バトル・オブ・ワルシャワ 名もなき英雄のレビュー・感想・評価
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プロパガンダの為に、かかわった人物を英雄に仕立て上げる そんな側面...
プロパガンダの為に、かかわった人物を英雄に仕立て上げる
そんな側面を持った危険な映画ではある。
歴史的に見て非常に無謀な事件ではあるが、一方でそれ程までに
ナチス軍が憎まれていた為だということは、この映画の空気感から
わかる。
ポーランドは 第一次世界大戦後、一旦独立を回復するものの映画の
舞台でもある第2次大戦にも ドイツと、さらにソ連勢力下の時代でも
何度となく独立運動の戦乱や混乱に見舞われている。
この映画は、ナチス占領下での過酷な支配に苦しんだ故の蜂起であった、
また支援もなく周りが敵しかいない状態にあって選択肢が他に無かった
という事を表現しているのだろう。
最後のシーンは頂けません。
ナチスに占領されたポーランドを救うため、イギリス亡命政府から派遣された密使の物語。
第二次世界大戦中のスパイサスペンスです。ナチス側スパイの暗躍、連合国内でのポーランド亡命政府の力不足、そしてポーランド内部での権力闘争。それらが上手に描かれていてました。
それ程派手ではありませんが、緊迫感がある場面も多く、楽しめた作品です。
ただ、最後に主人公が武力蜂起を支持する演説を行うシーン。これは余計だったと思います。個人的に大嫌いなプロパガンダの意図が垣間見えて、とても興ざめしました。
凄惨を極めたワルシャワ蜂起の映画を鑑賞していただけに、無責任極まりないシーンに思えてしまいました。
もっとも、遠い異国の人間だからそう思うのかもしれませんが。
タイトルなし
イギリスとポーランドの関係
連合軍がノルマンディーの上陸したころ、ポーランドのドイツ軍は次々と撤退していた。
イギリスのポーランド亡命政府はソ連の侵攻に、連合国は手を出さないことを知り、レジスタンス部隊には戦わないように、との命令を出した。
ポーランドの歴史の複雑さや、イギリスとの関係はとてもデリケート。
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