劇場公開日 2021年2月11日

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「不寛容で排他的な現代を生き抜くには」すばらしき世界 ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不寛容で排他的な現代を生き抜くには

2021年3月22日
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嫌なことは聞き流す。
聞こえないふりをする。
逃げるのは恥じゃない。勇気ある撤退だ。

大事なのは孤立しないこと。
だれかと繋がっていることだ。

生きていくって大変だ。
自分を守るために見て見ぬフリをする術を会得し、他者との適当な距離を私たちはいつ覚えたのだろう。

親から教わったのだろうか。

易怒性は、親に捨てられたからなのか。

一人の、反社会的勢力から足を洗おうとした男を捉えた話。

それぞれの人物が、よく描かれている。
クールなTVディレクターの長澤まさみ、スーパーの店長、弁護士、生活保護の担当者、小説家志望の仲野君。

心の動きや想いが、リアルに寄せて描かれていて、淡々としていながらも妙に現実的。

ミツバチば~や