EXITのレビュー・感想・評価
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土壇場で才能が弾けるスーパーヒーロー物語
少女時代のユナによるアイドルムービーと捉えて(それでいいと思ってた)見始めたら、
予想を大きく超えて、文字通り、手に汗を握る良質なサバイバルパニックムービーだった
100分くらいのコンパクトな尺で 飽きることが全くなかった
開始30分くらいでいきなり最大の見せ場が訪れて、
足裏がそわそわしてお尻がムズムズ、気がついたら手にひらが汗でぐっしょり
高所恐怖症の人が本作を観たら卒倒するんじゃないか?!って想像してしまう程のスリルがそのテンションを保ったままラストまで連続して一気に突き抜けた
カメラワークは映画というよりもテレビドラマのようなカット割りでキャラクター重視の作り、コメディ要素も要所に散らしていて鑑賞後に暖かい気持ちをもたらしてくれた
最後のエンドロールに流れるロックナンバーとその歌詞がとてもよかった
わずか数分の曲だけど、もう1回本作を追体験できるダイジェストナンバーに仕上がってて、
おかげで最初から最後まで大満足なエンターテインメントだった
ベタで何が悪い!
ニートの変人男が高いビルへの就職を決意するまでの話。ではなく毒ガスから逃げる話。
登って、跳んで、走って、の繰り返しでずっとハラハラドキドキする。しかもカメラ配置が普通不可能だろ!ってところにあって緊張感と迫力を煽る。
ところどころに思わずニヤついてしまうコメディ要素があって、普通ならシラケてアクションが台無しになりかねないけど、今作は何故か全くシラケないしむしろ更に面白さが増してる。完全に演出勝ち!
爆発以外はCG臭さを全く感じなく、リアリティ抜群!
ドラマ要素はベッタベタのベタであったり、大袈裟な演出や突拍子もない展開などツッコミどころ満載だけどそれすらただただ純粋に楽しい!と感じられる。
好きな映画がまた一つ増えました。
これは映画館で観たかった!
パルクールやってみたいな…
韓国エンタメは更なる高みへ全力疾走!
韓国の街中で突然、事故や爆発が続発。
原因は、街中に蔓延した致死性の高い有毒ガス。
押し寄せるガスから逃れようと人々は高いビルに避難するが、ガスはみるみる街を覆っていき…。
…という、『タワーリング・インフェルノ』風味の韓国製パニック・エンタメ。
序盤は退屈。
大学時代、山岳部だった主人公のヨンナム。
今はうだつが上がらない無職の身。
母親の古希祝いのパーティーが開かれ、親族が集う。情けなく思われる。
そのホテルで、学生時代想いを寄せていた美人後輩で、今は副支配人のウィジュと再会。ウハウハ浮き足立つ単純なヨンナムだが、それも分からんではないくらい演じたユナがキュート。
が、彼女は支配人と交際中。ハイ、出ました、恋敵!
そこに事件を起こした科学者を挟み…と、定番。
ありふれたコメディみたいで、少々眠気を誘う…いや、ハッキリ言おう。連日の梅雨や暑さや仕事疲れでマジで寝ちまった。
でも、大丈夫! 休日の翌朝、話のメインが始まってからでも全く何の問題ナシにすんなり見れた。
とにかく、本筋が始まってからの面白さたるや!
何かただ事でない事が起こり、皆パニックに。
ホテルの外に出るが、異様なガスが押し寄せて来る。この時、ヨンナムの姉がガスに触れてしまい、重体に。
再びホテルに戻り、屋上へ避難しようとするが…
鍵が掛かっていて開けられない。
そこでヨンナムは防弾窓ガラスを壊し、ホテルの壁をつたって屋上までよじ登り、鍵を開けようとするのだが…。
家族/親族からすれば、いよいよ気がおかしくなったのか。
幾ら元山岳部とは言え、それとこれとは状況が違う。
即席の物で備品を作り、よじ登る。
手に汗握り、力が入る、ハラハラドキドキ!
見事屋上まで辿り着き、鍵を開ける。
が!
