「ヤマトのロマンを感じさせてくれた」宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 TAKE OFF みらさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ヤマトのロマンを感じさせてくれた

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

2205、初日に見てきました。
久しぶりに「ヤマト」をみれた感動が味わえました!

自分は2202で酷く失望し2205もまた延長上だろうと全く期待してませんでしたが、上映後に一転しました。

大きなネタバレは書いてませんが気になる方は御容赦を。

2202とは別物のように原作に重点をおき
空気だった古代とデスラーがメインで活躍するヤマト本来の形にしたのは大正解
ヤマトのメカが、戦闘が人間ドラマが、ヤマトのロマンが熱くかっこいい!
なぜ今まで、ヤマト作品として当たり前のことが出来てなかったのか?やっとヤマトと思えるヤマトが見れました。

2205では原点に帰り、戦艦1隻の重みが重視されていました。
出航していくヤマトの重厚感が素晴らしかった。
敵のデザリアム(暗黒星団)は艦数からして現実的なのに、演出が巧みで原作の白色彗星で感じたような圧倒的な絶望感も上手く出ていました。

原作とは違う別の物語、キャラ、展開でありながら大筋は、新たなる旅立ちが表現されており、何十回と繰り返し見た原作のあのシーンが2205で再現されていたのは、涙が出ました。

2202で設定を複雑にしすぎて1度や2度見ただけでは何がなんだかわからなかった物語も、2205ではシンプルにわかりやすくなってました。

見終わったあと、すなおに面白かった!と感じられるのは原作のヤマトの作り方に近い。直感的に視覚でシンプルでわかりやすい、こういうのでいいと思います。

2205で乗艦する新クルーの、番宣やキービジュなどの熱心な公式の取り上げ方に、2202の原作レイプの悪夢が再びなのか?と心配な部分でしたが、新クルーの扱いは大きくはあるものの、主人公の古代やデスラーの存在を妨げるものではなく、様々なキャラに出番と見せ場が作られていて、程よい味付けになってました。

後半の予告で、デスラーのあの超名シーンのセリフが聴けて、後半が猛烈に楽しみになりました。やはりあれ無くては、新たなる旅立ちとは言えない。

2202で散々、ヤマトはこれじゃない!と違和感を見せられ失望していたので、今朝まで行くのを迷ってましたが、公開された冒頭14分でデスラーがかっこよかったので思い切りました。
見にいって良かったです。

2205は完璧では無い、作画の乱れもあるし、部分的にもそこはどうなんだと気になる箇所がないといえば嘘になります。
でも2205は、ヤマトを愛し応援してきたファンのほうを向いて作った意欲が感じられた。

自分と同様に2202に打ちのめされて、迷ってるヤマトファンは多いと思います。
悩んでるなら1度、2205をみてから後悔してもいい。

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みら