「良い、良いんだろうなと思って見たけど良い」きみの瞳(め)が問いかけている Normanさんの映画レビュー(感想・評価)
良い、良いんだろうなと思って見たけど良い
すてきです。
小さい頃、母親が自殺してしまい家族はいなくて、孤児院(?)のシスターさんに育てられた主人公の男性。
とある事故で目が見えなくなってしまった主人公の女性吉高由里子さん。
警備員をしてるおじさんにいつものように話しかけて
おまんじゅうとかあげたりして世間話してたら
全然知らない声の人。
おじさんはもう仕事を辞めていて、横浜流星がそこの後継バイトでした。
そんな偶然から2人は出逢います。
そこでいつもおじさんとドラマを見るのが
吉高由里子の日課だったけど、知らないおじさんに変わってしまって、帰っていると
見たければ見て良いとおじさんに言われ
その日から2人はそこで会うようになり
惹かれ合うお話です。
なんかすごい純愛って感じでした。
本当に主人公の彼は、彼女のことが
大好きで大好きで仕方なかったんだなって
見てるとふしふし伝わってきます。
昔のことを聞かれてケンカになったりしてましたが
元々彼は、ボクシングをしていて、その裏では悪い組織の用心棒や、地下格闘技でお金を稼いだりしていたからでした。
そのせいで三年近く逮捕されていました。
目が見えない中での仕事はコールセンターの仕事で
目が見えない方を受け入れて仕事をできる環境の職場でしたが、上司からセクハラを受けてました。
ある日、家に押しかけてきた上司に無理やり変なことをされそうになっていて、横浜流星が偶然家に来て助けます。
昔用心棒してただけあって、脅し方がこわいです。
指おってきます。
ですが、吉高由里子は、仕事なくなったらどうするのよ、責任とってくれるの?と言いますが
とると、言ってきて、かっけーなおいでした。笑
それを言われて、突き放す吉高由里子でしたが
後日、退職届をだして、彼の働く警備室にいき
責任とってよねと。
そして2人は一緒に暮らし始めて、吉高由里子に出会って、もう一度ボクシングをがんばろうと彼はボクシングを
一生懸命やって、バイトも頑張ってました。
吉高由里子のご両親は交通事故で亡くなってしまって
それは、吉高由里子がわき見運転をして亡くなってしまったのですが、ビルの上から火だるまの男性が落ちてきてそれに目を取られて事故して、両親を失い、視力を失いました。
それを聞いた横浜流星、呆然となり、実はその原因は全て自分の追い詰めてた人だったからでした。
用心棒で追い詰めた人が、自分で体に火をつけて
ビルから落ちてってしまったのです。
自暴自棄になっている中で
チャンピオンになるまでの最後の方の試合まで勝ち続けていた時に
昔かかわっていた悪い人たちから
地下でものすごい金が動くから戦えと言われます。
そんなとき、吉高由里子さんは
目が見えないうえで、さらに目の病気にかかり
手術しないと、もう完璧に目が見えるように
なることはない状態になってしまいます。
悪い組織のひとたちは、女がいると知って
彼女の家の扉に、組織のマークのスプレーの落書きをしたりして、横浜流星をおどしにかかります。
彼女に危険が及んでほしくないことから、
地下格闘技に出ることを決意します。
勝てば二度と関わらない、賞金を出すという約束の上で
チャンピオン戦があるのに、それをけって出場します。
試合に出る予定だった選手が変わったと、リングに立つ直前に言われた横浜流星。
出てきたのはゴリゴリのムキムキ黒人さん。
出来レースでした。
ばっちばちにされて、横浜流星が負ける試合に仕組まれてました。
が、まさかの横浜流星勝利!
試合後は、吉高由里子のもとから姿を消すつもりではいたのですが、賞金を吉高由里子と、火だるまでなくなってしまった男性の家族へ振り込みます。
勝ててよかったね!ってなってたら、そりゃそんな上手くいくわけなく、手下のやつに、後ろから刺されてしまいます。
吉高由里子の手術は無事成功し、視力がもどります。
ですが、横浜流星は行方不明。
家を建て壊すから退去しなきゃいけないけど
横浜流星が戻ってくるかもと、ずっとしぶっていると
横浜流星宛に贈り物が届きます。
それはシスターの彫り物がされた箱でした。
その箱の送り先にいき、シスターと話します。
そして二年後。
吉高由里子は自分のしたかったお店や、ボランティアで病院でマッサージをしたりいろんなことをしていました。
病院でマッサージしていると、最近入ってきたけど喋れないという男性に出逢います。
名前は高橋。
吉高由里子は、視力が治ってから彼にあってないため、顔がわからないけど、何か違和感を感じていました。がとくになにもなく終わってしまいます。
そこから、横浜流星は彼女のお店にいき、シスターの箱を見つけます。
蓋を開けると、吉高由里子がよく口ずさんでいた歌がオルゴールで流れます。
その音楽を聴きながら泣く横浜流星にスタッフさんは驚き。
店を出ると、横浜流星に犬が吠えながら近寄ってきます。
そう、2人が飼っていた用心棒のスクです。
飼い主ってわかるからすごく吠えてて、すぐを散歩させてた吉高由里子は、あっ、病院の!ってなるけど、それで終わりで、いつもはおとなしいのにどうしたの!スク!って。
なんかすれ違いヤダァぁーー!!!!ってなって
そのまますれ違い、店に戻った吉高由里子は、スタッフさんに
このオルゴールそんなにいいですかね?
泣いてる人がいた。と言われて、ハッとします。
この歌を聴いて泣く人は横浜流星しかいないからです。
大急ぎで探すけど見つからない。
けどどうにか海辺で見つけて、横浜流星はあのとき
お母さんと同じように自殺してしまう気だったのですか?
あなたのいる場所はここじゃないって。
おかえり。
ただいま。
で終わります。
ハッピーえんどおぉぉ。
いい映画でしたが、全員が壮絶な人生すぎて
やばいです。
最近は主演の人がよくても中身があまりな
作品が多い中で、この作品は
期待して見てもすてきでした、見てよかった作品でした。