サスペクト 薄氷の狂気のレビュー・感想・評価
全10件を表示
好みさえ合えば
アクションとかではなく事件そのものでストーリーの引っ張りがある真面目なつくりのサスペンス。犯罪者心理をテーマに組み込んでいたり手の込んだシナリオなので好みさえ合えばアタリでしょう。しかし興味がない場合は、理屈っぽい陰気な映画、でしかないかもしれない。
展開なんかは良くできた作品だと思う。
ただ精神鑑定のレイチェル役が穴かな。鑑定シーンとかすんげーヘタ。対するサイモン役は振りきってていいのに勿体ない。
あと責任能力の問題が扱われてるけど、精神疾患が認められて無罪とか、責任なければ刑罰なしとか何度聞かされても頭の悪い自分なんかには理解不能ではある。罪は犯したが責任は問えない、として「有罪ただし、」にしてくれ。わかりにくわ、ほんと、腹立つ。。ま、この作品とは関係ないか。
ヘンリー・カヴィルは良かったけど...
まぁ面白くはあるけど、観終わってからの満足感があまりなかったです
なんかもったいない
とりあえず締めくくりましたって感じで
ヘンリー・カヴィルだったからそれなりに楽しめたようなもんです
最後にズッコケ
途中まではハラハラドキドキで最高に面白かったのに。
最後のオチでズッコケました。
まさか、まさかの犯人が✕✕✕なんて(笑)
プロなんだから普通に捜査してれば早い段階で気付くでしょ。
でも、まぁ面白かったです。
見ても損は無いかも。
赤ちゃんのシーンは秀逸でした。
女性の連続殺人・監禁事件の犯人を逮捕するも、その犯人は精神疾患の様そうを示し、また犯人の周囲に第二第三の事件が発生するストーリー。
余り期待せずに見始めましたが、とても良く出来たサイコサスペンスだったと思います。
犯人の異様さ、連続しておきる事件。家族すら危険にさらされる事へ恐怖し、そして犯人を憎悪する刑事達。
犯人の二の手、三の手が私の想像を超えていたので、物語に引き込まれて、あっという間の上映時間でした。
正直、ラストへの展開は今一つでしたし、設定ももう少し緻密でも良かったように感じます。
それでも、もう一度観てみたいと思える作品でした。
しっかりしろよ、警察
連続殺人事件が起き、犯人のサイコパスは捕まるが、訳の分からない話ばかりする。
そして異常な殺人事件が続き、犯人は一人ではないことに気付く。
役者は揃えているが、警察の描き方がお粗末で、とても可哀そう。
社会派サスペンス
日本でも再犯性が高い性犯罪。
犯罪者に対して究極の選択を行なっている元被害者と
信念と共に突き進む刑事。
性犯罪は劇中で繰り広げられるサスペンスの根幹と
なっている部分でありメッセージ性は強い。
ブレンダン・フレッチャーの狂気に満ちた演技は圧巻。
「結末は、誰にも言わないで下さい」のヤツ
少女を美人局みたいにしてるやん!元判事のおっさん。「おしおきだべぇ~」って去勢するとか……あかんやん。捕まった容疑者の、精神的な要素がスリリング過ぎて、去勢コンビのあかん部分が薄れ、彼らも犯罪者やん……?ってのが後味として残りました。
展開も悪くないし、容疑者が多重人格者なの?
ん?何だ?
ああ。伏線やったのね。
で、こうなるのね。
観終えて、ちょっとあのシーンを確認したいな……確認してこましたろ。ってなる映画でした。
--たまに、行きたくなるよね。あの店。みたいな感じで、ふっと思い出して「あぁ。また観てみるかな?」ってなりそうな映画です。
ふらっと、レンタルに来たけど何観よう……ってなった時に借りそうです。今後。
そんな映画って、何本かあります。ワタシ。
薄氷上の真相と狂気
若い女性の遺体が発見され、知的障害をもつ(!?)サイコな男を逮捕したものの、新たなる事件が次々発生。警察やプロファイラーの尋問にもまともに応じない男の前に、事件の真相は見えてこず…。
ザ・主人公といった感じの警察、犯人の男ばりに様々な表情をみせるプロファイラー姉さん、男達に独自の制裁を下す意味ありげな老人と若い娘コンビ、そしてサイコ男と…等々、豪華キャストが演じるキャラクター達は皆魅力的。
序盤の序盤で犯人は捕まるのにも関わらず巻き起こる新たな事件の数々。実は別な真犯人がいるのか?そんな疑念を抱かせつつ、ストーリーは進行するが真相はなかなか見えてこず一瞬も目が離せない。
ちょっとしたミスリードもありつつ、こういうことだったのか!!と驚きの展開に。ラストシーンの攻防はトリハダの経つような結末で非常に面白かった。
点滅する隠し部屋、薄氷上の緊張感、ゾクゾクのサイコスリラーであること等々、同劇場で公開のカット/オフと類似点があった(両方すごい好き)。
おまけに、プロファイラーの女性、天誅下しの娘、主人公の奥さん等々、そろいもそろって美女だらけ!
個人的にまだまだ回収しきれなかった部分があったと思うので、また観たくなる作品だった。
やっぱりサイコスリラーは最高!(ギャグじゃないよ)。
狂気と悲劇
少女を含む、多数の女性誘拐殺人事件の容疑者として逮捕された、精神疾患を抱えているとみられる男と、担当警察の刑事達の話。
家族を殺されて引退した元判事と被保護者の少女による不気味なお仕置きも絡めつつ、容疑者の異常な言動と、逮捕されて尚続く容疑者に関連する爆発事件等に翻弄される警察との対峙をみせていくストーリー。
どういうからくりか、共犯はいるのか、本当に精神疾患なのか、疑心暗鬼になっていく展開のサイコサスペンスで、ゲームと宣ったり、泣き叫んだりをみせる容疑者は、なめているのか、計算ずくなのか、良い意味で不快さと不気味さがたまらない。
よくよくみると独居房で違和感を覚える描写もあったし、それまでの挙動から、そのパターンは全く予想出来ないネタではないけれど、鑑賞中はそこまで考えが及ばずしてやられた気分にさせてくれた。
難しくはないけれど、考える暇が無いほど色々と起きまくる報量の多さと、胸クソ悪さをテンポ良くみせている展開が上手いしね。
映像的なグロさは殆どないけれど、なかなか良い精神的なグロさや気分の悪さとキレイな収束で、とても面白い作品だった。
全10件を表示