「煉獄さんがカッコ良い」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ぐちさんの映画レビュー(感想・評価)
煉獄さんがカッコ良い
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アニメ26話視聴→漫画22巻まで一周読んだ程度
まず最初のお墓参りのシーン、木々が揺れているところからはじまるが、そこのアニメーションの綺麗さにまず驚いた。普段そこまでアニメを見てないだけなのかもしれんが。
見る前からバトルシーンの迫力に結構期待していたが、割と始めの方の、炎の呼吸一の型の演出からも、後半の煉獄vsアカザへのいっき期待が高まった。
映画全体としては前半は主人公炭治郎vs下弦の一、後半は主人公煉獄さんvsあかざ、といった感じの印象。
前半は少し退屈なところが多かったけど、各キャラクターの印象がなんとなくでも掴めるようになっていて、全くアニメを見てこなかった人にとっては必要なパートなのかなと思う。
炭治郎が夢の中で家族の元を離れるシーンからは炭治郎の家族愛がすごく伝わってきた。
後半は楽しめた。鬼の体を手に入れ老いることのない体で強くあり続けるアカザと、限られた人生の中で弱き者を守る、誰も死なせないという責務を全うする煉獄さん。「鬼になれ」「ならない」と言い合いながらの戦いはその価値観のぶつかり合いだったと思う。結果煉獄さんは死んでしまったけど、ただカッコいいキャラが死んで悲しい、というわけでなく、煉獄さんは自分の責務を果たした、煉獄さんは自分のやるべきことを貫いたということが、それ以上の意味を持っていたと思う。
個人的には、前半の夢のシーンで煉獄さんの回想多めとかにして2時間丸々煉獄さんが主人公の様な作りにして欲しかったと思うぐらい煉獄さんがカッコよかった。
ただ、今後も続いていくことを考えると難しいのだと思うし、物語の途中をくり抜いて映画にしたにしてはよくまとまっていたと思う。
続きも楽しみ
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