劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

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3.0期待しすぎた

2021年2月11日
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冒頭、出所した主人公が真っ当に生きようとする決意を、「今度こそカタギになるぞ」と台詞で言うところで一抹の不安を覚えたが、西川美和監督にしては終始説明過多、過剰演出に感じた。

特に主人公の周囲に配置された人々の人物描写には不満が残る。
仲野太賀はいつの間にか無償の良き人になっているし、最悪な登場をした六角さんは気が付けば聖人のごとく振る舞っているし、この映画の脇役たちの多くは行動動機がよく分からないので、単に主人公の心情を煽ったり物語を進行させるためだけに親切と不親切を加減しているかのように見えてしまう。

らしからぬ陳腐な場面演出も目につき、この映画が見せたい「世界」というものがどうにも実在感が無いため、最終的に主人公が見せる「生き方」についても共感しづらく、折り合いをつけるってそういうことかなあ?と思ってしまった。この映画の世界においてはそうなるだろうが納得感が無い。

このテーマでこの監督ならもっと良い映画になったんじゃないかと思わざるを得ない残念な一作。
同じ題材を扱っている「ヤクザと家族」の方が面白かったです。

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MACD

5.0もうひとつの「ヤクザと家族」

2021年2月11日
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30年前に読んだ佐木隆三の「身分帳」、まさか今ごろ映画化されるとは思いませんでした。実在の殺人犯、田村義明を描いた小説でしたが、この作品を掘り起こし、映像という形で我々に投げかけた西川美和の視点にひとまず拍手。
主人公は芸者の母と海軍大佐の間に生まれた私生児。父親に認知されなかったため戸籍を持てず孤児院に。そこで非行を繰り返し暴力団員となり殺人を犯し服役します。
西川美和はこの映画で時代背景を令和に置き換え、彼が出所してからを鮮烈な人間ドキュメントとして描いています。
先日公開された「ヤクザと家族」にも繋がるような、一度失敗を犯した人間の生き辛さが描かれており、「すばらしき世界」という題名がなんとも皮肉に感じられましたが、スクリーンの役所広司にぐいぐい引き込まれるにつけ、もしかしたら主人公の内的世界は、ある意味、本当にすばらしき世界だったのかもしれないと想像しました。やはり“シャバの空は広かった”のでしょう。
役所広司の、まるで演技を越えて人間力がほとばしるような表情。加えて、仲野太賀を筆頭としたすべての脇役陣の突き抜けた演技。そして繰り返しますが西川美和の豪腕に脱帽です。
大満足の126分。映画というすばらしき世界に浸ることができました。ありがとう。

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shioshio

4.0普通って何?

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

社会から外れた狂犬が普通になるまでの話だった
でも、普通ってなんですか?を考えさせてくれる素晴らしい映画だと思う

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なんとなく

5.0Great

2020年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

Hawaii International Film Festival. Wonderful Film.

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Jason Jiang

2.0駄作

2025年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

所々良い演技は見られます。無駄遣いですが。
シナリオはクソ。
暇つぶしなら可
周りの登場人物が聖人すぎて少し泣ける。
長澤まさみがとうでもいい役なんだけど上手いなーと思った
エンディングがホントにクソ何が言いたいのか少し切ないだけ
本当につまらない
役所さんコーティングがなかったらマジヤバいよ!
誰が高評価してるんだろう??

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yab
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