アントラム 史上最も呪われた映画のレビュー・感想・評価
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2020年8月7日現在、私はまだ生きている。
もったいない
ドキュメンタリー風に見たら死ぬと恐怖を煽り、実際その映画が始まる。
映画内映画
ここまではいい。
ただ、そのアントラムの内容がいまいち、、ダラダラと長いし。
雰囲気はとてもよい、昔風の映像、音楽もよい。
話が劇的に面白くない!期待はそんなしてないけど予想以上につまらないんだこれが、、
面白くないにしても興味がもてるような内容でせめてほしかったなー、わざとらしいサブリミナル映像や記号もわかりやすすぎるし映画内映画終了後の記号の解説とかまじでいらないでしょ?
雰囲気はいいんだからもっとカルト的に作るとかサブリミナルも見れるか見れないかでいい気がする
あと、解説したら台無しですよ。
入り口はとてもよかったのにとてももったいない。
まあ、確かに死ぬね。
みんな呪われよう!!!
「観たら、死ぬ」だって?
観るしかないじゃない。
「呪われたフィルムの封印を解く」だって?
観るしかないじゃない。
謳い文句の力と信じる心の力を痛感する映画だった。
不気味なフィルムに強烈なキャッチコピーを付け、尤もらしいエピソードと証言を纏わせ、その付加価値の強さで押し通した作品。という作品。
「本編」自体は、ホラー映画としては正直あまり面白いとは思えないシロモノである。
テンポは最悪で起きることは陳腐でしかなく、とにかく退屈。恐怖も何もあったものじゃない。
所々でショックを挟んでくれるのでギリギリ楽しめる程度。
ただし、面白くなくても好きなポイントは多い。
云く「人為的」に挟み込まれた出処不明のスナッフフィルム的な映像はパンチがあるし、わざとらしく焼き付けられた紋様や残像はどうしたって不気味だし、謎の2人組の行動にはゾッと来る。
ファラリスの雄牛的なやつ大好き。
謎の日本人おじさんも大好き。
特に幼い子供が悪魔に深入りして狂っていく様はなんとも背徳的で良いものである。
悪魔と長時間目を合わせることで苦痛が生まれたり、銃口を真っ直ぐに向けられて心許ない気分になったりと、映画的な完成度は低くともホラーとして工夫はされているんだなと思った。
別に、そのままでも観られる作品ではあるのだ。
「飼い犬が死に傷心の弟を慰めるため、姉の吐いた優しい嘘はやがて悪夢を引き起こす!」とか何とか宣伝文句をつけて、「本編」だけを上映したっていいのだ。
わざわざインタビューやら解説やらを付け足してドキュメンタリータッチになどしなくても良いのだ。
しかし、そうしないことで生まれる圧倒的な不安感の強み。
「観た人間が相次いで不審死している」「呪われたフィルムである」ことを頭にぶち込まれた後に観ることで、元々の作品が持つ不気味さは何倍にもなる。
あぁ、観てしまった。また映画から呪いを貰ってしまった。死にたくないなぁ。
と、暗い気持ちになった劇場からの帰り道。
「ANTRUM」に出演した人は無事なのだろうかと、名前を検索したところでズッコケてしまった。
いやいや!!!悪趣味の極みか!!!いやいやいやふざけんなって!!!なあ!!!いや最高なのか!?!?最高なのかも!!!最高じゃん!!!完全にやられた!!!そりゃそうか!!!そうだよねそりゃあね!!!無理だよねそんな!!!いやーーーファックファックファック!!!逆に!!!逆にね!!!呪いだよねある意味!!!ありだよ全然!!!全てアトラクションだね!!!こういうサプライズ!!!好きだよ!!!私は!!!ずっと!!!ホラー映画が好きだよ!!!ホラーは自由!!!怖くて楽しければなんでもいいよ!!ホラーが好きだーーーー!!!!!ウォォォォォォーーーー!!!!ホラーーーーーーがすきだーーーー!!!!!!!!!!
