「何で残した?」トラフィッカー 運び屋の女 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
何で残した?
事務所の金を使い込んだ弁護士の兄のと刑務所から出所したばかりの弟というアイスランド人兄弟が、ポーランド人シングルマザーの若い女性にラッピングしたコカインを飲ませて密輸するも、なかなか出てこず巻き起こる話。
機内で気分を悪くした女がトイレで嘔吐。
アイスランド入国後、ホテルに入った後も体調異常は継続し2日が経過する中で、機内で嘔吐した際に紛失した1個が発見されたことから警察に追われることになっていくストーリー。
弁護士という肩書きから一見マジメそうな兄貴が荒ぶり、前科者の弟が気遣いや情をみせるの面白い。
だからこそ前科者になったのかも知れないが。
それにしても邦題と作品のイメージが全然一致しない…。
少しテンポがだるめなものの終始緊迫感のある展開で、救われなさも良かったけれど、優秀な感じの刑事が妙に突っ走ったラストへの流れや、その状況での女のリアクションがしっくり来ず。
結果そうであってもそこへの理由付けがもうちょいあったらね。
悪くはないけれど響かず刺さらずだった。
コメントする