劇場公開日 2020年2月28日

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「北欧独特の空気感の見える秀作」ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 星組さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0北欧独特の空気感の見える秀作

2023年8月3日
PCから投稿

落ち着いた画調と北欧の街の風景。
それが主人公の素朴感を増幅させる。

商才の無い老美術商と疎遠に近い娘と孫。
彼は度々家族を不幸にしてきた。

名画か、贋作か、
ドキドキする展開。

人生最後のチャンスに巡り合う老美術商。
亡き妻の形見の処分に心が痛む。
展開は予想できるが、問題では無い。
しかし物語の肉付けの足りなさは難点。

彼は何を大切にしたのか
何を残したのかが大切。
美術好きは是非。

星組