ヘリが近付いてくるも、全く気付かない。
そうなのだ。よく実録サバイバルでもあるが、こっちはヘリに気付いても、ヘリからは地上の豆粒みたいな人は気付かないのだ。
ウィジュの機転でヘリが気付き、やっと窮地を逃れる事が出来る。
…かと思ったら!
重量オーバー。
かくしてヨンナムとウィジュは次のヘリを待つ事になるが、その間もガスは押し寄せ、より高いビルの屋上へ避難する決死のサバイバルが始まるのであった…。
ここからが本番も本番と言っていいだろう。
二人共元山岳部なので、基本的なスキルは充分。
ユニークで豊富なアイデア。
顔はガスマスク、身体はゴミ袋で覆って防護服。
ダンベルにロープを括り付け、隣のビルに投げ、橋渡しして、渡る。
SNSやドローンの使われ方も面白い。
ビルの屋上からまたビルの屋上を、全力疾走。
そして最後は、ロープ一本で…。
ハリウッドだったらトムクルが手を挙げてやりたがりそう。
ピンチも次から次へと。
それが、痛快なくらい快テンポで。
従来の韓国映画だったらガスを吸い込み悶絶死する人のグロい描写があるが、本作は一切ナシ。
ハラハラドキドキに、ユーモアや家族愛や仄かな恋愛要素がいっぱい。
救助の際重量オーバーになり、残ろうとするヨンナムに、父親が「代わりに俺が残る!」の親父愛に思わずジ~ンと。また父親は危険地域ギリギリまで行って、息子の救出をお願いする。親父~!
ヨンナムとウィジュの恋愛要素もキスシーンとか一切無く、その後を予感させるのが好感。
また、事件を起こした科学者も挿入するくらいで、話はこのサバイバル劇一本。
それが作品を非常に見易い快作にしている。
あくまで個人的見解だが、皮肉や問題提起も見受けられた。
真っ先に救助ヘリに乗り込んで隠れるホテル支配人は、韓国で起きた沈没船事故のあの船長。
高いビルの人々から助けられ、低いビルの人々は後回しどころかスルーされるのは、韓国格差社会。
それからこれは完全に今だからこその見解だが、押し寄せるガスの恐怖は、言うまでもなく毎日ニュースで報じられ、確実に第二波なのに政治家どもはその状況でないと認めようとしないアレ…。
勿論粗い点やご都合主義はあり、全部が全部実写でノースタントでないかもしれないが、さすがの韓国エンタメ。
アイデアは豊富だが、話自体はワン・シチュエーション。
何故日本ではこういうのが出来ない!?
日本では例えば『AI崩壊』とかアイデアはいいが、話題性重視の客寄せイケメンや過剰大宣伝、ヘンにシリアス感動にして、どうも快作感が無い。
それに対して韓国映画は…何度も何度も言うまでもないだろう。
根本的な作りの問題。
だって見終わった後、素直に面白しれー!と思うもん。
ハラハラはしたが、、
いまいち中盤まではどうにも退屈なのと、あのガスの恐ろしさがとってつけたような感じなので緊張感がなくて、近づいてくる!やばい!ってのがなかった。
まず、ヘリに乗れないってやってたけど、ユナ代わりに乗せて自分だけ残ればよいのに。
ボルタリングはハラハラドキドキしたが、、そのシーンにする為のお膳立てが無理やりすぎてどうものれないよ〜汗
もう少しそこに説得力があれば楽しめたと思いました。
ドローンかなり派手なのね。
ユナはかわいいね、それが一番の見どころでした。
手に汗握るとはこの事。
めちゃくちゃ面白かった。
初めはえらいフリが長いなと思ったけど、
そのフリのおかげで主人公が好きになる。
仕事もしてない。甥っ子には馬鹿にされ、
筋トレばかりしてる鉄棒男、好きな子に振られて大泣きし
ショックを引き摺ってる情けない男。
感情表現も実に豊か。
こんなに愛しい主人公なかなか出会えない。
大好きになりました。
続編ただの恋愛映画でも良いから観たい。
毒ガスから上に上にただ逃げるだけ、
それがとても面白い。
手に汗握る展開が続く、
そこに笑いが加わり緩急も素晴らしい。
韓国映画はの最近の流行りはコメディなのかな?
