「【"死の概念"から、離れて、新たな世界を目指し、疾走して、生きる。】」Away NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"死の概念"から、離れて、新たな世界を目指し、疾走して、生きる。】
■感想
- あの、黒い実態のあるかないか不明な巨人は明らかに"死"を具現化したモノであろう・・。-
・冒頭、少年は荒野のたった一本の枯れ木にパラシュートが引っ掛かった状態で、意識が戻る。
そして、章立てで、少年の"死の概念から脱出する姿"が、今までに観た事のないタッチのアニメーションで、一切セリフなしで、描かれる。
・途中の道には、少年の"心の通過儀礼"を具現化したような半円形の門や、ドミノの形をした不可思議な石柱が、現れる。
・そして、"生の象徴"の様な黄色い小鳥。生を容易に想起させる螺旋階段の底にある、間歇泉。
<ラトビア発の独特な世界観を持ったアニメーションに一気に引き込まれた90分であった。>
<2021年3月6日 刈谷日劇にて鑑賞>
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