と叫びながら死にゆく24歳の冬、また新たな恐怖を求めてホラー映画とホラー小説を漁る日々を送るのである。最高じゃんね。
☆☆☆☆ いや〜!なんだコレ!?スゲ〜楽しかったんですけど〜(´Д...
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いや〜!なんだコレ!?スゲ〜楽しかったんですけど〜(´Д` )
まだまだホラー映画のアイデアは尽きませんなあ〜。
とにかく、敢えて3流に撮り。それを〝さも、いわくありげ〟に説明するオープニングがもう最高〜∩^ω^∩
更に、更に。フイルムが転々としていた間に、誰ががフイルム自体に加工を施してしまった…とゆうフックが映画本編で効いているから、観ていて全然飽きなかった。
終始胡散臭いカメラワークで、わざと素人っぽく撮り。数多くのホラー映画が普通にやるであろう手法は敢えて封印する等。怖い映画を期待して観に来る人の神経を逆撫でするかの様な作りで。妙な記号の羅列であり、下手な音響効果の挿入など。本来ならば目障り・耳障りである筈なのに。絶妙なフックの掛け方によって、観客が作品に乗って仕舞えば最高にジワジワと効いて来る。
(勿論、乗れなければその反対)
昨日『1917』を観たばかりで、評判通りに面白くはあったのですが。個人的にこの作品は、ノーマークだっただけに、まさに嬉しい悲鳴( ´Д`)
尤も、観た人の点数の評価を見たら一目瞭然ですけどね(笑)
世に数多くのカルトホラーが存在するが。その殆どが、公開直後は《低俗な恐怖映画》…とゆうレッテルを貼られていたのは紛れもない事実。僅かに『エクソシスト』がその壁を破っていた程度じゃあなかっただろうか。
この映画もひょっとしたら、数十年後のいずれには《カルトホラー》としての地位を確立していたりして…。
え!ないすか?💧
2020年2月16日 イオンシネマシアタス調布/スクリーン2
驚きました。別の意味で...
厳しいかな…
これ見て生きている私はクレームを入れた方がいいですか?
俳優で現代に撮影されたことがバレバレ
1970年代に実はこんな封印された映画がありました~というモキュメンタリーである。そもそも出演しているローワン・スミスはAmazonプライムで配信されている『ザ・ボーイズ』でホームランダーの子供時代を演じている子役だし、姉役のニコール・トンプキンはドラマシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』に出演している現役の女優だ。この時点で1970年代の作品ということが嘘だとわかってしまう。信じさせたいなら、素人かこれがデビューの俳優にやらせるべきだったと思う。
あくまで「こんな呪われた映画があった」という設定のもとに、いかにも学者らしい人や映画業界人らしく見える人を配置して、「これは呪われている」「人を意図的におかしくさせるものが組み込まれている」など映画の内容とは別の角度で不安を煽っていく。こうすることによって、劇中映画「アントラム」の内容自体のハードルを下げていく効果もあるのだ。
劇中映画「アントラム」は、正直言ってストーリーの雑さや描き方の問題などいろいろな映画として不可解な部分が多いのだが、これはこれで70年~80年代カルトホラーの特徴的な部分やストーリーの雑さなどが逆に上手くカバーしていて、本当に70年代カルトホラーにみえるのは流石だと思った。
サタニズム的要素と『クライモリ』や『食人族』『悪魔のいけにえ』といった田舎や山奥で得体の知れない何かに襲われる恐怖をミックスしていて、演出が中途半端なところが映画として成り立たせることよりも、前後のドキュメンタリーを活かす駄目映画ぶりが素晴らしいし、儀式にも何故か日本の布袋さんの置物を使ったりしてバカさ下限も絶妙なのである。
映画の中に関係ないシーンや不気味な悪魔が数秒ずっと映り、謎のマークが所々に現れるなど意図的に映画自体に何者が細工して、精神的にダメージを受けるようにされているから、映画観た人はおかしくなってしまうという変なコーティングの仕方ではなくて、映画の内容自体がもっと宗教的だったり、精神を狂わせるようなサイケデリックで狂気性のあるものにするなどして、映画の内容自体から恐怖を感じさせて欲しかった。
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