「この映像美には見惚れるしかない」劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 nawadeさんの映画レビュー(感想・評価)
この映像美には見惚れるしかない
初日に西日本最大のスクリーンIMAXレーザーGTで観たかったので、109シネマズ大阪エキスポシティに遠征して鑑賞したが、その甲斐がある内容だった。
原作でも一番好きなエピソードであった無限列車編であったが、テレビシリーズで上がりに上がった期待を更に超えてのクオリティに感服した。
前半は鬼滅のこういうギャグは嫌いなんだよな~と思いながら観ていたが、中盤以降の連続バトルはまさに圧巻だ!
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」のチームも合流し、まさにufotable一丸となり総力を結集した作品となった。
その「Fate/stay night [Heaven's Feel]」で絵コンテ・演出を担当し、ufotableを代表するアクション演出家である三浦貴博さんが絵コンテを描いてTVシリーズの「ヒノカミ」を担当した白井俊行さんと竹内將さんが演出した魘夢とのバトルは非常に味のあるもので、微妙なバランス感に支えられた列車上での戦いから炭治郎と伊之助が複雑に絡み合いながら剣戟を繰り返すバトルは非常にセンス溢れる映像だ。
その後に続く猗窩座は熱い、ただひたすらに熱い!
観ているこちらも力んでしまう気合の入った映像だった。
そして、炭治郎の怒りの叫びと慟哭のシーンでの花江夏樹さん渾身の泣きの演技に思わず涙腺が決壊。やばいくらいに涙がこぼれてしまった。
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」のセイバーオルタvsライダーの凝縮されたアクションが5.0なら、この「「鬼滅の刃」無限列車編」は4.5の映像が60分くらい延々と続いている。
この映像美には見惚れるしかない。このアクションを観るために、この後、何度鑑賞することになるだろうか?色々な映画館で楽しみたいね。(ちなみに現在、8回鑑賞済)