劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全455件中、241~260件目を表示

4.0花を綺麗と思える美しいと思える世界

2021年2月24日
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鑑賞方法:映画館

主人公は生き方は不器用だが、花を綺麗と思える心を持っている。
ラストの病院のシーンのように、人間の社会は残酷で汚い心が重なって成り立っているが、
それよりももっと残酷なのは、人間として、動物として、自然を空を美しいと思えない心だ。

社会でうまく生きていく為に、自分を制御し、欲望を抑えるが、本来世界はもっと美しくできている。

追記
ラストのシーンにて、ライターと役所の人はいつ面識があったのか、主人公の周囲の人間同士の関わりに必要性はあるのかと疑問を持った。

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Eeee

4.0役者役所広司

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

78歳の父と2人で観に行きました。ドキドキハラハラホロリかつ
ケンローチ映画のように社会的弱者視点で、少し考えさせられもしました。

主役に役所広司を据えて、チンピラさせるだけで映画としては半分成功
と言っても過言ではないかな。どら平太、狐浪の血しかり。

いつキレるか、この言葉にどう反応するのか、彼を見てると飽きません。
邦画界を支える良い役所です。あ、役者です。

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カルカソンヌ

4.5不自由な世界

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

テレビでありがちな社会の底辺で生活をする人たちを上から傍観するドキュメンタリーみたいなのが嫌いでこの映画もそういうのかと思って敬遠してたのですが、観てみると全然違いました。
語り部の小説家を目指す青年もそんな魔宮のようなTV業界がいやになってディレクター業をやめたという過去があり、主人公のシンプルな生き方にしだいにひかれていくという話です。
現代社会に適合しているプロデューサーから現代風正論で説教されるもわかってはいるものの何か抵抗感がある。
打って変わって主人公の元ヤクザの周りには暖かいコミュニティが形成されていく。
どちらが正解ということもないでしょうが、どちらが居心地がいいのか・・・

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アモルフィ

4.0生きていく

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

刑期を終えた男の人生映画

なぜかどんどん三上に惹かれて好きになっていく
そんな映画でした😊

一緒に観ている観客達も笑っていてみんな三上が好きになっていたと思う。

三上に関わる人達も人間味があってとても良かったです✨

でも最後がなぁ、、、🥲

色んな意味でさすが西川監督です。

歌詞のない音楽がまた映画に入り込めたのも良かった!

役所さんは本当に良い俳優さんです。三上役は役所さん以外考えられない笑

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アプソ

4.5自分が望んでそうなったわけではない、その痛み苦しみを救う何か

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

コロナ禍のなかでも沢山の人が映画館に観に来ていてビックリしました。
涙の鼻水をすする音が時折聞こえて来ました。

役所広司さんが養護施設で歌を歌う所、母を慕う子供の無垢な心を感じました。
後でサッカーをして子供を抱きしめるとき、子供を持ちたかったであろう思いが自分とダブり何んとも言えない切ない思いがして涙が溢れました。
私は母親から精神的虐待を受けて精神疾患になったので身につまされる思いでした。
母だって意図してしたわけではないだろう、しかし自分の抱える苦しみを子供に暴力的に吐き出したことは事実です。
自分が望んでそうなったわけではない、その痛み、苦しみを救う何かを日本人は本来は思想として持っていたと思います。
何故日本はこんなにも自殺する人の多い国になってしまったのか。悲しい。
そして、私は今、何故か生かされて生きている。
私が望む素晴らしき世界を創造していくチャンス(自由)は与えられている。

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まゆとよ

4.5監督からの挑戦状

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

このタイトルに関して、監督から挑戦状を
叩きつけられました。この現代社会にとって、
素晴らしい世界とは何なのか、と。

少し前に観たヤクザと家族にも通じる、
主人公の真っ直ぐな気持ちが、現代社会と大きな
乖離を生みます。もちろん暴力はいけませんが、
日本人が大事にして来た義理人情の居所は、
だんだんなくなって行ってしまうのでしょうか。

役所さんの演技は素晴らしかった。
難しい役所(やくどころ)だったと思いますが
最後まで見事に演じ切ったと思います。
周りの役者も良かったなぁ。
途中、周りの暖かさにもジーンとさせられます。

