「15歳の少年が背負うものの重さ」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 たこさんさんの映画レビュー(感想・評価)
15歳の少年が背負うものの重さ
一話で充分残酷な境遇を叩きつけられていたのに、何となく忘れてしまっていた。
齢15歳の少年が背負っていた重さを劇場版を見たことで改めて思い出された。
同じく天涯孤独の身の上でありながら、それを気にすることもなく豪快で底抜けに明るい伊之助など、炭治郎は仲間の存在にとても救われていたんだろうな。
これまで家族の父親役をやっていたのに全て失って、頼りになる大人に出会えて、そしてすぐ失って。
ここまでの不幸とら不幸に打ちのめされない人間を描ききった作品はなかなかないのではないか。
原作でストーリーも展開も知っている内容だったけれど、原作をリスペクトした深掘りが丁寧で新たな気付きもあり、新鮮な気持ちで見ることができた。
今はバトル描写に夢中な少年少女達も、観るたびに読みかえすたびに違う感動に出逢えるかもしれない。
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