「独りでどうする気だった?」ワールドエンド・サーガ 世界感染 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
独りでどうする気だった?
ウイルスにより人々がゾンビとなり、正常な人が2つの小さなコミュニティで暮らす世界で、そこから出て行く2人の少女の話。
一方のワイマールはゾンビを徹底的に駆除しようとしており、もう一方のイエナは治療を試みるコミュニティ。
二つのコミュニティ間の人行き来は禁止されており、物資を運搬する無人の車だけが行き来するという中で、二人の少女がそれぞれワイマールから出るストーリー。
ゾンビ映画なのでホラー設定ではあるけれど、怖がらせることを目的としてはおらず、この世界を生きる二人のドラマをみせるロードムービー的な流れ。
ちゃんと襲われるところもあるけれど、ゾンビがわんさかと出てくる訳ではないし、ガシガシと足蹴にすれば倒せたり、共食いしたりと恐怖が迫る感じではないというね。
片や荒ぶり片やおんぶに抱っこの二人がそれぞれの思いや目的でコミュニティを出たのは良いけれど、突然揉めたりくっついたり、冒頭からとにかく間の悪いゆったりテンポで進行していくし、唐突に現れた緑のおばさん辺りから何か突然説教染みた感じになったりと何が何だか…悪くないシーンもあったけど、冗長だった。
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