ピュアな気持ちにさせてもらえる映画です。
心の洗濯に、どうぞ。

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t.kokubun

4.0道(未来)は変えられないのか

2021年2月23日
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泣ける

知的

殺人罪で13年の刑期を終え、出所した三上(役所 広司さん)。
東京で堅気となって再出発することを誓うが、
なかなか上手くいかない様子。

真っ直ぐな性格と短気な所があるため、
トラブルに巻き込まれそうになるが、
再出発を応援する人たちの助けもあり、
ギリギリのところで回避します。

本作は、ストーリーに派手な部分はありませんが、
人生の大半を刑務所と裏社会で過ごした男が、
真っ当な人間として社会に適応し、
普通の生活を送ろうと努力する姿を
主人公・三上を演じる役所広司さんが、
リアルに演じられておられます。

ストーリーの中では、表社会に適応できず、
苛立ち、裏社会へ戻る方が楽だと考える場面も描かれており、
そんな、三上の葛藤を見ていると、
“人の進む道は変える事はできないのか”と考えさせられました。

三上は、再出発を応援する人達に恵まれたこともあり、
人間として成長し、社会に適応していきます。
表社会、裏社会は関係なく、
社会や周囲の人達との関わりから
人は変わることができ、成長できる。
そうすれば、道(未来)が拓ける。。。

そう語りかけている作品に見えました。

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ayakan

4.5傑作

2021年2月23日
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鑑賞方法:映画館

役所広司が素晴らしいのは言うまでもなく、やり過ぎず、でもエモーショナルに、登場人物みんなを丁寧に扱っているのが素晴らしい。社会とは人であり、人は社会であることを描いた傑作。日本のケン・ローチというといいすぎか。

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ghostdog_tbs

3.5すばらしき映画

2021年2月23日
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問題とエンタメのバランス、すごい手腕である。

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shinmee

5.0自分自身に刺さる映画

2021年2月23日
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泣ける

考えさせられる映画でした。別所さん演じる三上が色んな人に出会い助けられ、人として成長していく姿が感動しました。自分の祖父もキレやすい人間だったので、敬遠してましたが津乃田みたいに繋がれば分かり合えたかもしれない。本当に心に刺さる良い映画でした。

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ウニ丼大盛り

4.5正直者には生きづらい

2021年2月22日
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泣ける

悲しい

極道だろうがなかろうが正義感の強い人、良い加減に生きられない人って社会に適合するのは難しい世の中だなと。
役所広司さんの演技はとても素晴らしいんだが、個人的にはキムラ緑子さんにグッと来た。

真っ当に生きるっていうのはどういうことなんだろうなぁ
最後の最後まで悩んでしまうこのすばらしき世界

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moto

5.0不幸でありながら幸せになった役所

2021年2月22日
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少し前に観た「ヤクザと家族」に似た物語でした。私たちの生きるこの3次元の世界では、もはやヤクザは化石になりつつありますが、彼らが普通の人間になろうという意志を、簡単には認めない世界にますますなりつつあります。不寛容の世界なのです。だから再犯率は下がらないというジレンマに陥っているのでしょう。現代の問題といえます。ストーリーは違えど、「ヤクザと家族」と同じに、役所がこの世のヤクザとしての宿命をたち切った時、この世の使命を終えてしまいます。それでも、今回も何故か穏やかな気持ちで見送ることができました。一番の救いは少数ではあれど、役所を守る人たちがいたことです。そのおかげで、真っ当な人間になって行くのですが、そこが一番泣けました。前半は、役所が極道そのもの、瞬間湯沸かし器のような振る舞いに、匙を投げたくなりましたが、それが変わって行くとき、嘆きが歓喜になるのです。成長物語は映画の王道なのでしょう。あと、所々に色っぽいシーンがあるので、ドキドキ感もありました。長澤やキムラの色っぽさや、仲野の名演技も秀逸そのものでした。良い映画です。

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三輪

4.0素晴らしき邦画

2021年2月22日
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予想以上に良い映画でした。
これぞ邦画の真髄、心揺さぶられるとともにノスタルジックな気持ちになりました。
そしてなにより、主人公三上を演じた役所さんの圧巻の演技に脱帽です。

