ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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嬉しいような、悲しいような…
「オリエント急行殺人事件」に続くケネス・ブラナー監督によるポワロシリーズ2作目。前作が超豪華キャストだった分、今回は小粒なメンバーに見えました(^_^;)
さて、ミステリーと言えば、予想もつかない展開を期待しますが、序盤に予想した犯人がそのまま犯人だったのでガッカリ…
犯人が当たるのは嬉しいけど、予想を裏切ってくれてこそミステリーだからねぇ~(^_^;)
「愛」か「金」か⁉︎
名探偵のポアロシリーズ、第2作目。
ナイル川のクルーズで起こった殺人事件!今回の殺人は、ただの愛憎劇なのか?お前か!という驚きとともに、その背景に切なさを感じる結末だった。
ポアロの代名詞「口髭」の真相も明かされる!過去の悲しみを乗り越えたのか?エンディングの意味も気になるところ。
ネタバレ無し!上質な王道サスペンス
これぞ!というほど王道な空気漂う密室サスペンス。原作はアガサ・クリスティー、監督はリドリー・スコット、そして豪華な俳優陣と豪華絢爛な絵面に終始圧倒されること間違いなし。
トップガンマーヴェリックでも思ったけど、こういうスケール感とワクワク感こそが映画だよなあ!という感じでたまにはこういう王道を接種しないと駄目ですね。映画レビュワーとしては特に!
主人公もイケメンだの天才少年だのじゃなく、原作通りのおっさんなのが良い。大体現実的に考えるならば人生経験豊富で落ち着きの有るある程度お年を召した大人が探偵という職業をやっているのは非常にリアルだと思う。そもそも若い人間ならもっと他に食える職業を選ぶべきだし、人から何かを聞き出すという点でも年上の方が上だろう。
本作の主人公は元軍人だったが、そういう背景で年金暮らしのバックボーンなんかが有る方がよりリアリティも有る。主人公がおっさんだからこそ甘酸っぱい恋とかそんな甘えも無く純粋に全てを俯瞰して見渡せるというもので、だからこそ主人公の探偵の方に妙に気を取られることはなく、他の登場人物たちに目が行くのだ。
そして肝心のサスペンス要素も凝っておりまして、こいつしか居ねえだろ!という部分からの飛躍が素晴らしい。それで結局誰も信用出来なくなり、そうなったところで主人公がまとめ上げる。しかもその際にはちゃんと銃を持っているんです。時代背景とか元軍人である設定とかも相まって、この部分で探偵が少し牙を剥くというのも現代を舞台にした作品では無さそうで面白い。
当然解き明かすまでは全員が犯罪者予備軍でありますから、そんな彼らに対し自衛の意味でも話を聞かせる為の拘束の意味でも銃は必要になってくるわけです。言葉で説き伏せるという探偵の固定概念を覆すような、いやむしろ殺人犯を相手にする事が多い職業なのですから当然とも言える探偵の武器使用は僕ら世代からすると新鮮でカッコよかったですね~。
もうね、日本人もこういう王道で美しい映画を作るべきです。しょうもないジャニーズとかのドや顔演技は辞めにしませんか??
洋画ってほんと素晴らしい。
紳士然としているが、自己主張と言葉強め。洞察力と推理はさすが。
原作未読。ストーリーも展開もわかりやすいが、メリハリをつける為なのか登場人物は全体的にキャラ濃いめ。少し曲者が揃い過ぎ。
冒頭にポアロという人物を深掘りするエピソードがあるが、個人的には良い流れと思う。ただ、そこからの絡みがラストに触る程度。もっと活かしても良いくらい最初の尺の長さ。
相変わらずガル・ガドットが綺麗で見惚れてしまう。普通にしているだけで十分なのに、変に性的な表現が多いのには違和感。過剰に乗客を煽る様なイチャつきに閉口。
ポアロの推理、洞察力の凄さは、後半に一気にくるのが楽しいし心地良い。もう少し論理的に容疑者達を追い詰めるイメージだったが、かなり強引な手法になってしまったのは残念。脚本と演出がもう一捻り欲しかった。
と、前作に比べてケネス・ブラナー色が濃く出ている印象だが、観たら観たで楽しい推理モノ。続編も期待。
謎を解くポイントは愛
自分的にはオリエント急行より単純なストーリーで
楽しめました。
毎度出て来るキャラがポアロ含め、
一癖も二癖もあって
全員奇人変人怪しい人ばかりでした。
ポアロが事件解決だけじゃなく、
色々な愛を見つけて行くのも面白かった。
エママッキーがマーゴットロビーに激似で、
前半はそればかりが気になった。
お話的にはもはやミステリーの古典なので、
なんとなくどこかで観たような展開だけど、
周りを固める豪華キャストと豪華客船が
それを思わせない派手な映画でした。
