「愛、哀、eye…」きみの瞳(め)が問いかけている R2さんの映画レビュー(感想・評価)
愛、哀、eye…
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感動作みたく泣かせに来るんだろうなーと思っていましたが、流星くんの良さを全開に出した映画で良かったです。
流星くんの空手などで鍛えた身体能力を活かす作品はあまりなくて、あったとしても掻い摘んで雑に入れたようなものばかりでした。しかし今作は、しっかりとアクションシーンを魅せて、血だらけでボッコボコとこのご時世、ましてや大人気俳優がやりそうに無かったことをやってのけたことに対して、製作陣・役者陣に感謝が止まらないです。
ストーリーの導入も自然な場面が多くて分かりやすかったです。明香里と塁の出会う場面も勘違いから始まるけれど、微笑ましくて。会う回数を重ねていくたびにお互いのことを少しずつ分かっていく感じも見ていて恥ずかしくなるくらいピュアでした。個人的には超サイコパスになった野間口さんが良かったです。途中退場が惜しまれるけれど…
元が韓国映画なのも多少あるとは思うのですが、突飛な展開が待ち受けていて、シスターが突然登場したり、別れてから顔と顔を合わせて2回も会っているのに明香里は気づかなかったりと少々間延びした感じがありました。
それでも、アクション・恋愛をバランスよくストーリーに落とし込み、演技力も申し分なく素晴らしいものに出来上がったと思います。流星くんには今後もアクションという1ジャンルの作品にたくさん出てもらいたいです。
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