「ジャッキーmeets『ゲゲゲの鬼太郎』&『妖怪ウォッチ』」ナイト・オブ・シャドー 魔法拳 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキーmeets『ゲゲゲの鬼太郎』&『妖怪ウォッチ』
中国で広く知られる怪奇短編小説作家・蒲松齢をジャッキーが演じるファンタジーアクションで、日本に置き換えればゲゲゲの鬼太郎meets妖怪ウォッチといったテイスト。
ただ、厳密にいえば本作のジャッキーは狂言回し的なポジションで、あらすじの中心人物は、タイトルの『ナイト・オブ・シャドー』でも示されるように、“影の武士”。そのため、中盤からクライマックス以降はジャッキーがあまり活躍してくれない。
ベースとなった数ある怪奇小説の中から、映画化しやすいエピソードを選んだのかもしれないが、やっぱりジャッキー目当てで観た者としては消化不良感は否めず。
ジャッキーが“人外”と対峙する作品は、実は多いようで少ない。古くは『拳精』だったり、近年でも『THE MYTH 神話』ぐらいか。
だからこそ、蒲松齢がもっと活躍する続編を…と言いたいところだが、本国の中国でも興行的に失敗したようなので、それも望み薄なのが残念。
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