「綾瀬はるか様、大変僭越ではありますが・・・」奥様は、取り扱い注意 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
綾瀬はるか様、大変僭越ではありますが・・・
綾瀬はるかは《守りに入っている》としか思えない。
最新作の映画「はい、泳げません」でも
ファンをガッカリさせたはるかちゃん。
スイム・スーツの面積が体表面積のほぼ50%を
おおっているのです。
綾瀬はるかファンの、
「はるかちゃんの水着姿」を楽しみに劇場に足を運んだ多くは、
失望して、
「清純派なんだから、肌の露出は無理なんだよなぁ」
と、自分を慰めるしかなかったのでは?
この映画でも、夫(公安エリートの西島秀俊)を妻(元特殊工作員の綾瀬はるか)は
偽装結婚とは言え、愛し合う設定です。
キスシーンもベッドシーンもないのは、非常に不自然では?
手つなぎで浜辺を散歩する・・・
まるで中学生のデートみたいなシーン。
それが精一杯とは?
ではアクション・シーンにまいりましょう。
本来運動神経抜群のはるかちゃんは、動きの習得は大得意の筈。
西島秀俊さんだって「散り椿」の殺陣のシーンを見れば、
中々の腕前。アクションだってこなせない筈がない。
なのになのに、うーんなんか暗い船の中で跳んだり跳ねたりしても、
ちっとも見栄えがしないのです。
はるかちゃんは映画の半分はご飯を作ったり掃除したりするばかり。
元敏腕スパイで記憶喪失して、今はただの主婦の設定ですが、
主婦の日常生活になんと映画の半分を費やしているのです。
勿体ない。
本当に勿体ない。
涙が出るほど、勿体ない。
綾瀬はるかという逸材が、今にカビて苔むしてしまいそう。
はるかちゃんのカッコいいアクション・シーンは終わりの20分位から、
ある事はあります。
黒い忍者的なコスチュームで、カンフー的アクションとか忍者もどきのアクションシーンが
ある事はあるんですよ。
コスチュームが防護服並みに、おおっていますね!
上半身だけを映すアクションシーンは、結構騙せますよねー。
騙すと言えば、この伊佐山菜美(綾瀬)は、サイボーグなのかしら?
と思うシーン2度ありますよ。
(本当はサイボーグなのかも!?)
夫役の西澤秀俊さん。
気象予報士でも、空母の艦長でも、ゲイの弁護士でも、今回の公安警察でも、
なんの違和感がないのも演技力でしょうか?
ラストは外国映画で良く観たシーンにそっくり。
綾瀬はるかのファンなら、この程度の生ぬるい映画でも
満足なのでしょうか?
お聞きしたいです。