韓国映画と言えばバイオレンスだけど、
コメディも面白い。
映画の質がたかいんだなと実感しました。
やっぱり映画館は格別だ
コロナ明け1発目で素晴らしい作品でした。
泣ける、笑える、大興奮、見終わり爽快!
露払いには満足な作品。
就活に失敗して家族内でもうだつの上がらない男が家族を守るため、好きな女子を守るため命を張って駆け登る。そんなありきたりなストーリーも、死と直面することでドキドキ、ハラハラが止まらない。
それにしても、韓国俳優の役づくりは、日本と違って素晴らしい!
文句なしに面白かった
いやー、面白かった。毒ガスが迫ってきてからの展開がすごくいい。ビルへの登攀シーンは、肉体だけがたよりだから見ているこっちがヒリヒリするくらいの緊張感に包まれる。滑って落ちそうになるところは思わず声が出そうになる。お約束のピンチとわかっていてもハラハラドキドキ。迫力は、ドウェイン・ジョンソンの『スカイスクレイパー』にかなわないけど、『EXIT』には、いろんなアイデアが生かされていて『EXIT』の方がスリリング。ドローンの使い方には唸ってしまった。
主人公のヨンナムが冴えない男で、泣き虫っていう設定もいい。経済的にも肉体的にもハイスペックな男だったら感情移入できなかったかも。大多数の男は、ヨンナムを応援するよね。
ウィジュ演じるイム・ユナは、文句なしにかわいい。娘が少女時代の大ファンだったから、知っていたけど、表情がキュートで今回の役にぴったり。身勝手な店長に対しては、みごとな一発だったね。見ている自分もガッツポーズ。
最後は、なんだか泣いちゃた。映画館で鑑賞できなかったのは、残念だったけれど、配信のメリットを生かして好きなシーンを何度見れたからよかった。
バイオテロには失礼ながら楽しめちゃう💦、スポーツ的パニックアクション映画🏃♂️🏃♀️💨
偶然知り合いの女性が働くホテルにて家族親戚揃って父の古希祝いをする主人公。そんな中、個人的恨みを持つ会社側でバイオテロ発生。有毒ガスが市内蔓延しつつある中、主人公はホテルに残った人全てで脱出を計画するが、、、。
有毒ガスに逃げ惑う人々は災害の形こそ違うけどタワーリング・インフェルノを思い出し、普通はシリアスな話になりそうだけど、ならないのが韓国流✨
災害がメインでは無く、彼らの有毒ガス脱出過程がメインなのだから。
やっている事は、体力と運動神経勝負のTV番組「SASUKE」でもあり、前半のホテル外壁をボルダリング感覚で登って行く様は唸るしかない。
元山岳部の主人公:ヨンナム(今は無職)と後輩で1度は告った事のあるホテル副店長のウィジュ。
ボルダリングのみならず、2人による脱出劇は観るものを楽しませる。深刻な事件なんだけどね💦
最初は主人公が叔父である事に不満だった甥も最後いい味出していたし、役に立たないホテル店長とウィジュの関係はダイ・ハードのテレビ局記者ソーンバーグとホリーを思い出させてくれた。
(このダイ・ハード感で私的にこの監督は、ダイ・ハードの様に重大な事件ではあるが、観る側をハラハラドキドキ楽しませる様なパニックアクション映画を目指したのでは無いかと思った。犠牲者極力控えて、観る側に楽しくスポーツ的にして。)
ドローンを使っても他の映画と違う意味で絡ませたりで、飽きさせない脱出劇。
久しぶりに楽しいものを観させて頂きました😂
B級っぽいけど、今までと違う楽しめるスポーツ的パニックアクション🤯
こういうジャンルも作れちゃう韓国映画すげぇや💦
民族性の違い?家族愛が強すぎて、日本人の感覚では理解できないもの...
