劇場公開日 2021年7月29日

「物足りない」ジャングル・クルーズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0物足りない

2021年7月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラントが主演で、アクションアドベンチャー物とくれば、期待しちゃいますよね。

 悪役は、定番のナチスではなく、ドイツ帝国の王子殿。時代は1910年代ですからね。対して、幻の花を求めてアマゾンを探検するのはイギリスの貴族(おそらく)の姉弟。こちらも定番の設定。

 序盤は、エミリー・ブラントの泥棒ぶりが面白くて、結構な面白さ。舞台がアマゾン川に移ってからも面白さは継続。ジャングルクルーズのお約束でもあるダジャレを連発して、観光客を凍りつかせるドウェイン・ジョンソン船長が登場して、ひと笑い。到着したリリー姉弟とフランク船長が騒動を起こすが、アドベンチャーのツボを押さえた内容で、ますます期待が高まる。大きな猫ちゃんも大活躍。

 探検に出発してからがよくない。同じようなトリックを何度も見せられてしまうと、先が読めてしまって面白くない。三つ巴の争いにはなるんだけど、フランク船長の正体が物語をつまらなくしてるし、ヨアヒム王子の悪役ぶりも中途半端。

 期待してただけに、物足りない。

bion