「命を懸けて守るものの切なさと熱い想い」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5命を懸けて守るものの切なさと熱い想い

2020年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単なる悪を倒す正義というものではなく、命のはかなさ、命を懸けても守るもの、そういった美学を感じさせる芯のある物語でした。
最後に煉獄さんが命を懸けて戦う姿は切なくも心に残るシーンでした。あそこで鬼の首をとって終わらないところがこの映画をぎゅっと締まったものにしているように感じます。喜怒哀楽、ふり幅の大きく、ときにユーモアもあって、とてもよかったです。

というのが1回目を観た時の感想。

あれから2ケ月半経って、すでに4回目を観ました。4回目を観たときも感動はそのまま鮮度は落ちてない。5回目も観るかもしれない、たぶん観る。

映画の続編は、映画版書下ろしとして、煉獄さんが柱になるまでを作って欲しい。無限列車以降の展開は少し横伸びしてる感があるので、煉獄さんの縦集中型でつくってほしいなと。実現性は低いとは思いつつ、また、原作にないようなカットをこれからつくるのめちゃ大変やと思いつつ、そんなことをイメージしてしまう。

菜野 灯