ありきたりな事件にポリコレが入り込んで薄味になったブラナーポワロ第二作
異国の美しい情景と優雅な豪華列車、そこで起きる奇妙な殺人、そして正義とは 罪悪とは何かを考えさせる結末、まぁミステリー映画なのに推理らしい推理は イマイチしてないが、これの前に観た【最後のジェダイ】があまりにも"アレ"な事もあって前作【オリエント急行殺人事件】は大いに楽しく観た、ただ今回のはがっかり。
本作はエジプト観光名所を巡る豪華客船内を舞台にした連続殺人事件をポアロが究明する内容なのだが、船の外輪に巻き込まれグルグルと回っている死体にゾッとさせられた以外まったく話が頭に残らない、おまけに前作にあった惹き込まれる異国の情景も今回はエジプトの砂漠とナイル川しか出ないので地味。アクション面は冒頭の戦争シーンで中々に迫力のあるのを見せてくれるがそれ以外はポワロが船の中を走り回ってるくらい。
事件の犯人もまぁそうだわな止まり、さらに事件解決のために乗客へ事情聴取するがやれ黒人差別だやれ同性愛だと本件に関わりのない、いわゆるポリコレ要素が前作以上に(前作も黒人の医者が出演していた)押し出され、問題提起するだけして空気が重くなるとハプニングが起きてうやむやにし次へ---な展開ばかりの構成には正直げんなり、また前作から感じてたポアロの攻撃的な聴取は更に強まっていてもはや名探偵というよりヤクザ、それで恫喝めいた聴取の最中で友人が死ぬから間抜けでしかない。
あとポアロの髭にまつわる話、第一次世界大戦での戦闘で顔に大きな傷がつき、まだ存命だった恋人のアドバイスを受けてあのインパクト抜群の髭を生やし始めたと判明する。
最初は成程なぁと思ったがこの髭はラストであろうことか剃り落としてしまい、理由が思い当たらず困惑した。恋人との思い出の髭だから剃れないとかなんとか言ってたのに何で剃った?まさかあの人に惚れたから剃ったのか?そんな惚れる所あったか?とイマイチ納得しがたい。
以上、髭を剃ったからもう続編出さないのかと思いきや3作目もある話が浮上しておりポワロ=髭のイメージが強いキャラからまた生やすのだろうか---ますます剃った意味が分からんが次回作は先駆者の感想を吟味してから見に行くと思う。
きちんと楽しませてくれました
CGやドローンなど最新の映像技術を活用して古典ミステリを現代に語り直すケネス・ブラナーの二作目、すぐディズニープラスで配信されるだろうと考えて待ってしまいました。案の定配信されたものを楽しみに見ました。そして期待通りきっちり楽しませてくれました。
55点
映画評価:55点
普通に良作。
この手の作品の中でも
至極真っ当であり、面白い。
しっかりとした導入から入り、
容疑者の紹介と、その関係性かあり
全体的にわかりやすいし
オリエンタル急行からの流れで見ている人からすれば、ポアロの事やブークの事も元々知ってるという点もわかりやすい。
肝心のトリックやら、ネタも
納得いくものであり、
オチも綺麗だった。
(犯人当てゲームは完全正解)
総じて、
〝ナイルに死す〝を上手く取り入れ
しっかり作っていたと思う。
ポアロの過去も少し紐解けて良かった。
彼の価値観を理解しだすと更に面白くなるだろう。
1つ不満があるとすれば、
最初の出会いや、奪い愛、
そういった細かな部分を、
もっと丁寧に表現してもらいたかった。
踊っていたと思った矢先、
急にページが進み、婚約!?
自分の頭がおかしくなったのかと思った。
この作品は冒頭こそ大事に扱うべきだったのではないだろうか。
瓦礫落としとか、他の容疑者に目を向けさせる小芝居的なやり取りは品位を下げるだけだ。
3時間にするなら話しは別だけど。
演出や伏線の置き方には少し疑問もありますが、
私は楽しめたので次回作も期待したいです。
【2022.5.29観賞】
「裕福になって お気の毒です」
前作『オリエント急行殺人事件』が良かったので楽しみにしてましたが、
部屋で、じっくり推理しながら観たかったので配信で観ました。
前作より好きです。
キャストは前回の方がスゴかったですけどね。
推理しながら観たけど、犯人わからなかった(笑)
今回は、ポアロのヒゲの秘密も明かされます(笑)
『ベルファスト』観てから、ケネス・ブラナーのファンなのですが、
ケネスは、黒背景にカラシ色で字を出すのが好きなのね(笑)
面白かった♪
次回も楽しみです♪
しゃべりすぎ
この人が監督.主演のハムレットは良い映画ではあったけれど、最初から最後までのべつまくなしにしゃべりまくり、非常に疲れた。
ポワロも同じようにしゃべりまくるのは、ちょっと違うと思う。米で大ヒットしたので又
同じようなものを作るのか?誰も何も言わないのかな。どんなに酷くてもヒットした映画が良い映画という風潮は、どうにかならないのかな。
ケネス・ブラナーかっこいいです!
