「冤罪とも思わせる謎の魅力と怖さ」テッド・バンディ yamappleさんの映画レビュー(感想・評価)
冤罪とも思わせる謎の魅力と怖さ
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米国最大のシリアルキラーと呼ばれるテッド・バンディを、大好きなザックが演じるということで、絶対観たかった映画。
残酷なシーンはほぼ出てこないと聞いていたので、間延びしないかなと思っていたが、最後まで一気に見てしまった。
頭がよいサイコパスは恐ろしすぎる…というのがこの映画の結論。クレバーで主張も上手いテッドは、最後まで本当に殺人鬼なのかわからせない謎の魅力があり、かつ脱獄も2回も行うくらい状況を見抜き、臨機応変に解決できる力を持つ。
歯形や状況証拠的に、きっと彼がやったのだろう、というのは分かるけど、最後まで無実を主張していたので、本当に犯人なのか信じられなかった。
恋人のリズはそんな彼を通報した本人だったので、最後まで無実の人間を陥れてしまったのではと不安に思っていたが、最後はテッド自身から殺し方を聞き、殺人犯だと確信する。
でも、その時のシーンですら、本当にテッドがやったの?と思わせる雰囲気だった。
よくわからなかったのは、リズはなぜあの写真を持っていたのだろう?ということ。沢山犠牲者がいる中で、刑事が渡したのはなぜあの死体の写真だったのか?リズの知り合いだったのかな?
なお、調べたところ現実はもっと酷いみたいで、テッドはリズに暴力を振るうこともあったらしく、リズが見せた殺された女性はhacksawで首を切って、頭部をリズの家の暖炉で焼いたとか…。
とにかく、見た目とのギャップが凄すぎて、そして本当に殺人鬼かわからないストーリーすぎて、怖さが増した。ザック、イケメン役ではあるけれど、このサイコパスっぷりは、やっぱり演技上手だわ。
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