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sion

3.5役所広司さんオンステージ作品です。

2021年2月22日
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最近、任侠世界の人の現代の生きにくさを扱う映画多い気がします。ブームなのかなぁ?なんなんだろう?GAPを作りやすい、ストーリー作りやすいのかなぁ?
なんだか<ヤクザ><任侠>がキャラ扱いされているようで、なんかしっくりこないです。

さて、まずは主演の役所さんのための映画だなぁと。
その主演の役割を十二分に演じ切った役所さんに大拍手です。
とにかくずーーーっっと画面にいます、役所さん。それが苦にならないし、見事に一人の人間を演じ切りましたね。役所さんじゃなければ本作は成り立たなかったのではないでしょうか?役所さんをキャスティングできたことが最大の演出だったのではないでしょうか。
脇を固める演者さんたちもよかったです。ただ、根幹ストーリーへの絡みではないので印象が薄いです。そこは残念でした。もったいなかったなぁと。

ストーリーとしては、冒頭述べたように、最近増えてきたかなぁ?って感じです。
任侠の世界と刑務所しか知らない男のカタギ生活を目指す物語です。
一人の男の出所後の人生を描きながら、何かを描こうとしていそうなんですが、ちょっと、とっ散らかっている感があるんです。様々なサブエピソードがあるのですが、それらが簡単に出ては消えていくので、なんだったんだろう?って感じ。(ツノダ君の三上への絡み方の動機の描き方とか薄いよなぁ)

そのサブエピソードの扱い方が、役所さん以外の演者さんの扱いに繋がっているような気がするんですよね。もっともっと、深みある作品に仕立てられたのではないかなぁ?って思います。
役者陣はとても良かったから、もっともっとそれぞれの人物や人間関係に踏み込んで欲しかったかなぁ、残念です。

なので、結局ラストのオチのみで本作のテーマを語ろうとしているんじゃないのかな?っていう風に見えちゃいました。(僕はこのラスト、好きではありません。安易な着地感で)
映像やエピソードを通して語って欲しかったかなって思います。全体的にセリフで語り切っちゃう演出も好きになれなかったなぁ。
でも、元ヤクザだから生きにくい、元ヤクザだから苦労するという視点に限っていないところは好感はもてました。あくまでハンデを背負った人間の精一杯の日常を描くというスタンスは好きです。
ですがなんでそのハンデを背負ったの?ってところを掘り下げて人物像をくっきりさせていくことでストーリーに厚みを持たせられたのではないかなぁ?と・・・重ね重ね残念。

本作を観終わって、僕は小さい頃砂場で遊んだ棒倒し遊びを思い出してました。
遊び方は、円錐状に固めた砂に棒をぐさっと刺し立て、友達同士で順番に棒が刺さってい砂を取り除き(砂の量は自由)、倒した人の負け・・・・って遊びです。棒を立てるのも倒すのも僕たちです。

棒っ切れは地面に落ちている木の枝です。硬いです。子供の力じゃ簡単に折れません。それで叩かれたら痛いです。けど、木の枝だけで立つことはできないのです。木の枝は大きな木から離れたら一本では立つこともできませんし、枝から芽吹くこともできません。

僕たちは砂を固めて枝を立てるために生きているのだろうか?それとも倒すために砂を取り除く生活をしているのだろうか?なんて思っちゃいました。きっと、いずれも僕たちなんだろうと思います。強いようで一人で立てない枝を支える土台を作るのも人間なら、壊すのも人間なんでしょう。
それは間違いないと思います。世間にパラダイスはありません。けど、人間関係を失ってしまうと土台すら作る機会を無くしてしまいます。人間とは、人間社会とはくだらないけど、面倒くさいけど、素晴らしいんだろうな・・・とぼんやり「棒倒し遊び」を懐かしみながらエンドロールを眺める僕でした。

良作です。

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バリカタ

5.0良かった。

2021年2月22日
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役者もストーリーも良かった。よく練りこまれている印象。
突然の暴力に理屈じゃなくてぶるぶるしちゃう感じ、分かる。
介護施設でのからかう感じとそれにむかつく感じ、分かる。
また暴力団に入っちゃいそうな感じもそうなんだろうね。
いい映画でした。