そして、ガル・ガドット素敵です!
ポワロの髭の始まりのエピソードが切なかったなぁ。
アガサ・クリスティのからくりは本当によく出来ていて、実に面白いです。
事件が起きるまで長いので、焦らずにゆったりとナイルの旅を楽しむように観ることをおすすめします。
映像美が素晴らしい!!
たまたま原作を読んだすぐ後だったので楽しく見ることができた
とにかくゴージャス! 映像の美しさ、広がりは目を見張るほど
特にカルナック号の外観、デザインは素晴らしい
今回、登場人物の数を凄く絞って少なくし、関係性も変えて
更には人種も変えたのは新しさの強調だったようで
それも又面白いと感じた
特にサロメ・オッタボーンをブルース歌手として登場させたところなど
興味深い演出 声は吹き替えのようだったが、、
キャスティングも新鮮味があって面白かった
ただポアロの昔の恋の話を冒頭に入れたのは蛇足の感じがした
ケネス・ブラナーのポアロは小説のイメージとは違うけど
それはそれで別の味があって良かっただけに、入れすぎないほうがよかった
長い
この映画自体にお金がかかっているのはわかる。
流石に景色も美しく映像美はピカイチ。
ただ原作と比べると大幅な変更点があり、本国デビッドスーシェ版にはあった犯人の大元の回想シーンもカット。初めから最後まで原作に忠実な演出が足りなくなっていて、2時間超ある長さからするとちょっと…。
キャラクタそれぞれの事情や想いも長さの割に掘り下げられてない気がしてデビッドスーシェ版の方が映像美では負けるものの初めから最後まで原作に忠実、ドラマティックだと感じました。
「人々は愛のために殺しを犯す」 「あなたは分かってない。 人は愛のために何でもする」
あゝ、愛…いつくもの愛(と事件)の秘密が絡み合う本作は、例えば前作ほど豪華キャスト的側面は押し出されていないかもしれないけど、間違いなく前作より面白くパワーアップしていた。愛は盲目とはよく言うけれど、動機含め今日まで通ずる愛の力あるいは怖さがある意味で普遍的(ヒモ?尽くす体質?)。
題材テーマ的にもエルキュール・ポアロの昔パートから始まるのも納得、あの特徴的なヒゲの謎。度重なる映像化であまりに有名な真相の前作が一種答え合わせだったのもあるかもしれないけど、それに対して今回は異なり純粋にその場に乗り合わせた一観客・乗客としてすこぶる楽しめたし、昔ながらのミステリーのロマンチックな雰囲気に充分酔いしれられた。ロン・ハワード監督にとってのラングドン教授シリーズ並みに、いや、もっと映画人ケネス・ブラナーの手によって続けていってほしいシリーズだ。
多少エンジンがかかり出すまで時間がかかっても豪華客船に乗り出せばフルスロットル。乗り合わせる乗客 = 容疑者たちのキャラ設定など少し本シリーズ映画的前作『オリエント急行』とも重なったけど、起こる事件数やその幅含め前作からの振り幅で余計に楽しめる。にしても後ろのスクリーンに実景乗せて同時撮影していたという前作の雪山と違って流石に、今回は始終CGだらけの世界だった気がする。カラコレなど映像の質感が少し気取りすぎて、たまにやらかしている気もしてくるほどだったけど、まぁ当時のエジプトとなると仕方ない。一乗客といえば、なんて後味の悪いクルーズ。『野性の呼び声』『ジャングルクルーズ』そして本作と、マイケル・グリーン脚本船旅3部作ここに完結か
"People kill for a love."
"We can be strong."
裕福になってお気の毒です
「愛憎」
「愛狂」なのかな。
一作目「オリエント急行殺人事件」がかなり面白かったので、二作目も楽しみにしていた。
感想としては、オチに衝撃性や意外性はあまりなかったものの、前作よりも「愛」について色濃く描かれていて、終始胸が苦しかった。
また、エジプトの描き方、外輪船の描写が美しくて、エジプトへ船旅に出たくなってしまった。笑
いやーやっぱりポアロは面白い!
容疑者達の化けの皮が剥がれていく様を見ているのがとてもゾクゾクする。
ポアロの過去ってそんな感じだったのか。
だから髭がね、、、
ただ、やっぱり前作と比較すると、一作目の方が好きだったかなー。
でも面白かったです。
全243件中、21~40件目を表示