民族性の違い?家族愛が強すぎて、日本人の感覚では理解できないものの、脱出シーンが始まってからは、その迫力に驚かされる。しかも、ドローンが「生中継」というのも、面白い設定だ。脱出シーンは最後までハラハラさせる。最後にハッピーエンド?を感じさせるのもまあいい。
【"低"タワーリングインフェルノ。 コミカル要素を絶妙に絡ませたサバイバルムービー。カラビナは二人の心を強く結ぶ。】
前半は韓国儒教思想に基づく人々の姿をコミカルに描きつつ、ヨンナム(チョ・ジンソク)の”就職できずに、寝て食べて排泄して、ちょっとクライミング練習”の情けない日々を過ごす姿を描く。
が、”事”が起きてからは、トム・クルーズもビックリのビル壁面フリーソロ、巧みなザイルワークを駆使してのビル間綱渡り。
実に格好良い。
ウィジュ(ユナ)の一応上司であるイケメン店長のコレマタ情けない言動・行動。(ハニーとか言ってないで、店長として働け!。ヘリ脱出シーンでは”君は乗らなくて宜しい・・”などと、大人げない事を思いながら、楽しく観賞。
が、有毒ガスはどんどん二人に迫って来る・・・。
泣かせるシーンもしっかり挿入され、(学習塾に残された子供たちの救出を優先させる所や、街の人々がドローンで彼らを助けようとする姿など・・)
ハラハラしながら、心は二人とカラビナで結ばれ、屋根の上を彼らと走る私。(このシーンも、ミッション・インポッシブル:フォールアウトにあったな・・)
ラストシーンのカラビナに絡む、ウィジュがヨンナムに掛ける言葉も実に粋である。
<実に面白き、韓国コミカル・パニック・恋愛ムービー:・・参りました。>
■蛇足 ユナさんを映画で見るのは、「共助」以来2作目だが、心の片隅で”頑張れ、アイドル邦画・・ 恋愛の見せ方は色々あるぞ とも思った。
日本だったら常石教授がテレビに出まくるはず!
昨年のドキュメンタリー映画『フリーソロ』も面白かったけど、こちらは完全にフィクション。最近になって流行ってきたボルダリングを活かしたパニック作品となっていました。ハラハラドキドキさせるものの、フィクションだから!という安心感もあったのは確か。ドラマ的にもユナちゃんは可愛いし、チョ・ジョンソクはちょっぴり三枚目という設定も面白い。
『ザ・ミスト』(2018)のような恐ろしい霧。1人の科学者くずれのテロリストが起こしたものだったが、有毒ガスの実態もつかめない恐怖。日本だったら常石教授が各テレビ局によって引っ張りだこになるはずだ。とりあえず上の階に上りヘリの救助を待つしかないといった状況で、家族たちはなんとか救助されるが、ヨンナムとウィジュだけが取り残されてしまう。高層であればあるほど早く救助が来るという皮肉も込められ、『パラサイト』における洪水と同じメッセージさえ伝わってくるのです。就活に苦労するところなんかもそうだし、何気なく屑鉄売り(?)のおじさんもワンカット登場してたりするし・・・。
ビルをよじ登る映画はハリウッドの専売特許のようなイメージがあったけど、韓国映画もやるじゃん!と、素直に感じる。いや、そこはわざわざ隣のビルに飛び移らなくても・・・などというツッコミなんて後回し。というより、スピーディに展開するのでツッコミも忘れてしまうほど。そしてネットやドローンも上手くストーリーに取り入れてるし、エンドロールで成り行きを描いたりもしているし、アクション映画のいいところをいっぱい取り入れてるのです。大満足。
それにしても、ここまで大惨事になっているのに笑いの要素を忘れないのはエラい!
コテコテ奥義炸裂ミックスダブルスの巻
韓国、期待裏切らんなぁ、この手の映画。ミックスダブルス、各々の周辺シーンもキャラも、やることなすこと、言う事、揃ってコッテコテ。喜怒哀楽の表現が極端な国民性のなせる技、って言う気もしないでは無いけれど。自閉的だったり、独善的だったりが多い最近の邦画勢と比べると、分かりやすくて楽しくて、ホッとするもの。
あんなにヨンナムを嫌ってた甥っ子君が、「登って!」と叫ぶ場面が胸熱。で、これが彼の国のお家芸なのね。最近、わかって来たw
再会のための口実の作り方が、また韓国らしくて。ここ、もっとシンプル&ストレートにならへんの?
少女時代のユナの映画、と色眼鏡で見ずに劇場で見て欲しい、手に汗を掻く映画だった。イヤ、握る、ってレベルじゃなく、汗掻いた。マジで。
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