劇場公開日 2019年12月6日

「ビビりのビビ」ワールドエンド・サーガ 世界感染 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ビビりのビビ

2024年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

 物資輸送の自動運転列車が立ち往生。2人の少女を乗せていることは誰も知らない。そこでビビとエバは歩いてイエーナに向かおうと決意する。ビビは家族をゾンビに殺されたトラウマから精神を病んでおり、病院からワイマールから逃げ出したかったのに対し、エバは規則だからといってゾンビに噛まれた少女を殺害したことから罪の意識に苛まれていた・・・そしてエバもまたゾンビによる傷が悪化しつつあった。

 田園地方の絵画的な美しさに対比するようにゾンビの醜さ、さらには顔から草が生えている中年女性も登場する。シシガミ様ですか?

 走るゾンビに襲われたらひとたまりもない。武器も腕力もない2人の女性にとって、逃げるよりも隠れることのほうが大事。少女の成長物語なんじゃないかと高をくくっていたけど、もっと奥深い意味があるように感じました。

 ワイマールもイエーナも旧東ドイツというのも意味深。ゾンビが侵入しないように鉄条網の壁を作ってあるなんてのも旧東ドイツの閉塞感を暗喩してるんじゃないでしょうか。さらに草が生えるという自然の浄化作用とか、ゾンビウイルスに対する提起があるような気がしてならない。少女の冒険談だというから、ドイツ児童文学(二人のロッテとか?)を想像したけど全然違ってたなぁ。まぁ、普通に癒やされました・・・草

kossy