「佐藤二朗の別の魅力を知る」はるヲうるひと ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
佐藤二朗の別の魅力を知る
自分はコメディアンとしての佐藤二朗のファンで、テレビドラマ版DEATH NOTEで真面目な刑事役で出てた時等は(別にこの役二朗さんじゃなくていいのにな)と思っていたくらいでした。ザ・ファブルでも彼の魅力を引き出せていたとは思えず、やはり福田雄一監督のように好きにやらせてくれる監督か、斎藤工監督のように佐藤二朗のために前振りを用意してくれないと面白くないのかなと思っていました。そこへ佐藤二朗自身が監督ということでもうそれは好き勝手やるんだろうな、と思っていました。
いや、めっちゃこええー!
すごいパワハラを静かな口調でやるので、5秒後に何してくるか全然読めない恐怖。性的表現もこの人の時だけ異質なので、これ自分で演技プラン作ってるなんて実の娘見たらどうすんだと心配になりました。
静かな人が怖いというパターンはよく見ますが、突出していたと思います。
コメディ部分も他の役の人(特にミャンマーの人) でしっかりカバーしているので、怖さと笑いと愛についてバランスよく描いていると思いました。
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