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khapphom

4.5浦島太郎が見た広い空

2021年2月22日
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本作は、タイトルと役所広司さんに惹かれて鑑賞。

6回の服役で合わせて30年近く刑務所に入っていた三上。主な罪状は、暴力事件と思われます。6回目は殺人で、懲役10年のところ、問題を起こして13年かかりました。
迎えに来る人も無かった三上は、弁護士の助けで、生活保護を受けつつ社会復帰を目指します。そして、幼いころに別れた母親を探そうとテレビ局に連絡します。

アパートの部屋は布団がきちんと畳まれ、他にはほとんど物がありません。ずっと社会と関りを持たずに生きてきたから、飾りたい思い出の品も、本も趣味の物も無いのです。
すぐに激高してしまう三上。彼なりの理屈はあるにせよ、怒りを抑えられず、社会復帰はスムーズにはいきません。すべては自業自得なのです。でも実は実直な彼に、手を差し伸べてくれる人はいる。話しかけ、笑いかけてくれる人もいる。テレビマンで作家志望の津乃田(仲野太賀)も、三上の不思議な魅力に惹かれます。

思うようにいかず、優しくない社会だけど、それでも世界は美しく、生きる価値はある。生きるって、せつないけれど。題字が最後に出た事も意味があると思いました。いいタイトルだと思います。

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ゆり。

4.0題名と音楽がしっくりこない

2021年2月22日
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普通に良い映画で
見て良かったと思ったけど

どうもしっくりこなくて…

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ふゆる

5.0噛みしめながら観たい

2021年2月22日
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主人公三上は13年の刑期を全うし、旭川刑務所を出て、東京にいる身元引受人の弁護士の夫婦のところへ行く。かたぎになりたいものの、カッとなると怒鳴ってしまうし、また高血圧の持病もある。
一方、テレビの制作会社を辞めてフリーライターで食べていこうとしている若者、津乃田のところに、三上が更生して行く姿をドキュメンタリー番組にしようという企画が来て、カメラを回し始める。

何とか娑婆で生きようとする三上の必死な姿を認め、正義感が強すぎて暴力的になってしまう彼に、周囲の人たちは、逃げることも大切だ、みんなそうしている、よほどのことでなければ目を瞑れ、見なかったことにしろ、と諭す。前科者に優しい世間では決してないが、それでも生きていける隙間は残されている。
病院の女医さん、区役所の担当者、裁判で証言してくれた妻、身元引受人と奥さん、兄弟分の奥さん、福岡のソープ嬢、そしてスーパーの店長、津乃田。みんな役割があり、無駄がない。俳優に芸人さんなどを使っていないのも良いのかもしれない。
三上から「テレビに出るんですよ」と聞いた時の店長の微妙な表情の変化がすごい。また、津乃田の部屋、身元引受人夫婦の家の雑然とした様子のリアリティ、ボールペンから福岡の電話番号の紙切れを引っ張り出した後の東京の夜景もすごい。
中だるみどころか、どのシーンも全部重要で、無駄がない。すばらしき映画。

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ミーノ

4.0すばらしき世界だわ

2021年2月21日
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人生の大半を獄中で過ごしてきた男の最後の出所後のお話。

すぐかっとなる人はやっぱりどこか脳に障害があるのかも知れないし、その障害も生い立ちのなかで受けてきた心の傷の為かもしれない。

でもそんな人にでも支えてくれるあの人やこの人達がいる。
皆優しいよ。
見返りなんて求めてなくて、とにかく一緒に歩いてくれる。

生きづらい世の中だけど、っていうけどこの映画の世界は「すばらしき世界」だよ。

役所さん仲野さんいい演技でした。

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ちこどん

3.0さすが役所さん

2021年2月21日
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役所さんの1人舞台ですね。すぐにキレる主人公を見事に演じてます。(お前が言うなって感ですけど)
役所さんのような実力派俳優が入ると作品がしまりますね。
長澤さんが意外に絡んでないのが、もったいない気がするのは、僕だけでしょうか?

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ともちゃん