「残尿感」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ボヤッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
残尿感
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TV版のみ視聴してからの鑑賞。
煉獄が死んだことで、主人公たちに何をもたらしたのか?そこが描かれずに終わったので、残尿感のような後味の悪さだけが余韻となった。
こう書くと必ず「原作の続きを読め」といわれるのだが、映画で不足している部分を原作で補完しろというのは暴論である。
(描かれたことに対し理解を深めるために読むのならわかる)
重要人物の死を受けて主人公がいかに成長するまでを描いてこそ、1本の映画として成立すると思うのだが、そこを省略してしまったので煉獄の死は無駄にしか思えない。
悲しみを演出するためだけに、架空の人物とはいえ命を粗末に扱うことには怒りすら覚える。
表題は無限列車編とあるので、列車の鬼を倒し上弦の鬼がドーンと登場して次回へ続く、でもよかったのではないか。
煉獄の死まで描くのであれば、炎柱編として彼のエピソードを深く掘り下げるべきであった。
人気にあぐらをかいて、盛り上がりそうな場面をぶっこんだだけのつまらない脚本だと感じた。
自宅には子どもが買い揃えた原作漫画があるので、いずれ読むつもりだが映画の評価はおそらく変わらないだろう。
禰豆子がかわいかったのと、霹靂一閃の表現がよかったのでかろうじて★1.5です。
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