「ワルシャワ蜂起の発端を描き、自分には無い新たな歴史的視点を教えられたが、少々退屈なところも」バトル・オブ・ワルシャワ 名もなき英雄 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
ワルシャワ蜂起の発端を描き、自分には無い新たな歴史的視点を教えられたが、少々退屈なところも
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ラストシーン、これから明るい展開になる終わり方で、驚かされた。改めて調べてみたが、
1944年のワルシャワ蜂起、最終的にはナチス軍により徹底的に抑え込まれてワルシャワ軍も街も壊滅。それでも、闘いを起こしたそれ自体に大きな意義を見出す日本人とは異なる国民性に、新たな歴史的視点を提示されると共に敬意も覚えた。
とは言えエンタテインメント映画としては、主人公がロンドンで英兵に絡まれていたのを助けたジュリー・エンゲルブレヒトがめちゃ美人であったのは良かったのだが、早々とナチスのスパイであることが分かってしまう展開は、少々興醒め。ナチス軍隊の残虐さやゲシュタボからの逃走シーンは、わかりやすくてスリルも有り良いのだが、ぬかるみに嵌まった飛行機を大勢が協力して飛行に持ち込むシーンは、なんだか冗長に感じてしまった。
ブワディスワフ・パシコフスキ監督による2019年製作のポーランド映画。
脚本は、ブワディスワフ・パシコフスキ監督及びシルビア・ビルコス、撮影
はマグダレーナ・ゴルカ、音楽はヤニック・ドゥズインスキー。
出演はフィリップ・トロキンスキー (ヤン・ノヴァク=イェジランスキ)、ジュリー・エンゲルブレヒト 、 ブラッドリー・ジェームズ 、 ニコ・ログナー 、 ヤン・フリッシュ等。
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