少し、もやもやが消えたので良かった。(ここ、お見逃しなく)
そして、三浦春馬が自ら命を絶ってしまったことは、未だに信じられない。ジェシーはいつもと変わりなくイケメンで格好良かった。エールで志村けんを見た時と同じような、胸の奥から熱いものが込み上げてくるような、喪失感が残るばかりだが、映像でその姿が永遠に残るのことには救われる思いだ。

クララ