劇場公開日 2020年2月7日

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「みんなダブルワーク」ファンシー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0みんなダブルワーク

2022年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 温泉街とヤクザ。昭和を思い出させる街並みとどこか現実離れしている世界。彫師としての仕事ぶりは父親(宇崎竜童)との関係性のみで、街から出たがっていたのに逃げられない鷹巣明(永瀬)の宿縁ぶり・・・これがつまらない。どうせならペンギン(窪田)の観る世界の方がファンタジー感溢れてるのにとも思った。他方でヤクザ側の描き方がコミカルすぎて、作品の意図すら掴みづらい。

 そんな中、小西桜子の体当たり演技&ヌードがとても印象に残る。一緒に風呂入ってキスしても不能。詩の雰囲気は出せなかったけど、終盤の月の映像にはグッとくるのです。

 すべてがペンギンの妄想だったと考えてもみたけど、最後の会話ではそれも否定していた。その曖昧さを与えてくれる会話にしてくれればもっと良いと思った。もしかすると、見終わってからも小西桜子の裸体を妄想させる映画だったのかも・・・

kossy